このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
第5話、山波と光の休日
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F40は北陸自動車道をひたすらに進み、ようやく長岡JCTにさしかかった。
「あと4、50分で新潟よこの分だと間に合いそうね。」
「間に合いそう?何にです?」
「それはついてからのお楽しみ。」
F40は新潟西インターを降りて、国道116号を通り新潟市街地へ向かった。
しばらくして・・・
「いったい何処へいくんです?」
「新潟港よ・・佐渡島へ行くフェリーに乗るわよ。」
「佐渡島?」
F40は新潟市街地を抜け新潟港へ到着した。そしてF40はフェリーに乗り込み、佐渡島へ・・・
フェリーの甲板に移動して日本海を進む。
「佐渡に一体何があるんですか?」
「・・・佐渡には私の別荘があるのよ。」
「別荘?」
「そ、別荘よいつも自分の仕事が休みになるとここへ私は足を運ぶというわけ、山波君が入隊してくれた
おかげで、やっと私は休みになったのよ。幸い小松から近かったし。」
「小松から近いですか・・・はあ(3・4時間もかかったのにこの人は一体ただのバカなのかそれとも
世界中を回っているから距離の感覚が鈍いのか・・)」
山波は半分呆れたような表情をして光の話をきいていた。
佐渡島へ到着してF40は丘へと進んでいく。するとなにやら変わった建物を目の当たりにした。
「あれは地質エネルギーの研究所でハヤカワ博士(※FF:Uより)の家でもあるのよ、」
「!!ハヤカワ博士!?いいんですか!!他の作品のキャラなんか持ち出して!?」
「面白ければいいんじゃない・・作者も”まこれは同人小説的な作品ですので、面白ければ他の作品の
キャラをも使おうかと考えています。”といってんだし・・」
「それもそうですね・・イメージさえぶち壊してさえくれなきゃ・・」
「さついたわよ。ここが私の別荘よ。ちょっとここで待っててね、F40をガレージに入れてくるから。」
「はあ・・・・」
それから15分が経過し山波の前に光が再び現れた。さっきまでの紺色のスーツ姿ではなく、ジーンズに
Tシャツとごく普通の姿になっていた。
「じゃ行きましょうか。」
光の後に山波はついていき別荘の中の客間へと案内された。客間はそれは立派なもので鎧や武器そしてナント
F1まで展示されていたのだ。(おいおいコレが女の住むような客間かい。)
「ゆっくりしてってね。今飲み物もって来るから。」
山波は展示されている物を見回した。鎧や武器をよく見るとサイズはそんなに大きくはなく子供が着るサイズ
だった。あと長い剣も展示されている。
そして光が再び客間に現れてきた。
「それね、私が魔法騎士だったころに着用していた装備品なのよ。」
「これみんな本物ですか?」
「いいや、みんな複製品よ思い出の品として私が作ったものよ。」
「じゃあ、あのF1は?」
「あれはイベントで展示するレプリカよ、あれは1988年のイタリアグランプリでゲルハルト・ベルガーが
当時最強といわれたマクラーレンチームを破って優勝したのと同じ型のものよ。」
「まるで小室哲哉の自宅見たいですね・・・(※小室哲哉の自宅オフィスには本当にF1のフェラーリが展示されています。
(TMNラストコンサートのビデオより))」
「ホントに赤いのが好きなんですね。ここには他にどなたか訪問する人っています。」
「そううねえ、ハヤカワ夫妻とその子供たちが訪問したことがあるわね。特にアイちゃんなんかませててねまたかわいいのよ
これが・・」
すると光は一冊の本を取り出した。題名には”界列の日”と記されていた。
「これはハヤカワ博士が書いた本でね・・博士自身も異世界へ行った体験談が書かれているわ。」
「セフィーロにですかね・・」
「セフィーロとはまた違うところ見たいね・・・私もこの本がきっかけで異世界に興味を持つようになってねそれで、
龍崎さんに協力することにきめたのよ。」
「エレメンタル・フォースには誘わなかったんですか?」
「何度も誘ったわよ。でも博士は自分独自の道を進むといって断られたわ・・」
「そうですか・・・今はどうしてるんでしょうねえ・・・」
「知らない・・また異世界へ遊びに行ってるか、研究でもしてるんじゃないかしら・・」
「代表である獅堂さんがこんな立派な別荘に住んでいるんだから龍崎さんはさぞリッチちゃんなおやしきでしょうねえ。」
「そうでもないわよ。私の実家によく似たとこでしかも自分の家じゃなく龍崎さんのおじいさんの家に住まさせてもらって
いるそうよ。後で山波君と本田君には龍崎さんに会わせるのでね・・これ私の紹介状よなくさないでね。」
「いつのまにこんなのを・・・。」
「本田君にも渡してあるわ。」
「・・・紹介状と言うことは獅堂さんは付き添ってくれないのですか?。」
「私も忙しくてね、今度はチゼータへ取引の会合があるのよ。」
「チゼータ?」
「デボネアとの戦いでセフィーロに侵略してきた国のひとつなんだけど、あそこは商業都市でもあるのよ。前にも行ったけど
エレメンタル・フォースは貿易もしてるっていったでしょ。」
「・・・・すごいですね。他にもなんかありそうですね。」
「もちろん、他にも、都市開発や製品・食料・日用品・異世界への移住事業・エトランジェ(外人部隊)を中心とした治安維
持部門もある・・・山波君はその治安維持部門に配属になるわね。私はこの治安維持の司令官もやっているのよ。」
「まるで神羅カンパニーですね。」
「私も4日後にはチゼータへ行かなきゃならないしね。今日はここに泊まっていきなさい。明日は新潟駅まで送ってあげるから。」
「・・・わかりました。」
そのあと山波は光から龍崎の家の住所と地図をもらい客用の寝室へ案内された。
「今日はこの部屋をつかってね。」
「ありがとうございます。」
山波はこの部屋で寝ることにした。
「まるでホテルのシングルルームだな・・自衛隊の宿舎とはえらい違いだま士官扱いだから個室だけどね、オレもエレメンタル
・フォースに入ったらこんな暮らしができるのかな・・・。」
佐渡の夜はふけていく・・・・・。
翌日佐渡をあとにした、二人は新潟駅前にいた。
「本当は小松までまで送ってあげたいんだけどね私もこれからいろいろと予定があるのよこれ切符代ね。」
「は・・はい、本当にありがとうございました。」
「じゃあまた会いましょう。」
そういって光のF40は新潟駅をあとにした。
続く
管理人:PN.らくがきねこ
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