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第24話、戦闘開始(後)

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「正気か!?やめろ!!山波そんなことしたらお前やられてしまうぞ!!」
「ミサイルは残り1発しかない・・・まだだまだいける。」
そしてドラゴンが火弾を吐こうとしたそのとき!!
「いまだ!!」
山波は急上昇をして、ドラゴンを先にいかせ逆にドラゴンの後ろを捕らえたのである。
「ミサイルロック!!、発射!!」
ミサイルが見事に命中した!!
「5匹目!!」
そしてのこり一匹となったレッド・ドラゴンはその場から逃げていったのである。
「こちら、山波、残りのレッド・ドラゴンは逃げたこれより帰還する。」
司令部ではみな歓喜の雄たけびを上げた。そして龍崎は受話器を受け取って・・・
「二人ともよくやってくれた。ご苦労!!」
「・・・・オレは全部で4匹、本田は1匹だな・・・」
「おまえは40000Gの稼ぎか・・・オレは10000Gか・・でもF14だったらまけねえぜ。」
「そうだな・・・はやくF14がきて欲しいよ」
「でも、コレで俺たちは有名になるぜ何せ初陣で、レッド・ドラゴンを5匹も退治したからな。」
「総帥、カペラを回収しました。無事です。」
「うむ。」
そして、山波と本田のクフィールが基地に戻ってきたのである。そこには整備士や他の隊士たちが
暖かく迎えてきていた。拍手の音も聞こえている。また救助のヘリもやってきて、カペラもやってきた。
「おー!!カペラ!!無事だったか!!」
「あたぼうよ!!おまえこそよく無事にもどってきたじゃないかタクト!!」
カペラと本田はその場で抱きあった。そして山波もクフィールから降りてきたのである。さらに歓喜の
声が高まった。隊士たちはみな山波の周りを囲んでいる。そして・・・本田が声をかけてきたのだ。」
「おいっ!!」
一瞬、周りは静かになった。そして・・
「あいかわらず、無茶な野郎だぜ!!お前は・・・。」
「おまえもな!!オレよりひどいじゃねーかよ・・・」
「はははは、ちげえねえ。」
そして二人はがっちりと抱き合った。そしてふたたび拍手の音と歓喜が響きだしたのである。そのなかを
山波と本田は移動していた。
管制塔からは龍崎がその様子を眺めていた。
しばらくして山波と本田は基地内のロッカールームでフライトスーツから制服に着替えているところだった。
そこへ龍崎が入ってきた。
「ふたりともよくやってくれた。おかげでこの基地は救われたよ。おまえたちにコレを渡そう。」
それは2枚の金色のカードとプラグであった。
「なんですか?これは」
「光がこれらをおまえたちに渡すように頼まれていたんだ。金色のカードはチップカードだ、このなかに今まで
稼いだ金額が登録されている。いわば預金通帳みたいなもんだ。山波は今日4匹退治したから合計40000G
そして本田は1匹だから10000Gだ。よくやった。そして山波おまえは大尉に昇格だ。今回のおまえの働きは
すばらしかった、ありがとうさすが光がスカウトしただけのことはある。」
「ありがとうございます。龍崎先生。」
「うむ、これからもがんばってくれ、少佐になればおまえは紺色の制服が着られるぞ。本田もがんばれよ。」
「はっ!!」
「これはなんですか、ゲームのパッドみたいですが?」
「それはプラグといって、障害物を取り除く機能のほかにノートPCにもなるそうだ。またネット通信も可能だという。」
「便利なものですね・・・」
「光がこのあいだあわててオレに転送してきたんだ。わかんないことはあとで聞いてくれじゃあ、オレはこれで失礼するよ。」
そういって龍崎はさっていった。
「あれ一匹で賞金10000Gとは、相当すごい魔物なんだな。」
「ああ・・・がんばろうぜ本田。」
「おう山波、おっといけねえ山波大尉どの。」
「いいよ、今までどおり山波でいいおれたちゃガキのころからの親友じゃねえか。」
「そうだった。ははははは」
そして場面は一転する。
デボネア帝星ディアマンテ帝国ディアマンテ城、そこに黒い甲冑をまとった男が2名の側近を供に歩いていた。
呼吸音がやたらと聞こえている。そして玉座の前にひれ伏しているその男の名前はダーク・ロード卿。
「皇帝陛下、申し上げます。先ほど魔獣師からの報告によりますと。6匹のうち5匹が正体不明の戦闘機に撃墜されたと
いう報告がありました。」
「なんと、それは誠か!?ロード卿!!」
「はっ!!、間違いございません。」
「なんということだ、レッド・ドラゴンは魔物の中でも最上級だぞ・・・・わしの異世界征服計画がこれでは台無しではないか!!」
「申し訳ございません。エンツォ皇帝陛下。」
「それよりもあの女の行方はわかったのかもう6年もたっているのだぞ!!ロード卿!!」
「獅堂光は以前としてわかりませぬ・・」
「あの女はデボネアさまを殺した奴だ・・・・」
「あわてることはございませぬ・・・いずれ向こうから現れるでしょう・・・わしにはわかる・・・」
「もう何度も聞いたぞその言葉は、もうよい!!こちらから手をまわす!!セビルをこれへ!!」
「およびでございますか?エンツォさま」
「おまえは一度、獅堂光に殺された、それをわしが蘇生したこと覚えておろう。」
「はい、忘れもしません。」
「その恩に報いるときがきた、セビルよ獅堂光を殺せ!!」
「ありがたきしあわせにございます。これでデボネアさまの仇が討てるということです。」
「ただちにゆけい!!。」
こうしてついに刺客が放たれた。光たちはいまフェリーで佐渡へ向かっている。

続く
管理人:PN.らくがきねこ

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