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第35話、ミヘン・セッション(3)

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エレメンタル・フォース海上部隊の隊士たちはジョゼ海岸に到着した。
「ここよりももうちょっと丘の上の方がいいだろう。」
「龍崎さんFF軍の指揮官が呼んでますよ。」
「いまいく。」
そしてFF軍の指揮官と龍崎は対峙した。
「お久しぶりです。龍崎元総長、あなたの部下だった柴田です。」
「おまえが今回の指揮官か、出世したな。柴田。」
「エレメンタル・フォースはずいぶん少ないようですが・・・」
「エレメンタル・フォースはおまえらと違って”軍隊”ではない。あくまでも今後の支援をするだけにすぎない。本当は
断ってもよかったのだが、村上さんの頼みとあっちゃあ断るわけにも行かなかったそれに総老師の機嫌もそこね
させたくないんでね。」
「懸命な対応ですね。だから一番安全なとこに陣を敷いたのですね。龍崎さんもあろうおかたが・・。ま、我々は
”異世界最強の軍隊”ですからね、最前線に陣をしきましたよ。せいぜいあんたは高みの見物でもしててください。」
「てめえ!!さっきから黙って聞いてりゃ!!。」
「やめろ!!タクト!!、いわせておけ。」
「でも龍崎さんあんなこといわれて・・・。」
「我々は別に任務があるだろ!!いくぞ!!」
「わ・・わかりましたよ。」
「タクト・・やばくなったらおまえらも無理はするなどうせこの作戦は失敗する。おれはアルベド族と行動をともにする。
おまえは安全なルートを確保しておいておけ救援物資の搬送に必要だ。」
「わかりました。」
龍崎は本陣へ出頭した。そこにはシーモア老師、キノック老師そしてアーロンの姿もある。
「エレメンタル・フォース総帥、龍崎勇と申します。今回のミヘン・セッションにはヨウ・マイカ総老師じきじきの依頼を頂き
まことに光栄の”戦国無双”であります。」
「てっきり”信長の野望”というと思ってましたが(笑)、シーモア・グァドです。何でも極東の異国からきたそうですが。」
シーモアと龍崎は握手を交わす。そこへキノックとアーロンがよってきた。
「君はエレメンタル・フォースの指揮をとらずにアルベド族の指揮をとるそうじゃないか龍崎君。」
「いけませんか?キノック老師。」
「そうではないむしろ推奨したいぐらいだあのならず者に近い輩を手なずけてしまうんだから関心してるんだよ。これで
ミヘン・セッションは勝利間違いないなははははは。」
「(フンッ!!成功するものか!!実戦経験のないものがえらそうに・・寺院の無能な連中にはうんざりする。ああはやく本国へ戻りたいよ。)」
「(同感だな・・)」
「・・・!!。」
突然アーロンが龍崎の心の中に入ってきたので驚いている。
「(念話ができるのか!?あんたは。)」
「(そうだな・・・ここじゃなんだ場所を変えようか。)」
「(ああ・・。)」
龍崎とアーロンはキノックとシーモアのそばをはなれた。
「おやおや、初対面なのにもう意気投合してますなシーモア老師。」
「・・・・。」
シーモアは答えなかった。
そしてジョゼのとある場所。
「まさかおまえがこのスピラにきているとはな・・・龍崎勇。」
「なぜオレの名を知っている!!」
「次元の狭間じゃ3000の魔物をたった一人で倒したのだろ・・あれを知らんものはいない・・・」
「スピラの人間でオレを知っているとはな。でもオレは以前あんたに会ったことがあるような気がする・・・」
「・・・・そうか。それよりこのスフィアをみて欲しいいまオレが引き連れているメンバーだ。」
「召喚士の一行か。」
「そうだ。」
龍崎はスフィアをみたそしてそのメンバーもみてステータス分析をした。
「結構いいステータスをもっているな。エレメンタル・フォースではみんな即戦力だがまだ、”シン”を倒せる
レベルではない・・・でも鍛えればそれも可能かな。」
「さすがだなよく見抜いた、おまえはアルベド族を指揮すると聞いているがどうするつもりなのだ。」
「とにかく教えには背くが、機械で”シン”迎え撃つつもりなぞ毛頭ない。せいぜい”コケラ”を倒すぐらいだな
こんな作戦が成功しているんだったら、とっくに”シン”は消えているよ。」
「なぜ、ミヘン・セッションに参加したんだ!?」
「百聞は一見にしかずってやつだ。寺院のバカどもには口で説明するより、この目でみてもらおうと思ってね。
だからこの作戦では負傷者はおろか、大勢の人間が死ぬだろう・・・その後始末を俺達がするのさ。そのために
すでにアルベド陣営には救援物資を確保してある。そして復興支援の準備もな。」
「なるほど・・じゃオレは召喚士さまのとこへ行くいつかおまえにも協力してもらいたいものだ。」
アーロンはそういって龍崎の元をはなれていった。そして龍崎はアーロンたちのパーティーの戦闘指揮をとることに
なるが、それは別の物語・・・。


ここでひといき、今回は特別編です。そのためここでいったん切ります。それでは続きをどうぞ。


龍崎の襟にあるインカムが反応した。
「なんだ!!。」
「本田です。海上部隊隊士全員持ち場に付きましたそれとシド族長が探してました。」
「わかったオレはアルベド陣営へ行く、タクト、指揮はまかせる。」
「はっ!!」
龍崎はアルベドの陣営へ移動した。
「おせーぞ龍崎!!。」
「すまない。もう始まるのか!?」
「ああ。」
そしてジョゼ海岸では、チョコボ騎兵隊、討伐隊、FF軍が前線にいる、しかしそこにベベルの僧兵の姿はなかった。
「くるぞ!!」
海岸から”シン”が現れる、そして無数の”コケラ”をはなったのだ。チョコボ騎兵隊をはじめFF軍は突撃を開始した。
アルベド陣営。アニキが陣幕内に入ってきた。
「トタビ、マモノダヨヨシヘレセチサ!!(※親父、魔物がここに攻めてきた!!)」
「ハンガソ!!(※なんだと!!)
「くそ!!侵入を許したのか!?ガードは何をやってる!!、リュック!!オレと一緒にこい!!」
「あいよ。」
リュック・・後にアーロンのパーティーに加入する。今の時点では龍崎のアシスタントをしている。
「シンのコケラそれも上級クラスか・・」
龍崎はタークス・ロッドを抜きシンのコケラと対峙した。
「・・・はさまれたか・・・リュックは後方のコケラを片付けろ!!、オレはこの上級コケラを片付ける!!。」
「ひとりでだいじょぶなん!?」
「まかせろ!!。」
龍崎は上級コケラに突入しロッドの先端を突き刺し高圧電流を流した。
「すんごい・・・」
そして高圧電流をながしたあと。すばやく龍崎はロッドを上級コケラに一刀両断にした。上級コケラは真っ二つに割れ、粉々に砕け
散った。リュックの方も片付いたようである。」
「オレとしたことが・・・上級コケラの侵入を許すとは・・・ダチッ、チアミロフオロフマゴフハッセミウ!!(※ダチッ機械砲の方はどう
なっている!!。)」
襟についているインカムにアルベド語で龍崎はさけんでいる。
「ミユゲコマッキャゲチウ(※いつでも発射できる。)」
「ミミア、ルエヅエコツヒャマヌウハ!!(いいか、くれぐれも無茶はするな!!)タザルハッサナ、ヌヅシホオザアナシデノ、ミミハ!!
(※やばくなったら、すぐにその場から逃げろ、いいな!!)」
「ニョフアミ!!(※了解!!)」
ダチ(※FF10−2に登場した)との交信が終了した。
「龍崎さん、すんごい、いつアルベド語覚えたん!?」
「リンさんやリュックが教えてくれたおかげだ。」
そのころジョゼ海岸では”シン”のコケラと激しい死闘が繰り広げられているその中にはミハエルやイワンそしてタクトの姿もあった。
「よし、一気に突き進め!!」
柴田は自軍の兵士に攻撃を促し続けている。
そのときタクトのインカムに反応があった。
「タクト直ぐにその場から離れろこれは命令だ!!」
「・・・了解した。おいてめえら直ぐに離れるぞ!!。」
「逃げるのか!!やはりエレメンタル・フォースは腰抜けの集まりだな。」
「抜かしやがれ!!勝ち目のない、いくさはしねえのがうちのやり方だ柴田さんよ。」
「何をいう・・・ギレンじゃないけど、圧倒的じゃないか我が軍は・・」
「あんたもはやくここをはなれたほうがいいぜ・・」
「勝手にしろ腰抜け!!」
本田たちはその場を離れていった。だがFF軍や討伐隊は交戦中である。
そのときであった。”シン”から放たれた衝撃波がジョゼ海岸に襲い掛かってきたのだ。そしてその衝撃波は一瞬にして。海岸で交戦
していた。討伐隊やチョコボ騎兵隊そしてFF軍を塵と化してしまったのだ。
海上部隊の隊士は龍崎の機転で難を逃れたが、その影響でけが人が大勢でてしまった。
”シン”はアルベドの機械砲の前にいるそして一人のアルベド兵が機械砲を発射したが、”シン”は既にバリアをはり、まったく歯がたたない。
そして機械砲はあっという間に破壊されてしまったのだ。ミヘン・セッションは龍崎の予想通り失敗に終わった。

続く
管理人:PN.らくがきねこ

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