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第36話、ミヘン・セッション(4)

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山波と光そして岩崎の3名は龍崎によばれスピラに到着し、ミヘン街道をすすみ、ミヘン・セッションのあった
ジョゼ海岸へと向かっていた。そしてジョゼに近づくにつれ、傷ついた討伐隊がふらつきながら、歩くものやその場
で倒れ息絶えるもの、お互いに肩を抱えあい進むものが大勢いる。その中に山波は本田の姿を見つけた。本田は
他の討伐隊を抱えこんでいた。
「タクトーッ!!」
3人は本田のそばへ駆け寄った。
「大丈夫!?本田君!!」
「なんてことはないただのカスリ傷だ・・・それよりも無念じゃ!!無念きわまりない!!なんなんだよあのバケモンは!!
うおおおおお!!」
本田はその場で号泣した。
「獅堂さん、山波総長・・・俺達はまだいい。龍崎総帥の機転で負傷者はでたものの、死んだものは一人もいない・・でも
FF軍は柴田指揮官をはじめ全員死亡・・チョコボ騎兵隊も1羽と3名を残して全滅、討伐隊のリーダールッツ隊長も戦死
しました。体が半分しかのこらなかったそうですが、他のものは骨ものこらなかったそうです・・・」
ミハエルがそうこたえると光は驚いた表情になった。
「あのFF軍が全滅ですって!!我々をもしのぐ軍隊なのに・・」
「原因は自信過剰な指揮官のせいで全滅したと龍崎総帥はおっしゃてました。」
「自業自得だな・・・俺達を腰抜け呼ばわりした報いだざまあみやがれ・・」
「タクト!!そういうこというもんじゃない!!。それで、動けるものは・・・」
「オレとイワンそしてミハエルだけだ。」
「オレたちをいれても6名か死人がでなかったのが唯一の救いだな。」
ここはミヘン街道の旅行公司・・・負傷した海上部隊隊士をはじめ討伐隊やアルベド族の怪我の手当てをしている。
「岩崎、おまえが来てくれて助かったよ。まさか医者の資格をもっていたとはな。」
「実家は薬剤師でしたから・・薬の調合も心得ていますのではい・・。」
「・・・もう寺院のいいなりになっては今度は間違いなくこっちにも死者がでる・・おれは決めた。討伐隊もみんな撤退して
ると聞いている。おまえらも57名の海上部隊の隊士を引き連れて本国へ帰れ。」
「龍崎さんはどうするのですか?」
「おれはまだここに残る・・・そして村上弘之と合流して”シン”完全に倒す!!。」
「村上弘之は見つかったのですか!?」
「ああ・・・もうすでにあっている。」
そうアーロンが村上弘之その人であったのだ。彼は最初にスピラに入りいろいろと調査をしていたそして名前もハンク・アーロンと
変えて、キノック老師と知り合い、ブラスカ・イシミネとジェクト・エイブスとともに”シン”を倒すのに成功する。また過去にも
フリオニールとしてパラメキアの皇帝(※FF2より)を倒し、ザンデ(※FF3より)やゼロムス(※FF4)等の戦いの指揮を影から
とり、勝利へと導いた伝説の戦士となっていたのである。龍崎はその村上弘之に憧れていた。
(※注、これは作者の独断と偏見での設定なので、本気にしないでください。)
「またオレはシド族長にスピラ中の召喚士を”保護”するようにも進言した。やりかたは人さらいに近いがこれ以上召喚士やガード
を犠牲にしたくない・・・オレはこのスピラを調査して知ってしまったんだよ。ブラスカは10年前に究極召喚をさずかり”シン”を倒した
しかしそれでブラスカは逝ってしまい、ジェクトも・・・・それだけでないまた”シン”はよみがえるだからブラスカたちはただのネコ死にだ。」
「それをいうなら犬死ですよ。」
「・・・・だからオレはそういったばかげたことをやめさせる。そしてこのオレの手で、スピラの悲しい死の螺旋を終わらせる!!。」
「(ランティスがいったことと同じだ・・・・。セフィーロの柱の制度をおわらせるのと・・・)」
「光、救援物資がたりない・・またアルベドホームに転送するよう手配しておいてくれ。」
「・・・わかりました。」
「それから山波とタクト、光はジェオとザズをつれてクーカイ・ファウンデーションへ行け。今回の戦いで隊士のほとんどは死者はいないとは
いえもう再起不能となってしまい使い物にならない。クーカイ・ファウンデーションで治安維持部門の再編成をしてもらいたい。頼むぞ。」
「はっ!!。」
「すでに鈴木には連絡してある。また57名の隊士は本国に付き次第、全員除隊かもしくは他の部署へ転属させろ。光、おまえにまかせる。」
こうして山波たちは57名の隊士を引きつれ、スピラを後にした。
その後龍崎はアルベド・ホームにてアーロンこと村上弘之のパーティーと合流し、戦闘の采配をし、見事に”シン”を完全に倒すことになる。
そしていよいよ物語は新たな展開をしていく。

続く
管理人:PN.らくがきねこ

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