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第46話、クレフ編(7)ダーク・ロード誕生(後)

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クレフのギアとマコトの魔神はビームソードを抜いたまま対峙している。そしてセフィーロはいま帝国の攻撃によって、火の海と化して
いる。セフィーロの人々は逃げ惑い、その恐怖心によって、魔物も現れ最悪な事態となっていた。
「ザガート、ここは私に任せてろ、お前は、民を一人でも多く安全な場所へ移動させるのだ!!。」
「かしこまりました。クレフ様。」
そのあと、白い女性型の魔神が現れた。光たちと戦ったものとは少し異なっている。
「クレフ様私も戦います。」
「その声はエメロード姫か?。」
エメロード姫は光たちがザガートを倒した後に戦ったときと同じ外見になっていた。
「柱のあなたが戦うなんて危険すぎる!!。それにこの魔神は!?。」
「これは、先代の柱であったディーノ様がこのセフィーロのために作り出された魔神です。」
「ディーノ様が・・・しかしムチャです。もしものことがあったら・・・。」
「魔法騎士がいない今このままほっておいたらセフィーロは滅びます。どうせ死ぬなら、思いっきり戦って死にます。」
エメロード姫のセフィーロを守りたい意思はそうとうなものであった。
「・・・わかった。エメロード姫はザガートの援護をしてやってくれ。」
「わかりました。」
そのころアルシオーネはプレセアさんと一緒に帝国軍のアーマトループスと激しい戦いを繰り広げていた。
そのときシエラ(プレセアさんの妹)が駆けつけてきた。
「アルシオーネ、プレセアお姉様これを。」
シエラが渡したのは機関銃だった。
「これは?。」
「私が作った魔神銃(マシンガン)です。マガジンには魔法弾をつめてこんでいますこれなら敵の装甲も貫けるかも・・。」
「とにかく借りるわね。」
アルシオーネとプレセアさんは魔神銃をうけとり、次々とアーマトループスを倒している。
そしてクレフはプロト・レガリアに向かって叫んだ。
「お前は!!。」
「わしはディアマンテ帝国親衛隊長のダーク=ロードだ。エンツォ様の命により、セフィーロを滅ぼす!!
「何故だ!!何故このようなまねをするマコト!!。」
「もはやセフィーロは必要ではないエンツォ様こそが新しい主なのだ。」
「エンツォは新しい国を作った事で我々を招待したではないか!!我々私はそれを祝福するつもりだった!!なのに
何だこれは!!コレがエンツォのやりかたなのか!!。」
セフィーロは各地で地響きだけでなく、各地からマグマが噴火しまさに地獄と化していた。そして、クレフのGTSとマコトの
プロト・レガリアのいる周囲は灼熱の地となり、近くには溶岩の川が流れている。
「セフィーロはこれほどの地獄と化したのに崩壊しないとはな・・・・さすが、柱の意思の力が強いだけのことはある。これが
もしディーノ様ならとても支えきれないだろう・・・。」
そしてマコトはクレフに斬りかかっ手きたが、クレフは辛うじてこれを受け止めた。
「やるな・・・・。」
「あの時、エンツォが去るときにお前も一緒に去ればよかったではないか何故去らなかったのだ!!。」
クレフは必死に応戦する。
「わしにも迷いがあった。だからディアマンテ帝国がどのような国になったかこの目で確認しておく必要があった。そしてあの
招待状がきてからその国を見るよい機会だと悟ったのだ。そして結果はセフィーロよりも豊かな国とわかっただからわしは
エンツォ様のだ、についていくことにしたのだ!!。エンツォ様はお前たちのに自分の国を見せたかったのだ。それからなら
ここで死んでも遅くはないとな。」
「そのためにセフィーロを滅ぼすのか!!貴様は!!。」
プロト・レガリアはクレフのGTSの左腕を思いっきり切り落とした。
「うぬううっ!!」
「ギアで幸いだったなクレフ!!、これが魔神だったら、お前の左腕も切断されていたぞ。」
「そのようは剣でわしに勝てると思っているのか!!わしは獅堂流の継承者だぞ!!。貴様の剣技なぞ話にならぬ。」
「ならなぜおまえは6才の娘に負けたのだ!?。」
「う・・・そ・・それは。」
クレフのGTSはプロト・レガリアに突進しプロト・レガリアの右腕を切断したと同時にマコトの右腕も切断されたのだ。
「バ、バカナ・・・。このわしが・・貴様なぞに。」
「シドー!!私とてお前の先祖獅堂武に剣技を受けているのだ。お前はたしかに腕はいい、だが100年もたったいま
その剣には衰えと”スキ”が生じているのだ!!。セフィーロに帰った私はその剣術をもとにさらに鍛えていた。お前の負けだ。」
そしてクレフはさらにプロト・レガリアの両足と左腕をも切断した。
「うがああああああぁ!!。」
四肢を失ったプロトレガリアは溶岩の川近くに放り出された。
「こ・・・・こんなことが・・・・わしがお前ごとき導師ふぜいに敗れるとは・・・・た・・・たすけて・・・くれ・・・・。」
「おまえの自惚れと油断そして相手を侮った。だからお前は負けたのだ。未熟だからとかではない、おまえはこのセフィーロに
来た時点で既に負けているのだよ。だから私はお前を助けない。」
「おのれー!!クレフ!!。」
プロト・レガリアはそのまま溶岩の川へ落ちていった。
そして、溶岩によってとけかかったプロト・レガリアは岸に打ち上げられ、それを見た、アーマトループスがコックピットをこじあけ、
見るも無残となったマコトを外へだしたのだ。
「そんな、ロード卿がやられるなんて・・・。ん・・・まだ息がある・・・衛星兵至急生命維持装置を!!。」
「はっ!!。」
「インスパイア閣下へ打電しろ。」
「なんと打電するのでありますか?。」
「ロード卿がやられた。それにこのままでは我々も危ない至急本国へ帰還すると・・・。」
「はっ!!。」
そして帝国軍は次々とセフィーロから去っていった。そしてザガートの魔神とエメロード姫の魔神がクレフのGTSに近づいてきた。
「クレフ様ご無事でしたか!!、あっ左腕が!!。」
「これは魔神ではないから心配ない。私は無傷だ。それより、民は?。」
「生き残った民はすべて安全な場所へ避難させました。」
「それはよかった。しかし・・・セフィーロはもう・・・。」
「ここは私が・・・。」
エメロード姫の魔神は祈りをはじめた。すると、溶岩の川はたちまちもとの川に戻り、地響きが続いていた台地はゆれがおさまっていったのだ。
そして真っ赤になっていた空も青色に戻っていき、セフィーロはもとの大地に戻っていった。
「こ・・・これが柱の真の力・・・エメロード姫の意思はディーノ様をもはるかにしのいでいる・・・。」
「・・・・すごい・・・。」
ザガートはただ呆然と見ているだけだった。しかしこのザガートも後にエンツォと同じように柱制度に疑問を持つようになってしまう。
そしてエメロード姫はその場に倒れこんでしまったのだ。ザガートとクレフは魔神からおり、エメロード姫のそばへ駆け寄った。すると
さっきまで大人の姿をしていたエメロード姫は少女のすがたに戻っていたのだ。ザガートがエメロード姫を抱きかかえた。
「ザガートさま・・・私はどうやら、力を使いすぎたようです。」
そういってエメロード姫は気を失ってしまったのだ。そして、アルシオーネ、プレセアとシエラもクレフのところへ駆けつけてきた。
「導師クレフ、ご無事でしたか・・・。」
「ああ・・・しかし、帝国の攻撃でセフィーロは滅びかけたが、エメロード姫のおかげでセフィーロは滅ばずにすんだ。」
「エメロード姫はいまは?。」
「ザガートが城へ連れて行った・・・。」
「しかし、また今回のように外敵の侵略もありえます。」
「その通りだ、・・・だからさらにセフィーロを強固な守りにする必要がある・・。もうエメロード姫にこれ以上無理はさせたくない・・・。
プレセア、そしてシエラ!!お前たちの力を借りたい。このセフィーロを外敵からの侵略を防ぐようにしたいのだ、協力をしてほしい。」
「わかりました・・・。」
それからセフィーロは大地全体を鏡で覆うようにしたのである。コレによって海がうつり空のように見えるのだ。こうしてディアマンテ
帝国は二度とセフィーロへ侵攻してくることはなかった。


ここでひといき、今回は特別編です。そのためここでいったん切ります。それでは続きをどうぞ


場所は変わってここはデボネア帝星、マコトを乗せた船はディアマンテ帝国本都に到着していた。そしてインスパイア中将と一人の
右目を眼帯して、紺色の軍服をきた帝国軍将校(※セビル、後のデボネアの部下このころはまだ人間だった。)が駆け寄ってきた。
「おお、なんともおいたわしい、こんなお姿になるなんて・・・・。」
インスパイア中将は嘆き悲しんでいた。セビルが答える。
「早くロード卿を蘇生手術をするんだ!!、もし死なしてみろ!!、おまえら全員銃殺だぞ!!わかったな!!。」
「わっ・・・・わかりました。治療には最善を尽くします。セビル大佐!!」
「よし!!行けい!!。」
皇帝の間
「なんということだ・・・・・。ロードがやられるとは一体誰がロードをこんな目に・・・おおおおおおお。」
エンツォも嘆き悲しんでいた。そばにはインスパイア中将とセビル大佐そして深緑色の軍服をきたシグマ中佐の姿もあった。
「陛下、いまロード卿は帝国の中でも選りすぐりの医師によって蘇生手術を受けております。ただかなりのやげどなので、肺をはじめ
他の臓器もやられております。生きているのが不思議なくらいです。そしてロード卿は体の9割は機械化されます・・・。」
「とにかく、ロードが死ななければそれでよい。ええいこうなったら・・・ロードの仇を・・・。」
「それはなりませぬエンツォ陛下・・。」
「なぜだ!!インスパイア!!。」
「今回の戦いでセフィーロはさらに強固な守りをつけるでしょう。それに地獄と化したセフィーロも柱の力によって、ほぼ復興したとの報告も
あります。それにアレだけの力を柱がもっているとなると、うかつに攻略はできません。ここはこの帝国の土台を強くすべきです。」
インスパイア中将はそうエンツォに進言したのであった。」
「すると・・何か、今のセフィーロの柱は亡きディーノ様をもしのぐというのかインスパイア!?。」
「おそれながら、そういうことになります・・・。」
「もうよい!!さがれ!!。お前のよきにはからうがよい!!。」
そしてここは手術室、ベッドに寝かせられているロード卿は黒い甲冑で体を覆われい、黒いマントを羽織っている、そしていま、顔には仮面を
つけられ、その上から黒いかぶとがかぶせられた。そしてベッドは垂直になり、ロード卿は起き上がった。そして呼吸音がしきりに鳴り響いて
いる。いままさにダーク・ロードの誕生である。
手術室をでたところにはエンツォとインプパイア中将の姿あった。そしてエンツォがロード卿によってきた。
「大丈夫かねロード卿。」
「申し訳ありませんエンツォ様。」
「良い!!勝ち負けは兵家の常だ。これからも私に仕えそして励め!!。」
「おおせのままに・・。」
そして月日は流れた。時に1994年ディアマンテ城、一人の将校が、ロード卿のそばへ駆け寄ってきた。
「申し上げます!!。」
「何事だ!!。」
「セフィーロでは異世界から来た魔法騎士によって、神官のザガートと柱であるエメロード姫が倒されましたと報告がありました!!。」
「何、ザガートが魔法騎士に倒されただと。それはまことか!?。」
「はいっ!!間違いありません。」
「セフィーロを攻めるなら今だな・・・・。柱もいなくなった。魔法騎士・・・・。ザガートはおろか、あのディーノ様をもしのいだ力を持ったエメロード
姫までもやられるとはな・・・。」
「しかし、本当にこんなのにやられたのでしょうか?。」
将校は写真をみている。
「その写真はどこで手に入れた!?。」
「セフィーロに超小型のスパイカメラロボットを送り込んで取らせたものです。」
「わしに見せろ!!。」
ロード卿は将校から写真を取り上げ、それを見たすると。
「こ・・・・これは!!まだ子供しかもこんな3人の小娘にやられたのか!!。」
「私でも信じられないのです。しかも赤や青そして緑色の巨人にのりこんで倒したとのことです。」
さらに将校は別の写真をロード卿に渡した。その写真には3体のセフィーロの魔神が映し出されていた。
「こ・・・これは・・・ディーノ様がセフィーロの守り神として作られた魔神ではないか!!。」
「レイアースにウインダムそしてセレスだな。」
「はっ皇帝陛下!!。」
将校とロード卿はエンツォの前にひれ伏した。
「異世界の魔法騎士か・・・ディーノ様が封印したものをといたのであろう・・・それなら、あのザガートやエメロードが勝てない
わけだ。あの魔神はわたしとディーノ様で作り上げた最高傑作だからな。しかしこんな小娘らに倒されるとはな・・・。」
「エンツォ様ここは私に再びセフィーロへの侵攻命令を。」
「その必要はない、我々が手を下さなくてもセフィーロは滅ぶさ・・・エメロードもいない・・・それにディーノ様やエメロードに代わる柱はもはや
いまい・・・・。」
「申しあげます!!。」
「なんだシグマ!!。」
「セフィーロの隣国オートザムとチゼータそしてファーレンがセフィーロに侵攻を開始いたしました。」
「はははは、これで本当に我々が手を下す必要はなくなったわけだ。」
そこへ黒いドレスをまとった女と赤い髪の耳をとがらせた少女が現れた。
「なにがおかしいのだ!!エンツォ」
「おいっ!!そこの女、エンツォ陛下になんだその態度は口を慎め!!。」
「よい、シグマ彼女は私の”友人”だ。そうだろデボネアさま」
デボネア、それはセフィーロの民の不安と恐怖によって具現化して生み出された魔女であるが、それは表向きであって、実はエンツォはザガート
とエメロード姫が魔法騎士に倒されたことをすでに知っており、それによってセフィーロの人々の恐怖と不安はますます増長した。
エンツォはその力を利用して、魔女デボネアを作りだしたのだ。エンツォの目的はセフィーロを無に返すためである。
「エンツォ。面白いものを見つけたよ。」
「その耳を尖らせた小娘か。」
「ああ・・・。ノヴァと名づけた。彼女は魔法騎士の一人のダークサイドさ。」
「暗黒面か・・・。」
「ヒカルと言う魔法騎士の分身だ彼女は。」
「(ヒカル!?。)」
その言葉にロード卿は驚いた。
「どうしたのだロード卿?。」
「いや・・・ワシの娘の名前と同じなのでな・・・。」
「そういえばお前は、ヒカルという当時6歳の娘に敗れてここへ来たのだったな・・。」
「おい・・・もう一度さっきの写真を見せてくれ・・。」
「あ・・・はい。」
ロード卿は再び魔法騎士の写真を見つめた。
「おお・・・この赤い髪は間違いない・・・わしの娘だ・・・すっかり立派になりおって・・。」
黒いマククのしたから涙があふれ出ていた。
「そうか・・魔法騎士の一人はお前の娘か・・・しかしたいしたものだ。暗黒面に己が飲まれる前に無意識に分身を切り離していたとはな。」
「そして泣いているこのノヴァを私が見つけて養女にしたのさ。エンツォ、私がセフィーロをつぶしてもよいか?。」
「いいだろう・・・。魔法騎士は必ずセフィーロへ現れるだろう・・・。あんたの好きにしな。我々はここでゆっくり高みの見物をするさ。
・・・・しかし念には念にいれなければな。セビルをここへ。」
そしてセビルが現れた。
「およびでございますか、エンツォ様。」
「おまえに一個中隊をあたえる。デボネア様と行動をともにとれ。」
「かしこまりました。」
このあとセビルはデボネアの手によって身長3mもの魔物に改造手術をうける、結局光に倒されるが、エンツォによって蘇生されたときは
元の姿に・・・。
エンツォは、デボネアにエンツォはデボネアの部下と思わせたのである。そしてこのディアマンテ帝国の星はデボネア帝星と名づけたのは
このころからであった。そしてエンツォはセフィーロの裏の大地にデボネア城を作らせそこにデボネアを配置させたのだ。
ダーク・ロードは光がノヴァやデボネアの魔物と戦っているところを水晶を通してみている。
「(光・・・・大きくなったな。)」


ここでひといき、今回は特別編です。そのためここでいったん切ります。それでは続きをどうぞ


そして舞台はふたたび2001年に・・・。
「結局おまえの父はセフィーロをまもるため、ダーク・ロードと戦いそして壮絶な最期をとげた・・・。そのおかげででセフィーロは
二度と帝国に侵略されることはなかった(私はウソを付いている、しかしヒカル自身がその目で真実を受け入れるには・・・)。」
「そんな戦いがあったのか・・・・私が魔法騎士になる以前に・・・しかし以外だあのザガートとアルシオーネがセフィーロを守る戦いをして
いたなんて。それにエメロード姫にそんな力もあったとは・・・。」
「・・・・そうだな・・・。そうして私はお前に渡したいものがあるのだ。」
クレフは黒いトランクを取り出しそれをあけた。
「なんかでかい、懐中電灯みたいですね。」
「ヒカルそこの青いボタンを押してみろ。」
いわれるがままに光は青いボタンを押した。すると光状の剣になったのだ。
「その光の剣はお前の父の形見だ。その剣の威力は己のフォースによってことなる。高ければ高いほどその威力は増すのだ。」
「(これはアルテマ・ウェポン・・・龍崎さんがいってらたある意味最強の剣。)」
「まるでガンダムさんにでてくるビームサーベルですね・・・。」
「・・・そうね、でもセフィーロにこんな武器があったなんて知らなかったな。」
「いやこれはセフィーロで作られたものではない、ある異世界で作られた武器だ。次元の狭間とかいってたな・・・」
「次元の狭間だって!!次元の狭間は昔、龍崎さんが修行していたところ。」
「龍崎を知っているのか、光!?。」
「しってるも何も、龍崎さんはエレメンタル・フォースの総帥で、デボネアとの戦いのあと私の師匠でもある。」
「そうだったのか・・・。龍崎勇あの男は異世界でやつの名を知らぬ者はいない・・・・龍崎勇はたった一人で次元の狭間の魔物を3000匹
倒した男だからな。それで彼はいまどこに?。」
「龍崎さんはいまスピラにいってシンとかいう魔物を倒す戦闘指揮をとりにいってるよ。」
「ぜひ、あって見たいものだな。・・・・」
「それにクレフ、この武器が何かわかってる?。」
「しらない・・。」
「これはアルテマ・ウェポンといって、使うものは限られている、本当にフォースが高い人間でないと使えない剣なんだ。私が知っているのでは
このアルテマ・ウェポンを使いこなせるのは、龍崎さんとその師匠である葛西先生(※FF6のロック=コールの本名)そしてクラウド・ストライフ
(※FF7)だけだ。」
これ以外にも、エドガー、ティナ、セリス(※FF6)、ジタン(※FF9)そしてティーダ(※FF10)が使いこなせるのであった。
「そんな武器なのか、どうやら、ヒカルは使いこなせるようだな。しかしヒカル、もし本気でディアマンテ帝国と戦うならいつでも私を呼んでくれ。
それにエンツォは強い、あのデボネアよりも・・・。」
「クレフ、私だって今までの自分ではないんだよ。こっちには龍崎さんがいるし。」
「・・・・そうであったな・・・・じゃあ、私はコレでおいとまさせてもらう。」
「今日は遅いから泊まっていったら。部屋はあるし。」
「それもそうだな。」
結局クレフは光の別荘に泊まることにした。まだこの時点では山波たちはデボネアを生み出した黒幕がエンツォであることは。
まだ知らない。そしてダーク・ロードが実は暗黒面に飲まれてしまった光の実の父親であることも。
翌日、光はビジネススーツ(ゼノサーガカラー)を着用し、山波も背広(ゼノサーガカラー)を着ていた。そして新潟空港まで移動し、
光のビジネスジェット(自家用機)にクレフも乗せ東京へ向かった。
「おまえこんな飛行機とか言うのも持っているのか。すごいな。」
「私は表向きは貿易会社の社長だからね、仕事では飛行機は欠かせないのよ。」
「しかもお前がコレを動かせるなんてすごい。」
「山波君は元航空自衛隊のパイロット、私も龍崎さんのもとでいろいろな乗り物の操縦方法を教えてもらったからね。飛行機だったら
私でも、セスナからジャンボ(B747)まで操縦できるよ。」
現に光は一瞬とはいえDC−10を操縦していた(※32話参照)。
そして光の飛行機は羽田に到着し、そこからタクシーでエレメンタル・フォースの東京オフィスへ向かった。

続く
管理人:PN.らくがきねこ

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