このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
第47話、クレフ編(8)再びセフィーロへ
戻る時はブラウザで”戻る”を指定してください。
東京オフィスへ戻った光は自室に入りそこでシャワーを浴び、紺色のビジネス・スーツに着替えた。
そして代表室にクレフを招きいれたのだ。
「なかなかいいオフィスだな。」
「・・・ありがとう、いまお茶入れるね、何がいい?紅茶それともコーヒー?。」
「日本茶をもらおうか。」
光は近くのポットからきゅうすにお湯を入れてお茶を入れた。
「どうぞ。」
「わるいな。てっきり秘書が出すかと思っていたのだが・・・。」
「いいじゃない別にそれにクレフは私の先生でもあったから。」
「そうだな・・しかしここは隣に部屋があるのだな。」
「隣はバスルームと便所そしてベッドルームになっている。私はここで勤務する時はいつもここで寝泊りしているのだ。」
「そんなに忙しいのか?。」
「これでも楽になったほうよ。山波君が来るまでは、まる2ヶ月ぶっとうしだった。でもいまは、山波君が手伝ってくれるように
なったんで、3日に一度は家(実家のこと)に帰れるようになった。」
「山波君か・・頭いいそうだな。彼は」
「クレフ、わたしはいままで魔神は柱を殺すために作られたものだと思ってたのだが、エンツォが作ったものだとわかったときは
エンツォは最初からセフィーロを・・・。」
「それは違うぞヒカル、確かに今のエンツォはセフィーロをつぶすつもりだったが、以前は本当にディーノ様にも良く尽くしていた。
そして魔神を作る事はディーノ様の願いでもあったのだ。魔法騎士のための鎧としてそして守り神としてつくりだし、それをディーノ
様は封印を施したのだ。ただ魔神は柱を倒せるほどの力を携わってしまったために、エメロード姫そう言ったのだろう・・。」
「それならいいが・・・。」
「ヒカルは今後の予定はどうなっている。」
「今日の夕方にはクーカイ・ファウンデーション(※ゼノサーガより)へ向かうつもりだが。」
「その前にセフィーロによって欲しい・・・。」
「セフィーロに行くのまた・・。」
「たのむ・・・。」
「その代わり山波君も連れていくわよ。」
「すまんヒカル。」
そして、光は次元転送装置を搭載したヘリコプターにクレフと山波を乗せセフィーロへ向かうのだ。
「こんなので行くのかヒカルおまえのあのビジネス某(なにがし)はどうした?。」
「セフィーロに滑走路はないでしょ。だから垂直離着陸できるのりものでないとね。」
そして山波の操縦するヘリはセフィーロ上空に差し掛かった。
「これがセフィーロか・・・。あっでっかい飛魚が空とんでる。」
「あれは私の精獣フューラだ。」
「あれが導師クレフの・・・すごいですね。」
「まあな。」
「どこに着陸させる?光。」
「城の屋上がいいわね。」
そしてヘリは屋上に着陸した、外ではフェリオが迎えに来ていた。」
「お帰りなさいませ導師クレフ。」
「久しぶりねフェリオ。」
「ああ、んそいつは?」
「私の部下の山波裕人よ。」
「お初にお目にかかります。私はエレメンタル・フォース総長兼治安維持部門航空部隊統括の山波裕人少佐といいます。」
「ああ、よろしく。」
山波とフェリオは握手を交わした。
「こっちだ二人とも。」
クレフの案内で山波と光はセフィーロ城の地下へと進んだ。そしてクレフは手のひらのオーブから鍵を取り出し、扉をあけた。
中はたくさんの書物の山そしていろいろな武器と防具が置かれていた。
「クレフ、ここは?」
「ここはかつてエンツォが使っていた部屋だ。」
「エンツォ!?」
「ここでは魔神や魔法が生み出されたとこでもある。」
山波は一枚の図面を広げた。
「光、これなんて書いてあるかわかるか?」
「これは魔神の設計図みたいね、”レクサス”って書いてある。」
「それは別の名前はプロトレイアースともいった、コレは飛行形態にもなるのだが、実用はされなかった。」
「何故です。」
「魔神は鎧のようなものであって。動きやそのダメージが自分に反映してしまうのだ。そんなので飛行形態にしてみろ。
全身複雑骨折だぞ。」
「あっそうか・・・。でもコレをオートザムでつくらせれば・・・導師クレフこの図面もらっていいっすか?。」
「別にかまわないが・・・。」
山波はキーアイテム、プロトレイアースの図面を入手した。
「そんなのもらってどうするの山波君。」
「きまってるコレを元に新しい機体を設計しようと思ってね。」
「これをもってけ光。」
「これは?」
「セフィーロの歴史をしるした書物だ私が書いたものだ。」
「ありがとう、もらっておくね。」
「このボールはなんですか?。」
「それは剣の練習用のボールだ。ボールから光線がでてそれを受け止めるのだ。よくシドーが使っていたな。」
「ランティスやラファーガも使っていたのかな?。」
「いやこれは、シドーのほかにはお前の父親が使っていた。」
「これももらっていいかな。」
「ああ、いいけど。」
光はトレーニングボールを手に入れた。
続く
管理人:PN.らくがきねこ
このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください