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第49話、クーカイファウンデーションへ(1)

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セフィーロから戻った山波と光はいそいでブリーフィングルームに入った。
「ユート!!、ヒカル!!遅い!!。」
「とにかく隊士は全員そろったぜはやく初めてクレ。」
そして山波が書類を読み上げる。
「今から呼ばれたものはオレと光と共にクーカイ・ファウンデーションへ行く。目的は新しい治安維持部門の再編成と
新しい隊士の募集ならびに育成だ。その育成にあたって、戦闘部門はオートザム軍から来たジェオ・メトロ少佐、
整備・メカニック部門はザズ・トルク少佐の二名も同行する。そしてオレは本日付で中佐に昇格コレで堂々と光と
タメ口ができるわけだ。」
「おまえのことはいい!!いつもタメ口じゃねーか!!ユート!!さっさと始めろや!!。」
「うるせーなタクト!!わーったよ!!・・・ではタクトお前は少佐に昇格だ!!おめでとう・・・。」
「ほめてねえなそのいいかた・・・・。」
「(シカト・・・)ユーノス・マツダ大尉、イワン・カペラ中尉、サバンナ・ライコネン中尉、ミハエル・ボルナコフ中尉、
岩崎敬介軍曹、豊田明里伍長、そしてエリー・サイモン少尉以上の12名だコレよりエルザ号に乗艦する。なお岩崎敬介
は医者として豊田明里はオペレーターとしての乗艦となる。以上解散!!。」
「よかったなタクトお前も今日から青服か、がんばれよ」
「おうまかせとけ!!。」
山波と光以下10名の隊士はエルザ号に乗艦することになった。ブリッジにはマシューズ船長、操舵手のトニー、オペレータ
のケイオスとハマーの姿もあった。
「おう来たなそいつらが今回選ばれた隊士って奴かい。」
「でもこれでまたにぎやかになりますね船長。」
「そうだなケイオス。」
「お、随分がたいがいいなおまえ・・・気に入ったぜオレは操舵手のトニーだよろしくな。」
「こっちこそよろしく!!ジェオと呼んでくれトニー。」
ジェオとトニーはがっちり握手をした。光はエルザのキャプテンシートにすわり受話器を取った。
「川崎、総帥が戻るまで、留守は任せたわよ。」
「了解しました。獅堂中佐。」
ここより会話のフキダシが多くなりますので名前を入れます。
トニー「エルザ号発進スタンバイ、エンジン始動。」
山波「シリンダーへの閉鎖弁オープン」
ケイオス「閉鎖弁オープン確認!!。」
ハマー「エンジン接続準備、フライホイール始動!!。」
山波「フライホイール始動確認!!。」
トニー「フライホイール接続、イグニッション!!(※点火)!!」
マシューズ「エルザ号発進!!。」
エルザ号は静かに垂直上昇を始めた。そして一気に飛び立ったのである。
管制塔からは川崎たちが見送っていた。
しばらくしてエルザ号は宇宙空間にでた。
トニー「人工重力発生装置ON!!」
ここより名前は消えます。
「これでもう大丈夫だ3日後にはクーカイ・ファウンデーションに到着する。」
「どーするユート。」
「そうっすね。自由時間にしましょう。」
「じゃあ、付くまでは自由に行動して。」
「敵の監視はオレタチに任せといてくれ。」
「恩に着ます船長。」
山波と光だけはビジネススーツだった。そして光は女性キャビンに入り、紺色のスーツから黒色のビジネススーツに着替えた。
エリーが中に入ってきた。
「あらエリーどうしたの?」
「エルザ号って凄い船ですね。NSXといい勝負です。」
「どう、エレメンタル・フォースは慣れた?。」
「まだまだです。でもメトロ少佐とトルク少佐そして元陸軍の指揮官だったマツダ大尉がいるから心細くないです。」
「そうよ、クーカイ・ファウンデーションについたら忙しくなるわよそれまでこの船で楽しんでね(^^)。」
光は笑顔で答えた。
「獅堂さん、笑顔が凄い綺麗です。」
そして顔を赤くして両手で顔をおさえながら・・、
「あら、ありがとうエリー。」
と凄く綺麗な笑顔で微笑むのだった(^^)。
そして男性キャビンではユーノスとミハエルが立体将棋をしているそしてタクトはベッドで漫画を読んでおり、山波はセフィーロでもらった。
訓練ボールで光から借りたライト・ソードでボールから出る光線を受け止める剣技の稽古をしている。
「王手だ。」
「えっもう王手!?さすがだね元指揮官だったことはあるな。」
「軍師たるものあらゆる動きを常に先読みするのが役目です。」
「むむむ・・・(故・横山光輝先生ごめんなさいころ)ならこの手でどうだ!!。」
「そうきましたか・・・。」
そこに光が入ってきた。
「みんな楽しんでいるようね。」
光は山波の稽古を見た。そしてボールの光線は山波に命中した。
「うわっまたやられた、おもったより難しいなこれ。」
「私にやらせて。」
光は山波からライトソードを受け取りボールと対峙した。
「いい、コレは目で見るだけではだめ、相手の動きをフォースで読み取るのよ。」
「フォース?」
タクトが唖然とする。そしてボールからは光線が速射されたが光はコレを簡単受け止める。
「凄い。」
「コレだけで驚いてはだめよ。鍛えられたものはこういうこともできる。」
光は目をつぶった。そしてボールは光線を出すがすんなりと受け止める。
「ま・・・まじかよさすが元魔法騎士。」
「山波君もやってごらん。今度は私がやったように目をつぶってね。」
「無理だよ。オレには・・・。」
「いい目で見るから惑わされるのよ心で感じてみて・・。」
山波は早速目をつぶってみたしかしボールの光線は山波に命中する。
「クソッ!!。」
「感覚をもっと研ぎ澄ませて。」
そして山波は深呼吸をし平静を保つことにした。するとボールから発射される光線を次々と受け止めてしまったのだ。
「ほうら、やればできるじゃない。」
「運がよかったんだよ。」
タクトがそういうと光はにらみをきかせて、
「私は経験上”運”は信じない。」
「でも相手が練習用の機械と生身の人間とは大違いだぜ。」
そして山波が光に近づいてこういった。
「何かを感じた。相手が見えたような気がしたんだ光。」
「いいわよ。それが新しい世界への第一歩よ。」
光はそういって山波を労った。

続く
管理人:PN.らくがきねこ

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