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第50話、クーカイファウンデーションへ(2)

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エルザ号は最初のハイパースペースジャンプを行った。
「おしっコレでしばらくは自動操縦で飛べるな。トニー、ハマー、ケイオス、メシにするぞ。」
「おいっす!!。」
「変わりに俺達が監視してるよ。」
「すまんな、ジェオにザズ。」
「計器見てるだけでいいんだよねハマーさん。」
ザズがたずねた。
「そうっすよ。じゃたのんます。」
そしてここはエルザ号の厨房、光とエリーそして明里が食事の支度をしている。
光は手際よく野菜を切り、それを中華なべに入れてうまくいためている。一方明里は味噌汁を作っていた。
「獅堂さん。私達はともかく、エルザ号のクルーやジェオさんやザズさんに日本の家庭料理はお気に召しますかね?。」
「気にいると思うよ。」
「でも以外です。代表の獅堂さんがみんなにこうして料理をふるまうなんて。」
「私はこういった事が好きでね・・・」
「獅堂さんの得意な料理ってなんです?。」
「そうね。ビーフシチューが得意かなあと。チャーハンも作れるわよ。」
そして、光たちが作った日本料理がエルザの食堂に運ばれた。食堂にはジェオとザズを除く全員が集まってきた。
「おう、うまそうスッね。」
ハマーが感激している。そして光がたずねてきた。
「あんたたち好き嫌いはないでしょうね?。残したら許しませんよ。」
「お・・・おうありがたくいただくよ。」
マシューズがおどおどして答えた。そしてこの日は楽しい夕食となったのである。夕食のあと、ジェオとザズが食堂に来て
夕食を食べた。そばには光がいる。
「どう、おいしい?。」
「とてもいけるよこれ。ヒカルが作ったのかこれ?。」
「他にエリーと明里も手伝ってたけどね。」
「うん、うまいコレがヒカルの国の料理なんだな。」
光はその二人を見て微笑んでいた。
2時間後、時間は午後9時になっていた。ザズがブリッジに戻ったとき、オペレーターシートに山波が何か設計をしているようで
あった。ザズがそばへよる。
「何してるんだユート?。」
「あ、ザズさん。いまここで、ギアをデザインしているんですよ。」
山波のそばにはセフィーロの地下倉庫でもらったレクサスとそしてレイアースの絵が置かれていた。
「ほうギアの設計か。」
ザズが感心そうにディスプレイをみる。
「セフィーロでいただいたこのレクサスの設計図をベースに今自分が乗っているF14トムキャットをたして見ました。」
「お、これ変形するのか?。」
「はい外見はF14に似せて、人型に変形させるとこのレクサスに近くなります。あとはオプションの装甲を装備させることで耐久値
をUPできるんです。」
山波はその変形のプロセスをCGで再現させた。
「レイアースに似てるなこれ。」
「レイアース?」
「ああ、あれは7年前デボネアとの戦いで、ヒカルが登場していた魔神の名前だよ。」
「オプションの装甲はこの絵をモトにしました。あ・・・レイアースって書いてある。」
「名前はどうするんだい。」
「名前はトムキャット2はアレだしうーん。」
「レイアースMK−2ってのはどうだ?・」
「MK−2・・・」
「でもこれ、なかなかいいよ。このデータコピーもらっていいか?俺が本国(※オートザム)に建造を申請して見るよ。」
「あ、ありがとうございます!!。」
そこへ光がやってきた。
「楽しそうね。」
「お、ヒカルこれユートが設計したギアなんだよ。凄いだろレイアースMK−2っていうんだ。」
「・・・・・MK−2?・・・MK−3の方がいいんじゃない?。」
「MK−3?何ゆえ?。」
「2だったら。以前にウインダムとセレスが合体したのがあるからね・・。」
「ああ、なるほどね。だからMK−3か・・・。」
「レイアースMKー3・・・。」
「形式はRE−3だな。」
「RE−3(※アールイースリー)いい響きだ。RE−3でいこう。」
こうしてようやく50話目にして主役機の誕生への第一歩を踏み出したのであった。

続く
管理人:PN.らくがきねこ

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