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第51話、クーカイファウンデーションへ(3)

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エルザ号は最後のハイパースペースジャンプを行った。
「このハイパースペースを抜ければいよいよミルチア宙域(※ゼノサーガ序盤の舞台)だな。」
「いよいよクーカイ・ファウンデーションて着くんですね。マシューズ船長。」
光は下からキャプテンシートに座るマシューズを見上げている。そのときである。突然警報が船内になり響いたのだ。
「後方から正体不明の戦闘艇確認!!。」
ケイオスが叫ぶ。
「照合データを確認しろ!!。」
「はい。」
ケイオスはコンピューターで照合を始めた。ディスプレイにはヴェクター製のエイグス等が写し出されている。
「照合データありません。」
ジェオがブリッジへ跳んできた。
「あれは、ディアマンテ帝国軍の高速艇だ振り切れるか!?トニー!!。」
「コレで最高船速だよ。」
そして山波が受話器を取ってハンガー(※格納庫)に連絡をした。
「ハンガー!!オレのトム(F14)のエンジンを回せ!!迎え撃つ!!パイロン(※ミサイル等をぶら下げるもの)にビームキャノン
そして、腹にフェニックスミサイルを4発つけろ。」
「ハイパースペースで戦うのかユート!!それは無茶だ!!。」
「だがこのままだと追いつかれて沈められるぞ!!。」
「お・・・おいユート!!。」
山波は急いでフライトスーツに着替えF14に乗り込んだそして後部座席は誰もいない。
「ハッチあけろ!!F14トムキャット出るぞ!!。」
山波のF14は飛びたった。そして高速艇からも3機の艦載機が向かえ撃ってきたのだ。」
「山波君だけでは危ない。本田君そしてジェオも援護で出撃して。」
「了解!!。」
タクトは直ぐにハンガーへ走っていった。
「どうしたジェオ?。」
「GTOはおいてきたぜ。出れない。」
「なんなら僕のエイグスを貸しますよジェオさん。」
「本当かすまんケイオス。」
そしてジェオもハンガーへ向かって走っていった。
「船長、席代わってください!!。」
光はキャプテンシートにすわり直ぐにそばにある受話器を受け取って連絡を始めた。
「山波君いまジェオと本田君が援護にでた。それまで持ちこたえて。」
「まかせろ!!光!!。」
「代わって!!。」
明里がハマーを突き飛ばしてオペレータシートに着席した。
「現在、帝国のバトルシップから敵艦載機の追加確認合計6機です。距離3000エルザ号射程圏内までおよそ10分」
「これには何か武装はないのか!。」
ミハエルがこたえた。
「これは貨物用だからな武装はないんだ。」
「他に艦載機はないのか?」
「いまので全部よミハエル。」
「ユートとタクトのF14そしてジェオのエイグスだけか・・・。心細いな・・・。」
「泣き言は聞きたくない。あの3人を信じるしかないだろ。」
光は下を見下ろした。表情はキツくなっている。
「獅堂さんの声いつもとちがう・・・。」
エリーは光の変貌ぶりに驚くだけだった。
「こちら山波、帝国のチェイサー(※戦闘機の名前)をレーダーで確認したこれより攻撃に入る。射撃管制コンピュータイ
ンプット、レンジON!!。」
山波のF14が黒色のチェイサーの後ろについた。
「遅いんだよおまえ、ターゲットロック!!バルカン発射。」
バルカンはチャイサーを命中した。
「一機目!!。」
「まもなくハイパースペースを抜けます!!エルザ号射程圏内まであと7分。」
ハイパースペースを抜けたらそこは雪国もといミルチア宙域だった(^^;)。
「明里!!、クーカイ・ファウンデーションに救助の要請を。」
「了解!!」
そして山波はいま苦戦を強いられていた。チェイサーはF14へ向けてビームを撃ってきたが紙一重でコレを交わした。
その時いきなりそのチェイサーは撃墜されたのだ。
「タクト来てくれたのか!!。」
「お前だけに手柄は独り占めさせない。とっとと片付けちまおうぜ。」
「よし。」
エルザ号ブリッジ・・・明里は真剣なまなざしでレーダーを見ている。
「エルザ号射程圏内まであと4分」
「クソッギアさえアレば・・・俺達のクフィールはあいつらのF14と違って宇宙用に改造されてないから・・・戦えん。たのむ
ユート、タクト。」
イワンは悔しがっている。光はただ、黙って戦況を見ているだけだ。
「撃墜!!これでチェイサーは残り1機だ。」
「油断するなよタクトまだ帝国のバトルシップが残っている。」
「任せとけよしコレで最後だ食らえ!。」
タクトのF14のバルカンが最後のチャイサーを破壊したそのときであった一門のビームがタクトのF14を命中したのである。
「うわー!!。」
タクトのF14は撃墜された。
「タクトー!!」

続く
管理人:PN.らくがきねこ

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