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第55話、クーカイ・ファウンデーション編(3)隊士たちの安息の日々(3)

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山波と光はガイナンのリムジンで会場へ向かっていた。光は以外にもドレスではなく黒いビジネススーツに赤いYシャツ
白いネクタイだそして、後部座席で足を組む光はタイトスカートが長めなので膝が隠れているが、そこから見える黒いハイ
ブーツがなかなか格好いい(TOP画参照)。そして山波は光と同じ色のビジネススーツだ。向かいあってガイナンが座って
いる。運転手はどうやら男性型レアリエン(※有機系人造人間みたいなもの、ちなみに機械系だとレプリカントもしくはメガ
ダインという)のようだ。
「山波さんと獅堂さんのその姿はまるでペアルックですね(笑)。」
「総長と代表は一身同体のようなものですからね。」
「それにしても二人はかなり頭がいいとか。獅堂さんは名門のCLAMP学園高等部を首席で卒業し、山波君は中学時代は
特別コースで受講し、大検の資格も得たそうですね。」
「タクトも同じクラスメートでした。なんせ自分はガキ・・いや子供のころからの親友ですから、それで18の若さでF15乗りに
なれたのです。その実力を獅堂さんに買われて、自分とタクトはエレメンタル・フォースに入ったのです。」
「それが今じゃ私と肩を並べるぐらいに出世してね。総長になる前は私のことを”さん”づけしてたのに、年齢が同じってことも
あって今じゃ呼び捨て、タメ口ですからねえ・・・・。」
「はははは、若いってのいいですねえ(^^)。もう他の皆様も会場についていると思いますよ。」
ようやく会場に到着した。既にタクトたちはもうレアリエンのバーテンダーからワインやジュースを飲んでいた。タトラとタータも
先に会場についていた。
「ビジネススーツとは以外だな。」
「そうかしら、私はコレでもドレスアップしてるつもりなんだけどね・・・。いつも仕事ばかりだったから、ビジネススーツが板につ
いたみたい。タータはチャイナドレスね。スリットがすごいわ。」
光はタータのドレスのスリットをめくった。
「な・・・・なにをする・・・ヒカル。」
「下ちゃんとはいてるのね・・・(笑)。」
「あたりまえだろ!!女がスカートめくりするな(^д^*)/。スケベ!!」
タータは赤面してしまった。一方、タトラはチャイナドレスのしたに裾幅の広いパンタロンをはいていた。
「タトラのドレスはベトナム風なのね(^^)。」
タクトが光の側によってきた。
「光・・・タータのあれ何色だった?。」
その言葉に光はタクトの頭を拳骨した。
「いてーな!!何すんだよ!!。」
「そんな質問するな!!セクハラよタクト。」
「わ・・・わるかったよ・・・。」
「(レモン色・・・)」
山波がタクトにそう告げた・・・。
「(サンキュー・・・ユート)。」
山波はちゃっかりみていたようだ(^^;)。
そして立食パーティーがはじまり、真っ先に行ったのはタクトと以外にもガイナンJrだった。
光はそんなタクトを見て右手で頭をおさえあきれ顔になっていた。
「(いい歳こいてみっともない・・・。)」
「・・・・・。」
山波は平然とそれを見ていたが良くみると皿が10枚ぐらい詰まれていた。以外と大食いのようだ。
「よく食べるわね山波君も・・・。」
「腹減ってたのでな・・・。」
「あっそ・・・(^^;)。」
そのあと、かくし芸大会が行われ、タクトは、緑色の紋付袴の和服に着替え、左手には大きな紅色の杯をかかえ、右手には
槍をもって、”黒田節”を披露した。そのあと山波演じる義経そしてジェオが演じる武蔵坊、マシューズの演じる富樫の勧進帳
も行われた。
「みんな凄いね。あのタクトが黒田節を演じることができるなんて・・・もっと驚いたのはジェオの勧進帳かな弁慶役が板につい
てることかな(^^;)山波君の義経もいい。」
光は感心して、芸を見ていた。その後はタトラとタータはチゼータの民族衣装に着替え、舞踊を行い、そして獅堂光は黒い上下
の紋付袴に着替え、髪はUPにした。そして獅堂流剣術の模範演舞を行った。
「あれで新選組の羽織り着て、髪黒くしたら沖田総司そっくり(^^)。」
それをみていたのか光は赤面して答えた。
「茶化すなタクト(^^;)。」
山波はその様子をみて笑っていた。そこへガイナンがやってきた。
「盛り上がっているようですね。」
「あ・・はい・・・。」
「勧進帳はよかったですよ。獅堂さんのあの演舞なかなですな。」
「光はあーみえても、獅堂流剣術免許皆伝ですからね・・・。」
「なるほど・・・。たしか・・・。」
「総長の山波裕人です。」
「山波さんでしたか・・・。明日は第2ミルチアへ行くそうですね。」
「ええ・・・・、光もいきますけどね。ついでにエイグスとか言う人型兵器も見に行くといってましたよ。」
「そうですか・・・山波さんはたしかパイロットでもあるんですよね。」
「このあいだまで航空自衛隊に所属していましたんでね。自分は人型より飛行機専門ですから・・。」
そして演舞を終えた光が寄ってきた。
「お、お疲れ、光これジュース。」
「ありがとう、山波君。」
「ポニーテールていうのかなそのヘアースタイル・・・似合ってるよそれにさっきの演舞よかったよ。ホントに侍みたいだった。」
「実家が剣道の道場だからね。山波君に気に入ってもらえてうれしいよ私は。」
「明日は第二ミルチアだよな。はやく風呂入って休めよ明日から忙しくなるんだろ?。」
「そうさせてもらうわ。」
光は会場から去っていった。そして山波も・・・。
「おれも戻るよ。」
「もうかえるのかユート二次会はでないのか?。」
「明日は早いんだ。光はもう帰ったよ。あとは頼むぜタクト。」
「おつかれー!!。」
山波も会場から去っていった。明日はいよいよ第二ミルチアへ行くことになる。

続く
管理人:PN.らくがきねこ

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