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第56話、クーカイ・ファウンデーション編(4)第二ミルチア(1)

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翌日、タクトたちはクーカイ・ファウンデーション内にて飛行訓練がはじまった。一方山波と光はガイナンがチャーターした
シャトルで第二ミルチアへ出発した。
シャトル内にて
「スペースシャトルそれも旅客用なんてオレ初めて乗るよ。」
「エルザ号に乗ってきたじゃない、それと同じよ。」
「それと同じか・・・・。」
「こんな程度で驚いてるようじゃまだまだね。(^^;)。」
シャトルは第二ミルチアへ向けて発進した。二人は黒いビジネススーツの上にノーマルスーツ(※宇宙服のこと)を着用し
ている。シャトルはハイパースペースへジャンプし、中へ進んでいる。
「第2ミルチアへはたしかヴェクター社へ行くと聞いていたが・・・。」
「ひとつはKOS−MOS(※対グノーシス用アンドロイド)へのデータ提供、そしてもうひとつはエイグスの発注ね。」
「エイグス・・・あの小型の人型か・・・・帝国との戦いに投入するのか?。」
「それもある。そしてさらにその上のクラスの人型たしかエイムスだったかな・・・?。それも発注する。」
「発注はいいのだが、乗りこなせるやつはいないだろ・・・・。」
「何のためにジェオとザズを連れてきたと思ってんの?。」
「あ・・・・そういうことか・・・。」
一方ここはクーカイファウンデーション宙域で戦闘訓練の真っ最中だった。タクトはクーカイファウンデーション製のエイ
ムスで射撃訓練をしている。
「こいつのポテンシャル(※性能)はいうことないな・・・・。」
「タクトこっちだ!!。」
「わかってるよジェオのだんな。」
ジェオはオートザム製のギア”GTO”に搭乗している。タクトは訓練用の鳥もち弾でジェオと模擬戦闘もしていた。
「クソッ!!あたらねえ・・・・。」
「ほらほらどうした。そんなんで帝国と戦えるか!!。」
ジェオは容赦なくタクトに鳥もち弾を撃ってくる。
「うるせー!!こっちは飛行機乗りだぜ!!人型なんて初めて乗るんだ、お前と一緒にすんな!!あーあ、こんなときF14が
あればな・・・もう手に入らないだろうな・・・こんな機体じゃ泣けてくるぜ(TT)。」
タクトは何とかエイムスを乗りこなしていた。
一方山波たちは第二ミルチアの上空に差し掛かっていた。夕陽の中を飛んでいる。
「これが第二ミルチアかまだ未開エリアが多いけど、ジュノンにいたころを思い出すわ(※FF:Rより)。(^^)。」
「ジュノン?」
「そこで、私は勉強していたのよ。海がすぐ側にあって夕陽がいつも綺麗なとこだった。」
「そうなん・・・。」
そしてシャトルは空港に到着した。到着ロビーにはヴェクターの一人の青年が待っていた。
「第二ミルチアへようこそ。ヴェクターの副主任アレン・リッジリー(※ゼノサーガからの乗り入れキャラ)と申します。あなたのことは
鈴木クーカイファウンデーション支部長から伺っております。」
光はサングラスを外しアレンと握手を交わした。
「エレメンタル・フォース流通部門統括の獅堂光です。こちらはエレメンタル・フォース総長の山波裕人です。」
「山波です。」
「アレンです。」
山波もアレンと握手を交わした。
「本来なら、主任が迎えにくる予定だったのですが・・あの一件(※KOS−MOSアーキタイプ暴走事件)がありましてね、いま長期休暇
中なのです。それで私が代理としてきたわけです。」
「その件の話は鈴木から聞きました。ヴェクター側にも多数の死傷者が出たと聞いています。」
「あの事故でケヴィン主任(※のちの赤いテスタメント!?)が逝ってしまいまして・・・。いまKOSーMOSの開発はとまっている状態
なのです。今回はエレメンタル・フォースさんも協力してくれるそうで助かります(^^)。」
3人は無人タクシーに乗りホテルへと進んだ。
「今日はゆっくりしていってください。明後日迎えにきますので。」
アレンは去っていった。
山波と光はホテルでチェックインを済ませ、部屋へと移動する。部屋は隣どうしだった。
光は黒いビジネススーツから紺色のビジネススーツに着替えていた。山波はカジュアルに着替えている。
「光はあいかわらずフォーマルだなしかもそれオレと初めて会ったときの服装じゃん。」
「山波君こそ私と初めて会ったときの服装じゃん。髪型違うけど(^^)。」
「出かけるんだろ。ガードとしてついていこうか?。」
「私一人で平気よ。山波君も楽しんできなよ。」
「光がそういうなら・・・でも念のためインカムのスイッチはONにしとけよ。」
「オマエモナー」
光は山波と別れミルチアの市街地を歩いている。夕方なので人も多い・・・光は近くの喫茶店”モビィディック”に入店した。
「いらっしゃい。」
光はあいてる席にすわりメニューをみた。
「(あ・・・カレーが掲載されている。この異世界にもカレーがあるなんて・・・たのんでみようかな)カレーお願いします。」
それから数分後カレーがきた。
「(すごいおいしい・・・。すき●とCO●O壱なんかとは比べ物にならないよ)。」
するとマスターが話しかけてきた。
「そんなに気に入ってくれたかい?。」
「私、辛いのは苦手なんだけどこのカレーはちょうどいい辛さなんで私でも食べられるからありがたいわ。」
そこへ一人の黒い和服をきた黒い長い髪をした男性が入ってきた。
「ジンさんいらっしゃい。」
「今日は愚妹は来ていませんか?。」
「シオンちゃん今日は来てないね。あの一件があったからね。」
「(あのひとどこかでみたような・・・・。)」
「おやここでは見かけない人だね。」
ジンは光をみて答えた。
「ただの旅行者です。でもこの第二ミルチアに和服を着た人がいるなんて驚きました。」
「卯月ジンです。この街に住んでいます。」
「獅堂光です。クーカイファウンデーションのコロニーからの旅行者です・・。」
「ここのカレーはとてもうまいんですよ。私の妹もこのカレーに影響を受けてよくカレーとか作るようになりましてね(笑)」
「妹さんがいらっしゃるんですか?。」
「ええ、ヴェクターでいま働いているんですけど、いつも実家に戻るなんて事は殆どないんですよね。ちょうどあなたぐらい
ですよ。」
「(ヴェクター・・・。)」
「どうかしましたか?」
「いえ、別に・・・。ジンさんはどんなお仕事なさっているんですか?。」
「しがない本屋の主人ですよ。その前は医者でしたけど、今は殆ど薬やナノマシン等のクローン技術で治療はすんでしまい
ますからね。必要なのはメンタル・ケアぐらいですかね。(笑)」
「私は貿易関係の仕事をしているんですけど、そういえばジンさんは剣術をやってるようにお見受けしますが?。」
「やはりわかります?。」
「その服装と雰囲気でもしかしてと尋ねたのですがそうでしたか。私も実家が剣道の道場でしたので、小さいころ剣術を習って
いたんです。」
「あなたも剣術を流派は?。」
「獅堂流免許皆伝です。」
「獅堂流?」
「北辰一刀流と天然理心流をたして2でわったようなものです(^^;)。」
「それでも、免許皆伝とはすばらしいです。あそれでは私はこれでいつかまた会いましょう獅堂光さん。」
ジンはその場を去っていた。後に光の指揮の下共に戦うことになるのだがそれは別のお話。
「(どこかであったと思ったらシタン先生(※ゼノギアスのレギュラーの一人、本名、ヒュウガ・リクドウ)にそっくりなんだあの人。)」
光はFF財団時代龍崎のアシスタントだったので、シタンとは面識があった。

続く
管理人:PN.らくがきねこ

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