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第58話、クーカイ・ファウンデーション編(6)第二ミルチア(3)

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山波と光は飛行場へ移動し空を眺めていた。山波はちゃっかり光の膝を枕にしていた(^^;)。
「こうしていると、小松にいたころを思い出すな。あの時は現役バリバリの自衛隊パイロットで訓練
飛行の時いつもタクトとアクロ(※曲芸飛行)をしては隊長にどやされていたな。非番の時はこうしてよく
空を眺めていたよ。海さんもいっしょだった。」
「そういえば海ちゃんは飛鳥航空の小松支社勤務だったわね。海ちゃんと付き合っていたんだ。」
「ああ・・・でもあとになって知ったんだがオレ、海さんと生年月日同じなんだよ。血液型も同じだ。」
「偶然とは不思議ね・・・タクトも風ちゃんと生年月日同じだし。でもタクトは海ちゃんはともかく風ちゃんとは
面識はないんだよね。」
「オレだってないぜ。」
「今では山波君とタクトが海ちゃんと風ちゃんみたいな感じだね。でもタクトは風ちゃんとはぜんぜん性格
違うし・・・スケベで、バカまるだしだし、あんなのが風ちゃんと生年月日が同じだと思うと虫唾が走る。」
「そうタクトをいじめるなよ光、タクトはああだが、頭はいいんだ。それにオレはガキのころはよくいじめられ
泣かされていた。それをいつも助けてくれたのはタクトだった。あいつとはガキのころからの親友でね、
それに正義感も強い、あいつの実家は槍術の道場で、おれもいじめられないようにするためにタクトのすすめ
でその道場にかよっていた。そしたら、いつの間にかいじめられなくなったてわけだ。あいつがいなけりゃ今の
オレはなかった。だからここはオレに免じて多めに見てやれよ。」
「山波君がそういうなら・・。」
一方影からはラピスとラズリが光たちを見ている
「わからない・・・ずっと飛行機を見ているつもりなのか?。」
「ラピス!!。」
「ラズリ・・二人の正体は割れたの?」
「ヒカル・シドウは元魔法騎士だ、セフィーロでザガートそしてデボネアを倒している。またそのあともFF財団では
エトランジェ(外人部隊)だったらしい今はエレメンタル・フォースの代表だ、そしてユート・ヤマナミは元航空自衛隊
のパイロットで今はエレメンタル・フォースの総長だ。」
「エレメンタル・フォースだと!?。」
「それから、代表から(※ヘルマー代表、ゼノサーガに登場する)この件に関しては極秘にしろといってきている。
なんでもヴェクターに対グノーシスの件でここにきているらしいのだ。」
「公式発表はなしか・・・」
「あのユート・ヤマナミはエレメンタル・フォースの航空部隊の統括でもあり、かなりの凄腕らしい。」
「(なるほど・・・ヒカル・シドウの殺気はそのせいか・・・)。」
「正体がわかったんだから引き上げるか・・・」
「そうね。」
そのときである。一人のパイロットが山波に話しかけてきた。
「おーい、そこの若いの。」
「オレか?。」
「そうだ。・・さっきからずいぶん熱心に見ているな飛行機すきなのか?」
「ああ、あんなに気持ちよく命の心配なく飛べたら最高だね。すごくいい(^^)。」
「ちょっと・・・若いの今・・・なんていったんだ?」
「あ・・・いや・・・すごくいい(^^)って・・・・・。」
「そのまえだよ・・・・命の心配なくとかいってくれたよな・・・・。ききずてならないな!!
おれたちゃいつだって命がけで飛んでんだぜ!!。」
「ちょっとまった!!。」
「あ・・・」
「少尉、彼らは観光客なんだ悪気があっていったわけじゃない許してあげて。」
「おまえは!!」
「長い間・・・・外国で飛んでたパイロットよ、ちょっといってみただけよ・・。」
「そいつがパイロットだあ?ちょっとまてどこのパイロットだ!?。」
「じゃ・・・またね・・・早く出して!!。」
ラピスたちの車はヒカルと山波を後部座席に座らせた。そして光はラピスにつっかかった。」
「あ・・・あんたたちはなんの権利があって私たちの後をつけまわすんだ!!。」
「そう、おこらないで、この場はこうしたほうがいいのよ。ここは空軍の曲技チームのフランチャイズよ。気の荒い連中がそろって
いるので有名なトコロなのよ。」
「旅行者をケガさせちゃまずいってわけかい・・・ご親切なこった。」
「そうとんがらないで・・・。」
「ラピス!!。」
前にはさきほどの少尉と隊員たちがたくさん現れた。
「道を開けろ!!我々は連邦捜査官だぞ!!。」
「サツが怖くでアクロ(曲技)ができるか引っ込んでろ!!。」
「なんだと公務執行妨害でパクられてェか!!。」
「引っ込みがつかないようですな・・・光ここはオレがでる。」
「よせっ!!ボコボコにされるぞ!!。」
山波はドアをあけ、隊員の前に現れた。
「エレメンタル・フォース総長兼治安維持部門航空部隊統括ユート・ヤマナミ中佐だ!!。」
「ちゅ・・・中佐!!。」
「中佐!!、。」
少尉をはじめ、他の隊員たちはみな山波に敬礼したのである。
「わははははは・・・いちゃもんつけといて、階級いわれたとたんに敬礼するとはお前らも軍人だな!!。」
「あ、隊長・・・」
「星団連邦海兵隊中尉、ルイス・バージル(※後の青いテスタメント)だ。ここの空軍曲技チームの隊長もかねている。」
山波と光はバージルに敬礼をした。
「二人ともいい目をしている、人の生き死に・・・死線を何度もこえたな君らは・・・。」
「軽はずみは発言は深くお詫び申し上げます、決してチームの技術を中傷したわけではありません・・・・。」
「わかっている。君の言うとおりこいつらは命がけじゃ飛んどらん・・・。」
「隊長!!。」
「ばかもん!!まだわからんのか!!おまえたちは墜落の危険はあるが撃墜される危険はなかろうが!!。」
「・・・・・・。」
隊員は何も答えられなかった。
「官舎にきたまえ君たちを司令官に引き合わせよう。そちらの捜査官もどうぞ・・・・・。」
「は・・・はい。」
「お前らはさっさと引き上げろこの人たちは大事なお客さんだ。」
「わかりました・・・。」
そして光が答える
「お取り計らい痛み入ります。」
「そこの赤い髪したお嬢さんえーっと。」
「ヒカル・シドウ中佐です。」
「シドウ中佐か・・・君は骨の髄まで戦士の魂がしみこんでいるようだな・・・・。」
バージルがいったこの言葉はまだこの時点ではヒカルは理解できなかった。

続く
管理人:PN.らくがきねこ

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