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第64話、クーカイ・ファウンデーション編(終)逆襲(後)

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「来るぞ、帝国の主力戦闘機チェイサーだ。行くぞ!!。」
山波率いる航空部隊は戦闘空母から飛び立った艦載機との空戦が始まった。
「まだこれだけの戦力があるのか・・・。」
「人型兵器も搭載しているようです。」
「なんだと?。」
「山波さん。このチェイサーおかしいです。生命反応がありません。」
「おそらく無人機なんだろう。反応もおそい・・・かまわんから全部たたき落とせ!!。」
「了解!!。」
山波はバルカンを速射し、敵機に命中させた。チェイサーは回転しながら落ちていく。
「まず一機だ。」
「こちらは海上部隊のタクトだ!!ユート、艦載機はまかせろ。お前達は空母へ向かえ、回転する甲板に気をつけろよ。」
「わかった。」
「思いっきりやんな。上は見なくていいぜ。」
陸戦部隊も帝国の人型兵器と戦っている。
「こいつ、強え・・・・。」
やられようとしたとき後ろからビームが敵を倒した。GTOだった。
「ジェオか、すまない!!。」
「ユーノス!!チンタラしてんじゃねえ!!しっかり援護しろ!!。」
「あ、ああ・・・。」
空中ではタクトの部隊も応戦している。
「いただき!!」
「ランボル!!右だ右にいるぞ!!。」
気づいたときはすでに遅し、チェイサーのバルカンがランボルの機体を貫きそのまま空中爆発した。
「ぐわっ!!。」
「ギーニー!!大丈夫か!?。」
「やられた。」
「ははは、がんばれギーニー。墓穴掘るにはまだ早いぜ。」
「違えねえ・・・。」
戦闘空母ブリッジ
「艦長!!、第一甲板被弾損傷!!。」
「後ろ上方、敵戦闘機!!。」
「な・・・なんて奴らだ・・・。」
航空部隊は戦闘空母に攻撃を続けている。そしてチェイサーはクフィールカスタムをしっかりロックオンしていた。
「ちっ!!このやらぁ!!無人機じゃないな!!。」
チェイサーはバルカンを単発で発砲し一部がコックピットに命中していた。
「なめんじゃねえ!!。」
クフィールカスタムは宙返りをして、チェイサーの後ろについて反撃しようとしたが、他のチェイサーに撃墜されてしまう。
「ぎゃあああああっ!!。」
一方、ミハエルも敵に後ろをつかれていた。
「うわああっ!!タクト、タクトー!!速く来てくれ!!”ケツ”につかれた!!。」
「ミハエル!!。」
敵のバルカンがミハエルの機体に命中していた。
「あう。」
「ミハエル大丈夫か!?。」
「だめだ・・・目をやられた・・・空母・・・戦闘空母はどこだ?。」
「おまえの目の前だ!!ちょい左!!。」
「サンクス(感謝)!!。あばよタクト、イワンによろしくな!!。」
ミハエルはそのまま空母の甲板に体当たりをして散った。
「ミハエルーッ!!。」
エレメンタル・フォース基地
「ミハエル機シグナルロスト!!」
「ランボル機・ギーニー機、レイトン、ベネトン機もシグナルロスト!!。」
「陸戦部隊は!!。」
「いまのとこ戦死者はいません。」
戦闘空母ブリッジ
「だめです!!。第3甲板まで貫通しました。!!。」
「砲台はどうした!?。」
「電気系統をやられて甲板を回転できません!!。」
「くそぉ・・・なんてやつらだ・・・。」
「上空援護機残り5機!!。」
「人型兵器は全滅しました。」
「なんだと!!50機以上あがっているはずだぞ!!。」
「そ・・・・それが、ほとんど・・・。」
「また一機シグナルロスト!!。」
「船体沈下!!。」
「ミサイルで応戦しろ!!。」
航空部隊と海上部隊は次々と爆弾を落とし空母にダメージをあたえている。空母ブリッジではもう、烏合の衆
と化していた。
「うわああああっ!!。」
「大変です!!制御装置が利きません!!。」
「手動に切り替えろ!!。」
「だ・・・だめです!!手動では・・・わああ!!。」
「ばかな・・・そんな・・・ばかな・・・!?エレメンタル・フォースは魔物の集団か!?。」
「沈下スピード増します!!甲板圧力13、14、15、16・・・。う・・・うわああ!!。」
戦闘空母は真ん中からVの字になって折れはじめた。それを見たタクトは、
「全機逃げろーっ!!爆発に巻き込まれるぞ!!。」
機体は一斉に逃げ始めたと同時に帝国の戦闘空母は大爆発をした。
「・・・・こちら海上部隊のタクトだ。2、3機がまきこまれた!!だれの機体かは、とても確認のヒマがなかった。」
「航空部隊の山波だ。こっちも6機が巻き添えをくらった。」
「陸戦部隊のマツダだ。エイグスが6体、エイムスが3体、ギアも2機がさっきの爆発でやられた!!。」
光は受話器をとって話した。
「こっちも被害は大きかったようね。ご苦労だった。帰還して。」
光はすっかり疲れている様子だった。
「これでもう帝国軍はクーカイファウンデーションへ来ることはない・・・。でもこれ以上ここにいたら。また帝国が
ここへ来るかもしれない・・・。」
このたたかいでエレメンタル・フォース治安維持部隊は300名が出撃して、80名の戦死者がでた。なかでも、
海上部隊と航空部隊の損害が大きかったようだ。陸戦部隊は機動性のいい人型兵器だったので被害はなかった
ようだった。これによってエレメンタル・フォースは戦闘機による戦いから人型兵器中心に切り替えることを余儀なくされる。

続く
管理人:PN.らくがきねこ

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