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第69話、復活のアルシオーネ(4)

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ここからはアルシオーネが語りだす。
「次元城へ戻った私と龍崎さんはハリカルナッソ城主に呼ばれた。」
1995年次元城・・・
「龍崎、今回は本当に助かった。お前のおかげでこの次元の狭間は救われたそして、アルシオーネとやら、
そなたもよく龍崎のピンチを抑えてくれた。野球にたとえれば、勝利投手龍崎、セーブにアルシオーネってところだな。
実にあっぱれである。」
ハリカルナッソはそういって二人をねぎらった。そして葛西がやってきた。
「イサム、一人取り残すとはまだツメが甘いな・・・・だがよくやった。これをお前に授ける。」
それは紺色のクールバンダナと紺色の戦闘装束であった。
「これで、お前も一人前だ。これからも励め!!。」
「はっ!!ありがたきしあわせにございますにょ。」
「うむ!!。」
「龍崎おまえにはシンキロウ30万石を領地としてあたえる。存分につかうがよい。」
こうしてヤング龍崎はハリカルナッソから褒美としてシンキロウの街をあたえられ、そこから湧くエリクサーの泉を自由に使えるよう
になったのだ。後にこのエリクサーで龍崎は大もうけをして、いまの財力をつけることになる。
シンキロウの街ここにヤング龍崎は自分の家とギルド(※組合みたいなもの)をつくり、着実に異世界への貿易への第一歩を
あゆみだしたのだ。
ヤング龍崎は長かった髪を切り、紺色の戦闘装束と頭にクールバンダナを着用し、そして今の姿になった。
「みろ、アルシオーネこのシンキロウの街は次元の狭間のなかでのオアシスみたいなところだ、オレはここを拠点にして異世界
と貿易をはじめる。なんてたってここはエリクサーが湧き出る泉があるからな。ここ以外ではアルテア(※FF2)やもうひとつの
月(※FF4)でしか手にはいらない。だからこれのおかげでオレは大もうけできる。だが勘違いするな。自分の欲得のためではない、
このもうけた金でオレはいずれ異世界の治安をまもる組織を作る。それがオレの夢なのだ。そのために資金そして能力、どんな敵に
も負けない一騎当千で戦えるもの、が必要なのだ。そしてアルシオーネもしオレがそんな組織を作ったらこの俺に協力して欲しい、」
「・・・私でよければ・・・。」
「そこでだ、アルシオーネは葛西先生と一緒にフィガロ(※FF6)へいってもらう。もちろんオレもいく。」
「フィガロへ私は何を?。」
「それは葛西先生が教えてくれるから心配はするな。」
「葛西先生?。」
「オレに戦いを教えてくれている先生だよ。時空魔法のスペシャリストだ。」
「時空魔法・・・。」
龍崎はアルシオーネを葛西の部屋へ案内した。
「葛西先生はかつてゴルベーザ(※FF4)とかいう暗黒騎士を3分で倒し、病院送りにしたらしい・・・。そしてナルミ(※後のFF財団の総帥)
とかいう女性は葛西先生との戦いは拒否されて、不戦勝になり、伝説の戦士村上弘幸には勝てなかったらしい・・。そんで改心して、
フィガロという異世界へ派遣されそこでケフカを倒すのに貢献してそうだ。たしかコードネームはロックだったかな・・・。」
「ロック・・・。」
「葛西先生、アルシオーネを連れてきました。」
「おう、来たか。まあ、座れや。そろそろおまえさんの身の振りを考えないといかんな。いまフィガロでは復興支援の人でがたりないんだ。
ケフカ(※FF6のラスボス)が世界をめちゃくちゃにしてくれたんでね・・・・もうさんざんなんだ。そこでオレが口利いてやろうとおもってるんだ。
どうだ?修行も兼ねて、フィガロへ言ってみないか?。そこの王様とは顔がきくんだこうみえても。」
「葛西先生はフィガロではいまは亡きバナンのもとで活動してたんだ。そして盗みも得意なんだ。」
「トレジャーハンターといってくれ!!イサム!!・・。実はな物理的に異次元を自在に行き来できる機械が完成したんだ。これで魔法なぞ
つかわなくても異世界を行き来できるぞ。」
「ついに完成したんですね。異次元航行装置が。」
「ああ、これでナルミも異世界をとの流通ができるといって大喜びするだろうよ。さて話はそれてしまったが、どうだねアルシオーネとやら?」
「私でよければぜひ手伝わせてください。」
「おし、じゃあ早速フィガロへ行くか、イサムお前もこい。」
龍崎とアルシオーネは葛西に連れられて、フィガロへ移動した。葛西はあのロックと呼ばれたときのおなじみのコスチュームだった。そして
龍崎は紺色の戦闘装束を着用している。アルシオーネは龍崎がまだヤング龍崎だったころの風水師のコスチュームを着たままだった。
「そうだ、アルシオーネに服を買ってやらないとだめだな。先生途中で街へよってください。」
「しゃあねえな。」
そこはサウスフィガロの街、龍崎はアルシオーネに何着か服を買ってやるのだった。
「本当にすいません、なにからなにまで・・・。」
「なあに、最後におまえがオレを助けてくれたからな。そのお礼でもある。」
アルシオーネは試着室へ入り、早速龍崎がチョイスした服をきてみた。それは服の上下は赤と茶色をあわせたギンガムチェックの模様で、
黒いリボンをしているスカート丈はひざが16センチほど隠れるほどの長さである。
「どうです?。」
「おまえがえらんだのか?イサム。」
「そうですよ。」
「いいじゃなあい(^^)、」
「髪はポニーテールみたくするといい。」
龍崎はアルシオーネの髪をポニーテールにし深緑色のリボンを髪に縛った、蝶結びを少し大きくした感じである。
「これが私?。」
アルシオーネは目を疑った、いつもは黒尽くめのハイレグコスチュームしか着なかったので、このような服装でいる自分に驚いたのである。
そしてそれは笑顔にかわった(^^)。
「それじゃ、フィガロ城へ行こうか。」
葛西は懐からカプセルを取り出した、中からはホバー船が現れ、3人はそれに乗った。
「あれがフィガロ城だ。」
「砂漠の中にあるんですね。」
そして城の中へ入り、葛西はエドガーと再会したのだ。
「しばらくだったな、エドガー!!。」
「ロック、おまえも元気そうで何よりだ。おっと今はシノブだったな。」
「この人がエドガー王・・・。」
「エドガーは俺たちと一緒にケフカと戦った仲間なんだよ。」
「それでオレにたのみとはなんだシノブ。」
「アルシオーネをおまえのもとで鍛えてやってほしいんだ。魔法の腕はたしかだ。」
「しかし、ここでは魔石がないと魔法は使えないぞ。」
「その心配はない、アルシオーネの魔法はこの世界のものではないからな。」
「とにかく一日でも早くこの世界を復興させたい。」
「バックアップはこのオレがやる。もう例のものは完成したんだろ、エドガー。」
「まあな、テスト航行も合格した。」
「あとはこれを飛空挺に取り付ければ、意世界中を自由に行き来できる。これで資材や救援物資を運ぶんだ。」
これが後にFF財団の初仕事でもあった。そして龍崎もこの機械をエドガーからもらい、独自に研究して量産化に成功する。
時は戻って2001年9月13日
「わたしはエドガー国王のもとで世界復興の手伝いをしたり、また孤児院へいって子供達の面倒もみたりしていた。それでいままで
閉ざされていた私の心は開いていった。葛西さんや龍崎さんは本当に親切にしてくれたし、それにもう魔法騎士たちへの恨みも消えた。」
「それじゃあ、アルシオーネは本当に私たちの味方に・・・。」
「そういうことだ。そして彼女と約束していたことだからな。オレはスピラでの戦闘指揮が終わったあとフィガロ城へ行き、そこでアルシオーネを
スカウトしたのさ。」
「そういうことよヒカル。」
アルシオーネは右手を差し出した。そして光は戸惑いながらも右手を差し出し、シェイクハンド(握手)を交わしたのであった。
「龍崎さんがスカウトしたなら、私はなにも言わない、だがこれだけは行っておく・・・私はまだお前を認めたわけではない・・・。もしまたお前が
裏切るような行為をすこしでも見せた場合は私がその場でお前を銃殺してやる。」
それは氷のように鋭い口調であった。アルシオーネは光がもう昔の光ではないとつくづく思い知らされるのであった。
「き・・・・肝に命じておくわ・・・。」
「私はもうお前の知っている私ではない。この7年間私は数え切れない人間をこのてで殺しているのだからな。」
「ところで光、おまえはさっきアルシオーネに銃口をむけたな。何故だ?。」
「それは・・・・アルシオーネが帝国側のスパイだと・・・・。」
「ばあか!!、オレがそんな奴連れてくるわけないだろ!!。それはお前がよく知っているはずじゃろが!!。それにアルシオーネにおまえは
すこしでも裏切る行為をみせたらその場で銃殺するといったな。それは個人的にか?それともエレメンタル・フォースのためか?。」
「もちろん後者です。」
「ならいい。もし前者だとこたえてたら、お前はおれに銃殺にされてたぞ!!。」
「代表でも容赦しないんですね総帥は・・。」
「たりめーだ、隊の規則をやぶったらたとえ代表でも例外はない!!。しかし光おまえはアルシオーネに銃口をむけたのは事実だ。本来なら
自修室(※独房のこと)だが、ここは帝国の戦闘空母を倒したことに免じて罰金30000Gのペナルティだいいな!!。」
「・・・・わかりました。」
「山波!!、あとで川崎に光のチップIDから(※貯金通帳みたいなもの)30000G引くように伝えとけ。」
「わかりました。」
「以上でミーチングはおわりだ。このあとはアルシオーネとプロスト大尉の歓迎パーチーやるぞ。光おまえもパーチーに出ろ。」
「いいんですか。」
「おれがいいっていってんだ。楽しんでけ。」
このあと光は30000Gの罰金を支払ったことによって、光がアルシーネに銃口をむけた騒動は解決した。

続く
管理人:PN.らくがきねこ

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