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第83話、潜入!!機動要塞編(5)クレフ死す

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光はオペレータシートに座り、タクトたちの動きのトレースを始めた。中にはジェオそしてあとからハマーとケイオスも
加わり、光のガードをしている。
一方クレフはアーマトループスたちをやり過ごしながら、キャプチャービーム制御室へ向かっている。そのあとにロード
卿も周辺を見回したが去っていった。柱の影にはクレフがやり過ごしていた。
タクトとアルシオーネそしてラズリもアーマトループスの格好でメーンコンピュータへ向かっている。
「大丈夫かな?港は制圧したとしてもすぐにばれるんじゃないのかな?。」
「一応帝国の人間になりすましていますからね、あとは祈るだけですね・・。」
「やれやれ・・・。」
場所は変わって機動要塞ブリッジ、ロード卿とクライスラー少将がいる。
「”奴”が来てます。」
「導師クレフが!?。何故わかるんだ!?。」
「このフォースの揺らめきは、以前セフィーロで感じたあの揺らめきとまったく同じです。」
「なんだと・・・・。」
「フォースを侮ってはなりませんぞ。」
そのときクライスラー少将あてに通信が入った。
「なんだ!?。」
「第5ブロックにて非常事態発生!!」
「エレメンタル・フォースが潜入してたとはな、直ちに緊急配備につけ!!。」
「やはりクレフだ。フォースを感じます。」
「もし、奴なら絶対に逃がしてはならんぞ。」
「逃げるような男ではない、私が一人で始末する。」
そのころ第5ブロックではタクトたちが応戦していた。
「数が多すぎる!!光ッ!!他にルートはねえのか!!。」
「今調べてる!!、あった!!。」
「どこだ!?。」
「その近くにダストBOXへのルートがある!!そこからだと、メーンコンピュータへは近い!!。」
「ゴミバコかよ!!。」
「いやならそこで沈むことね・・・。」
「わーったよ、おいアルシオーネ、ラズリ行くぞ!!。」
タクトたちはダストBOXへ飛び込んでいった。
そしてダストBOX内、タクトたちはアーマトループスのメットを脱ぎすてた。
「しかしひでえにおいだ、おい光早くここから出してくれ。」
そのときなにやら音がした。
「ねえ、なにこの音・・・」
「まさか・・・。」
「そのまさかだよ、壁が迫って来てやがるこのままだとおれたちゃペチャンコのゴミせんべえだ。」
「あたしそんなのいやよ!!。」
「光!!早くここからだしてくれ!!どこにいるんだ!!。」
管制室、そこに光たちの姿へなかった。入口ではアーマトループスがシャッターをあけて中へ入ってきた
「油断するな、よく調べろ。」
「あそこだ!!。」
アーマトループスがハッチをあけたそして帝国の制服を着てる光はこう答えたのだ。
「奴らは第五ブロックのほうへ逃げました、急げば追いつくと思います。」
「・・・・ついて来い!!。・・・お前は残れ。」
アーマトループスは去っていったが一人は残った・・。
「ハマーとケイオス君はここに残って、ジェオ・・・ごめん」
光はそういってジェオのハラを思いっきりパンチしたのだ。ジェオはその場でうずくまってしまった。
「あ・・・あのー?。」
「なんだ!?。」
「相方が急に具合悪くなったんで医務室へ連れて行ってもいいですか?。」
「よし・・・・行け。」
光はジェオを肩に担いで、その場を離れたのである。
そのころタクトたちは長い鉄の棒などで、必死に迫ってくる壁をとめようとしている。
「光どこにいるんだ!!応答してくれ!!光!!。」
そのころ光は要塞内の通路にいた。
「タクトたちがいない・・いそいでしらべなきゃ。」
光はコネクションギアに接続した。するとタクトたちはまだダストBOXの中だったのだ。
「タクト!!聞こえる!?。」
「光かどこ、ほっつきあるいてたんだ!!。たのむ第5ブロックのゴミプレス装置をはやくとめてくれ、このままだとゴミせんべいになっちまう!!。」
「まってていま解除するから。」
光はダストBOXの運転解除ボタンをおした。そしてあと60センチのとこで壁はとまった。
「助かった!!光ありがとう!!はやくここから出してくれ扉の解除コマンドはタイプCだいいな。」
「OK!!。」
ダストBOXのハッチは開きタクトたちはメーンコンピュータへ向かっていった。
そしてクレフは敵とエンカウントすることなく、キャプチャービームの制御室へ到着していた。クレフはキャプチャービームの電源をすべてOFFにした。
「これでよし・・。」
そこへ二人のアーマトループスが通りかかった。
「いったい何の騒ぎだ?。」
「演習かなんかだろ・・・それより聞いたか、空軍司令のマキシマ大佐が正式に皇帝の親衛隊に配属されたらしいぜ。」
「セビル・レイナード大佐の後任か・・・たしかシドーという女に倒されたんだろ・・・。」
「ああ、あれだけのジェノサイド・トループスを引き連れてたってのにな。」
「すごい奴もいるんだな・・・。」
「まったくだ。」
二人のアーマトループスは去っていった。
タクトたちはアーマトループスのスーツを脱ぎ捨て、私服姿にに戻っていた。
「ようやくついたな、あとはこのパスワードを入力すればOKだ。アルシオーネやってくれ。」
「OK。」
アルシオーネはアコードからもらった解除パスワードを入力した。するとモニターにはメーンコンピューターの機能を停止しますと表示されたのである。
「やったぞ、あとはここからおさらばするだけだ、クレフがキャプチャービームを解除してることを祈るだけだな。」
「ヒカル、メーンコンピュータは機能を停止させたわ。」
「ご苦労。今エルザ号の前にいるけど、敵が何名がうろついてるうかつには近寄れない。」
「そこでまってろ、オレたちもいまいく。」
そしてタクトたちはアーマトループスとエンカウントした。
「先に船へいってろ、うおおおおおおっ!!。」
タクトはライフルをもってアーマトループスへ突撃していった。その勢いに驚いたのかアーマトループスは逃げ出した、さらに追うタクト。
そして角を左へ曲がったそのとき、そこにはアーマトループスの大群が待ち伏せていたのだ、逆に追いかけられるタクト。(^^;)
心配するラズリたちも来たが・・・。
「退却だー!!。」
またしてもタクトたちはアーマトループスと激しい銃撃戦となっていたのだった。
場面は変わる、アーマトループスたちは急いで移動していた
「第4ブロックにて銃撃戦が始まった急げ!!。」
それをやるすごしたクレフはエルザ号へと戻っていく
第4ブロックではタクトたちはアーマトループスに追いかけられていた。
「ハッチをしめろ。」
しかしタクトたちはハッチが閉まるまえに先へ進んでいってしまった。
「何をしているはやく開けろ!!。」
タクトたちはエルザ号の港へと進んでいった。
クレフは第1ブロックへ進んでいた。そこには赤い色にライトソードを抜いたロード卿が待ち構えていた。クレフも懐からライトソードを取り出した。
ソードの色は青白ひかっている。
「待っていたぞ、導師クレフ、やっと再会できたな。これですべてが幕を閉じる。かつてはお前の弟子だったがいまは、私がマスターとなった。」
「それはダークサイドのことだろ!!。」
クレフとロード卿のビームソードは激しく火花を散らした。ロード卿と互角にクレフは戦っている。つばぜり合いになり、クレフはロード卿を突き飛
ばし、きりつけるが配電盤をきっただけだった。そしてにらみ合いが続く。
「力もおとろえたようだな。」
「わたしには勝てんぞ、たとえ倒しても私は無限の力を与えられてよみがえるのだ!!。」
クレフはロード卿に突きを試みるがかわされてしまった。
「おまえを永遠に葬ってやる!!。」
またつばぜり合いがはじまったり、ビームソードは激しく火花を散らしあっている。
タクトたちはようやくエルザ号のまえまできたが、アーマトループスに見張られていて身動きができないでいた。そして光とジェオも合流した。
光は紺色の戦闘装束に着替えていた。髪のいろは茶色のままである。
「エルザ号は大丈夫なようね・・。」
「ああ、あとはキャプチャービームしだいさ。」
クレフとロード卿の戦いは続いていた。それに気づいたのか、見張りのアーマトループスはみなロード卿とクレフの方へ見にいきだしたのだ。
「いまだ!!エルザ号へはしれ!!。」
そのことばにケイオスたちもエルザ号へむかってはしりだした。光はクレフがロード卿と戦っている場面を見た。するとクレフは光の方をみて
そっと微笑み、ロード卿をみて自分のビームソードを垂直にかかげたのだ。それをみたロード卿はおもいっきり右打席でクレフめがけてスイング
したのだ。するとクレフは蒸発してマントだけが遺った。それをみた光は
「クレーッフ!!。」
と大声で叫んだのだ。その言葉でアーマトループスは気づき、また銃撃戦となる。ロード卿はクレフのマントを踏みつけていた。
光も銃で応戦する。
「光!!速く乗り込め!!」
「ハッチをしめろ。」
光はハッチのスイッチを銃で壊し、ハッチはゆっくりとしまっていく、その向こうにはロード卿が去っていく姿が見えていた。
「いそげ、ヒカル!!走るんだ!!。」
光の頭のなかにクレフの声が聞こえた。光はエルザ号に乗り込んでいった、トニーとマシューズはセグメントアドレスの部屋にずっと隠れていたので
つかまらずに済んだようだ。
「あのクレフがビームの電源を切ってなければまた逆戻りだ!!トニー速くだせ!!。」
「アイサー!!。」
エルザ号は機動要塞から、脱出を始めた。

続く
管理人:PN.らくがきねこ

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