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第97話、再会編(6)ファーレンへ

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エレメンタル・フォースの海上部隊からは統括のタクトと副官のラズリ、そして監査方に正式に配属されたアルシオーネと岩崎
エルザ号からはケイオスがファーレンへ派遣することになった。その話をするため光は白色のビジネススーツを着用しエルザ号に
のってファーレンへ向かった。そこは殆どが海で占めている中華風の海上都市であった。
「これがファーレンか、まるで香港みたいだな」
「ここを収めているのはいまでもアスカと名乗る女王様と聞いている、風ちゃんも親しかったらしいから何とかなるかも・・。」
「でも私がここへ来てもよかったのかしたら?。」
「なにがだよアルシオーネ。」
「数年前は私は”敵”だったのよ・・・。」
「今はちがうだろうよ。いつまで過去を引きずるなよ。」
「わかったわタクト。」
エルザ号は海に着水し、ファーレンの港に到着した。港にはアスコットとサンユンが迎えにきていたのであった。
「お待ちしておりましたエレメンタル・フォースのみなさまようこそ、ファーレンへアスカ女王の側近のサンユンともうします。」
「デボネアとの戦い以来ですね。」
「あなたはあの魔法騎士だった獅堂光さんですね。」
「大きくなったわね。サンユン」
「風さんのことは残念でした・・・。風さんの死はセフィーロから伝わりました・・・・。」
「ヒカル・・・。」
「アスコット・・・。」
「聞いたぞ!!、ウミのこともそしてクレフのことも・・・!!、お前はアルシオーネ生きていたのか・・・。」
「エレメンタル・フォースの総帥に助けられたのよ・・・。今ではヒカルの味方よ。」
「信じられないな・・・・。また裏切るんじゃないか?」
「その時はこの私がアルシオーネをその場で殺してやる。」
「ヒカル・・・お前変わったな・・・。」
「アスコット、もうヒカルはあなたの知っている昔のヒカルではないわ・・彼女を怒らせないほうがいい・・・。」
「そうそうあの時も光はアルシオーネに銃口を向けてものすごい顔でにらみつけていたからな。あの時はオレもビビッてしまったからな。」
「余計なことを言うな!!タクト!!。」
「・・・・とにかく王宮へ案内しましょう。」
龍の形をした船にヒカルの一行は乗り込みファーレンの王宮へと移動した。
「すげえ乗り物だ・・。」
「本田少佐あれ・・・。」
「うわでっけー龍の建物だ。」
「あれは童夢・・・。セフィーロに来た移動要塞よ・・・。」
「異世界は本当にすごい・・・でんでらりゅうば、でてくるばってん、でんでられんけん、でてこんけん、こんこられんけん、こられられんけん
こん、こん。」
「なんだ、その歌は?。」
「光!!おまえ、でんでらりゅうを知らんのか?。」
「知らん!!。」
それもそのはずである、この歌が本当に歌われるのは2003年になってからであった(^^;)。
タクトは両腕を頭の後ろに組んで答えた。
「ファーレンの女王ってどんな人なんだろう・・・ラズリはどうおもう?。」
「さあな・・・・。」
船は王宮へ到着した。
「すげえ!!まるで竜宮城だぜ。」
「竜宮城?。」
「浦島太郎っていう童話に出てくる城の名前だよ。」
「そ、昔、昔、浦島は助けた亀に連れられて竜宮城へ行く途中息ができずに死んじゃったってね。」
光はタクトの頭をゲンコツした。
「お前は牧伸二か!?。阿呆な歌、歌いおって!!。」
そして、船から下りた一行はサンユンとアスコットの案内で王宮の中を進み、一行は玉座の間に到着したのである。
「まもなくアスカ様がお見えになります。」
サンユンの言葉で光は、タクトたちを平伏させた、やがてアスカ女王が現れたのである。髪形は数年前と同じだが、すっかり背も伸びて
美しく成長していたのであった。
「遠路はるばる大義であった、そのほうら、面をあげよ。」
アスカの言葉に平伏していた光たちは面を上げたのであった。
「おひさしゅうございます、アスカ様。」
「おおっ!!、おぬしはヒカルではないか確かフウと親友だった、久しいのうそのほうも見違えたぞ。」
「アスカ様もお美しく成長されて(^^)。」
「フウのことは残念じゃった・・・。アスコットから事情はよく聞いておる。」
「私がもっとしっかりしていれば・・・・(>_<)。」
「・・・とにかくよく来てくれた。ゆっくりしていくがよい。」
「これは総帥からアスカさまへあてた親書です。」
アスカは龍崎が書いた親書を読んだ。
「なるほど、ここで修行をして、帝国の蜂須賀4兄弟に対抗したいというのじゃな。」
「はい、そしてアスカ様の幻術で蜂須賀4兄弟の模擬戦闘も試みたいのです。」
「わかった。そういう理由ならわらわも協力はおしまない。」
このあとファーレンでは宴が始まったのである。
「すっげー!!宮廷料理だぜ、ユートもつれてくりゃよかったな。」
「そうですね」
タクトたちは出された料理を食べている。そのころヒカルはアスカと庭園にいた。
「はやいものじゃな、あれからもう7年になるのか、セフィーロのみんなは達者で暮らしているとアスコットから聞いておる。
ヒカルもいまじゃエレメンタル・フォースの代表と流通部門の統括かはげんだそうじゃな。」
「はい・・・・。」
「蜂須賀4兄弟は強い、わらわの幻術で役立つかどうか・・・・・。」
「アスカ様は蜂須賀4兄弟をご存知だったのですか?。」
「うむ、今ではディアマンテ帝国の暗殺部隊のリーダーじゃが、その以前は光と同じ異世界から来た者たちじゃ数年前にもここへ来てな
アスコットのおかげで危機は免れたのじゃよ。」
「あのアスコットが・・・。」
「それ以来アスコットはこのファーレンにつかえている。」
「ヒカルー!!、ここにいたのかよ、お前も食べにこいよ早くしないとなくなるぞ!!。」
「わかってるわよ(=`△´=)!!。」
「楽しんでこいヒカル。明日からは大変じゃからな。」
光はアスカに一例をして庭園を後にした。

続く
管理人:PN.らくがきねこ

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