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完結編(1)
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光がロードに連れ去られてから2ヶ月が経過していた。龍崎はいまだに惑星アンフィニーの帝国軍に捕らわれの身となっている。エレメンタル・フォースは総帥と代表不在という
状態で、山波は光の側近だった川崎と鈴木の助けをうけながら切り盛りしていた。
拓斗たちは監査方の岩崎ととも龍崎救出のために奔走を続けている。
そして拓斗たちがエルザ号に帰還してきた。ハンガー(格納庫)に山波が駆け寄る。拓斗の機体の後部座席にはラズリ・プロストが座っていた。
ユート「どうだったあれから何かわかったか。」
タクト「さっぱりだ、龍崎さんが帝国軍に支配された惑星アンフィニーに捕らわれているのはわかったが、以前行った基地はすでにもぬけのからだった。
奴らの別アジトへ移転したにちがいない、アルシオーネと岩崎さんがアンフィニーに残り捜索を続けている。」
ユート「光は行方不明・・・お手上げだそれにエレメンタル・フォースの財政も底をつこうとしている。」
ラズリ「財政なら勘定方の川崎さんと新しく入ったジョーが資金繰りに奔走しているよ。」
マシューズ「資金のことなら心配ないぜ。」
ユート「船長・・・。」
タクト「借金抱えてる人はだまってなマシューズの旦那。」
マシューズ「うるさい!!。」
ユート「現在稼動している機体はレイアースMK−3の3機を含めてわずか12機ときている。」
タクト「そのうちの1機は光が乗っていっちまったからなあ(´△`)=3。」
拓斗は深いため息をつく。そこへケイオスがやってきた。
ケイオス「もうすぐザズさんがオートザム本国から補充の機体を取りに来ますよそれまでの辛抱です。」
ラズリ「機体が増えても隊士がいないことにはそれも一騎当千で戦えるぐらいのものがいないと話にならんよ。」
マシューズ「あのこはどうなんだ、ユート?。」
ユート「あの子ってエリーのことですか船長。」
マシューズ「ああ。」
ユート「エリーはますます腕を上げてますよ、なんせレイアースMK−3のメインパイロットをまかされているんですからね。」
マシューズ「3号機か。」
ユート「そうです。」
するとハマーがマシューズに声をかけた。
ハマー「船長、ザズさんが戻ってきたっすよ。」
マシューズ「おし、着艦口を開け。」
エルザのハッチが開き、ザズの貨物船が着艦した。
ユート「お帰りザズ。」
ザズ「レイアースMK−3の4号機と5号機が完成したのでそれを持ってきたよ。」
ユート「すまんな、早速だが4号機をオレの1号機と同じカスタマイズにしてくれんか。」
ザズ「スーパーセレスと同じにするんだな、やってみよう、それよりも5号機はどうすんだ?。」
ユート「万一のため部品取りとして使う。」
ザズ「わかったよユート。」
それから7日が過ぎた。
タクト「龍崎さんはいまだに蜂須賀四兄弟に捕らえられままだ、光もアンフィニー基地へ出撃して以来消息は絶っている、でもユートは良くやってるよ仲間で助け合いながら
このエレメンタル・フォースを切り盛りしてんだからな。」
ライコネン「まったくだ。しかし、タクト、ユートはいつ総帥を救出にいくのだろうか?。」
ライコネンがタクトに問いかけるが、タクトは首をかしげてしまった。
タクト「わからん・・・、だがこっちもオートザムとの戦いで(※96話参照)かなりの隊士を失ってしまった、ユートは隊士の募集で奔走している。正規軍レベル
だったら、集めるのは簡単だが、俺達みたいな一騎当千レベルともなると集めるのは容易ではないよ。」
そこへ山波が一人の男をつれてもどってきた。
タクト「ユートどうだった?。」
ユート「なんとか今回新たに3名の隊士が加入してきたすることになった。そのうちの2人はオートザム出身だ。ところで拓斗この男誰かに似てないか?。」
タクト「・・・・ああ、死んだミハエルにそっくりだ。」
ラルフ「ラルフ・ボルナコフです、死んだ兄の意思を受け継いでこのエレメンタル・フォースに入隊しました。」
タクト「ミハエルの弟か!!。」
ライコネン「まるで、ミハエルが蘇ったみたいだ。」
タクト「あと何人ぐらい必要なんだ?。」
ユート「最低でも30名は必要だそれも正規軍レベルではく一騎当千レベルの隊士をな、光の苦労が良くわかるよ、それだけじゃない戦闘機やギアといった兵器も不足している。」
タクト「異世界最強のエレメンタル・フォースが聞いてあきれるな。」
ライコネン「まったくだ、幸い帝国軍の攻撃がないからいいものの、ここでせめてこられたらアウトだぜ。」
タクト「オートザムはあの一件で壊滅状態にしてしまったし、たよりになるのは星団連邦やクーカイファウンデーションだけだな。」
ユート「あいつらはもう動かないよ、クーカイファウンデーションだって自分ところを防衛するのがやっとの現状だ。」
そこへラズリ・プロストがやってきた。
ラズリ「マシューズから伝言です、オートザム製のギアCRXを20機、それとレイアースMK−3の量産型の機体10機を手に入れることができたそうです。」
ユート「それはホントか?。」
ラズリ「はい。」
タクト「これで機体はなんとかなったなCRXといったら結構ポテンシャルの高い機体だマシューズの旦那そうとう無理をしたな。」
ライコネン「しかしレイアースMK−3の量産型ってのが気になる。」
ラズリ「とにかくハンガー(格納庫)へ行きましょう。」
ここはエレメンタル・フォースのハンガー、機体の組み立てをザズが指揮を取っていた。
ザズ「来たな、これが今回新しく投入されたレイアースMK−3の量産型グランディスだ。」
タクト「グランディス?レイアースMK−3とどう違うんだ?。」
ザズ「こいつは変形機能を省略したもので人型のままだが、オプションを装着することによって飛行形態に近いものにするこができる。」
ユート「3機は航空部隊で欲しいな。」
タクト「オレの海上部隊にも配備させてくれ!!。」
ザズ「タクトは何機欲しいんだ?。」
タクト「そうだなあ、ユートと同じ3機でいいや。」
ザズ「陸戦部隊はいま誰が統括してるんだ?。」
ユート「統括はイワンがやっていたんだが、このあいだのオートザムとの戦いで戦死してしまったからな。今はジェオが統括している。」
ザズ「じゃあジェオにも何機必要か確認しないといけないな。」
ジェオ「オレはいらないよそのかわりCRXを10機くれ。ユートとタクトは5機ずつあればいいだろ。」
タクト「おれはかまわないぜ、ユートは?。」
ユート「おなじく・・・。」
ザズ「残った4機のグランディスはどうする?。」
ユート「また部品取り用に保管しておいてくれ。」
ザズ「OK!!。」
こうしてエレメンタル・フォース治安維持部門航空部隊と海上部隊にはそれぞれグランディスが3機CRXが10機新たに増備され、陸戦部隊にはCRXが10機増備された。
そこへ一般隊士らがユートのところへやってきた。
隊士「総長!!、いつになったら我々はアンフィニーへ出撃できるのですか?。総帥が帝国に捕らえられてから既に2ヶ月たっているんですよ。」
ユート「君達の気持ちはよくわかる、このオレとて今すぐにも出撃したい、だが今のエレメンタル・フォースは機体に関してはマシューズの協力でなんとかなったが戦える隊士の数が
いまは非常に不足している、いま戦いにいっても我々には勝ち目はないイワンも死にユーノスも逝ったここはこらえて欲しい!!。」
隊士「しかし、いま帝国がここへせめてこられたらどうするおつもりですか!?。」
タクト「そうだよユート、そんときはいやでも戦わなきゃならないぜ。イチかバチかクーカイファウンデーションに援軍を要請してみたらどうだい?。」
山波は苦悩していた。
そこへ豊田明里(とよためいり(女性、オペレーター))がブリーフィングルームに入ってきた。
明里「監査方の岩崎さんから通信がありました。」
ユート「なんて?。」
明里「帝国軍ジェノサイド・トループス部隊の新基地を発見、ただちに龍崎総帥の救出へ援軍を要請されたし、場所は・・・・。」
明里はユートたち岩崎のメッセージを一部始終つたえた。
ユート「よし、これで総帥を救出することが出来る。」
そしてユートはいまいる隊士らをブリーフィングルームへあつめた。
ユート「今回は新たなエレメンタル・フォース治安維持部門の人事を発表する、まず航空部隊は指揮官のこのオレ、そして副官はサバンナ・ライコネン大尉、隊長はエリー・サイモン中尉
が勤める、海上部隊は指揮官本田拓斗少佐、副官はラズリ・プロスト大尉、隊長はラルフ・ボルナコフ少佐(ミハエルの弟)、陸戦部隊は指揮官ジェオ・メトロ、副官は今回加入した
ローラ・ラルース(女性)、隊長は同じく新加入のスバル・ミナルディだ、監査部隊のリーダーにはいま先にアンフィニーに潜入している岩崎敬介彼には医者も兼任してもらう、
副官にはおなじく先にアンフィニーに潜入しているアルシオーネに、細かい詳細は掲示板を参照のこと以上だ。解散!!。」
一方ここは惑星アンフィニーにある帝国軍基地ここにはいまやジェノサイド・トループスの指揮官となった蜂須賀四兄弟が独占していた。先に潜入していたアルシオーネと岩崎は
途中で見張りのアーマトループスを倒しその戦闘服に着替えて基地に潜入し、エレメンタル・フォースの総帥である龍崎勇が捕らえられている部屋へ移動した。
アルシオーネ「龍崎さん。まっててくださいね今助けてあげます。」
アルシオーネはカーボナイト凍結の解除ボタンを押した。するとカーボナイト凍結をされていた龍崎は元の姿にもどったのである。
龍崎「ここは、どこだ・・・目がみえん。」
アルシオーネ「じっとしてください、カーボナイト凍結から解凍されたばかりなので一時的に視力が低下しているだけだすじきに回復します。」
龍崎「その声はア・・・アルシオーネだな?。姉さんと望は?。」
アルシオーネ「勇さんも望ちゃんも無事に保護しましたよ。」
龍崎「ここはどこだ?。」
アルシオーネ「惑星アンフィニー帝国軍基地です。」
龍崎「帝国軍基地だと!?。」
アルシオーネ「さあはやく、ここから脱出しましょう。私の左肩につかまってください。」
岩崎「こっちは大丈夫だ。はやく!!。」
場所は変わってエレメンタル・フォース基地内の代表室。ここでは各治安維持部門の統括が集まっていた。
ユート「タクトはラルフ、そしてジェオはエリー、そしてオレはライコネン、この6名で先に惑星アンフィニー帝国軍基地に潜入している岩崎さん、アルシオーネと合流する。」
タクト「わかった。」
ユート「エリーおまえは後部座席に移れ、ジェオの旦那をメインパイロットにしてお前はジェオをサポートしろ。」
エリー「山波さん、なぜ私が後部座席に!?。」
ユート「ジェオのほうが戦闘経験を積んでいる、それに今回の作戦は絶対に成功させなければならない、わかってくれ。」
エリー「・・・・わかりました。」
ユート「タクトはCRX隊を率いてジェオを援護、オレは空中からの敵にそなえる。」
ジェオ「いよいよ龍崎総帥を救出するわけか。」
ユート「だが今度の相手は帝国のなかでももっとも残虐な蜂須賀四兄弟が率いるジェノサイド・トループスだこちら側も何名か犠牲者がでるのは覚悟しないといけない。」
タクト「こんどは何人しぬかな?。」
ユート「戦う前からそんな弱気でどうする!!。ジェオとタクトは基地に潜入したらアルシオーネたちと合流してくれオレも後から行く。」
タクト「白兵かあ、機動要塞以来だな腕がなるぜ!!。」
ユート「そうと決まったら、すぐに隊士をブリーフィングルームへ集めろ。」
こうしてエレメンタル・フォースはいよいよ総帥を救出する作戦を決行しようとしていたのであった。
ブリーフィング・ルーム、山波が壇上にたった。
ユート「アテンション(注目)!!、エレメンタル・フォース治安維持部隊はこれより、惑星アンフィニーへ向かう、目的はエレメンタル・フォース総帥龍崎勇
の救出と帝国軍ジェノサイド・トループスと蜂須賀四兄弟の攻略にある。蜂須賀四兄弟はタクト、ラズリ、ジェオ、そしてラルフの4名が中心になる、
あとの30名は白兵だ。指揮はラルース君にまかせる。」
ラルース「了解しました(/=`△´=)。」
ユート「ジェオの旦那は帝国の援軍に備えつつ、タクトたちとラルースの隊を支援!!航空部隊はオレとともに空中からの攻撃に備える、この戦いは帝国
なかでももっとも残虐なジェノサイド・トループスだみんな心してかかってもらいたい!!。」
隊士「(=`△´=)/おおおおおおおっ(=`△´=)/!!。」
そして基地には再び活気が戻ってきた。
「メインエンジン点火!!。」
そして山波の青い機体がカタパルトにたち、そしてタクトの緑色の機体もすぐ隣のカタパルトにたった
タクト「ユート、久々にやるか、俺たちが小松でみせたあれ。」
ユート「そうだな、これが最後になるかもしれないからな。」
タクト「よせよ、冗談じゃない!!。」
明里「山波・ライコネン機、本田・ラルフ機発信スタンバイOKです!!。」
ユート「山波裕人、サバンナ・ライコネン、レイアースMK−3スーパーセレス出るぞ!!。」
タクト「同じく本田拓斗・ラルフ・ボルナコフ、レイアースMK−3ヤクト・ウインダム出るぜ!!。」
2機の機体は同時にカタパルトを飛び立った。そしてジェオとエリーの赤い機体レイアースMK−3や、他のGTO2も次々と惑星アンフィニーへ向けて出撃して
いったのである。
続く
管理人:桜ヶ丘うーくん
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