このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

完結篇(2)

戻る時はブラウザで”戻る”を指定してください。

ユート「まもなく惑星アンフィニーに到着する。」
タクト「じゃあ、先に惑星アンフィニー帝国軍基地に潜入しているぜ。」
ユート「死ぬなよ、タクト、ラルフ!!。」
タクト「それはコッチのセリフだぜユート!!。」
ジェオ「ラルフ、いよいよおまえの初陣だぞ!!。」
ラルフ「わかってます!!。」

惑星アンフィニー帝国軍基地

手下「悟李羅(ゴリラ)様(蜂須賀四兄弟長男)上空に敵機が!!。」
悟李羅「なんだと!?して数は?。」
手下「50機はいます。」
悟李羅「次男の虎武羅(コブラ)三男の 駒人(コマンド)四男の 乱坊(ランボー)をすぐに呼び出せ!!。オレもゲルニカ(帝国軍戦闘ギア)で出る!!。」
手下「はっ!!。」
ジェオの機体とタクトの機体がアジトの前に降り立った。そして多数のジェノサイド・トループスがタクトたちに襲い掛かってきたのだ!!。
タクト「どけどけどけ〜どけどけどけ〜邪魔だ邪魔だ、どけどけどけ〜!!」
ラルフ「すげえタクトさん白兵でも強いな!!。」
ジェオ「数が多すぎる(=`△´=)!!。」
そしてラルースの陸戦部隊が続々と降下してきた。
ラルース「ジェノサイド・トループスは我々にお任せを!!タクト司令達はすぐに蜂須賀四兄弟のとこへ!!。」
タクト「すまねえ!!ラルース!!。」
タクトたちは奥へと進んでいった。
そのころ山波たちは迎撃してきた帝国軍のガンシップやチェイサーと空中戦をしていた。
ライコネン「後方に大型のギア!!。」
ユート「種別は!!。」
ライコネン「ゲルニカです!!。」
ユート「ゲルニカだと!!、まさか”あの男”(※機動要塞編第85話参照)が現れたのか!?。」
悟李羅「私の名は蜂須賀四兄弟、長男悟李羅!!、隊長機とみたいざ尋常に勝負!!。」
ユート「私はエレメンタル・フォース総長兼治安維持部門航空部隊統括 山波裕人中佐だ!!相手にとって不足はない、かかって来い!!。」
悟李羅「いくぞ!!山波とやら!!。」
山波の機体は飛行形態かた人型の形態に変形した。
そのころ龍崎はアルシオーネたちとに安全な場所に移動していた。

そのころタクトたちは虎武羅、 駒人、乱坊の攻撃に苦戦していた。
タクト「おもったより強いこいつら・・・。」
アルシオーネ「タクト!!、ファーレンでの特訓をおもいだして!!。」
タクト「アルシオーネ無事だったかして龍崎さんは?。」
アルシオーネ「岩崎さんが一緒に脱出しています。」
タクト「そうか、それは良かった岩崎さんが一緒ならもう大丈夫だ、ファーレンでの特訓?おうあれだな(※第98話参照)。」
ラルフ「あれってなんですか?。」
タクト「そうかおまえはあのときいなかったから知らないんだったな。オレとタクト司令そしてアルシオーネはファーレンで対蜂須賀四兄弟の特訓をして
いたんだ。」
ラルフ「特訓?。」
するとタクトは両目をつぶった。
虎武羅「おい、なんだこいつ突然目なんかつぶりやがっておかしくなったのか?。」
タクト「(心の目でみろってか・・・。難しいがやってみる価値はあるぜ。)」
一方空中では・・・。
悟李羅「なんだあいつ、突然飛行形態になりやがったって逃げる気か!!。」
ライコネン「なにを考えてるんだ!!。」
ユート「奴をおびき出す!!。」
そして山波の機体はスピードを落とした
ライコネン「スピードを落とすなんてそんなことをしたら打ち落とされてしまうぞ!!。」
ユート「ギリギリまでひきつける・・・。」
ライコネン「正気かおまえ!?。」
悟李羅「なんだか知らんがこの勝負もらったぞ!!。」
ユート「いまだ!!。」
山波はレバーを上げて急上昇し一瞬にしてゲルニカの後をとったのだ。」
ユート「覚悟!!。」
悟李羅「しまった!!まさか”こんな芸当”ができる奴がいたなんて!!。」
山波はブラスターキャノンをゲルニカにお見舞いし、ゲルニカは一瞬にして空中爆発をおこしたのであった。
ユート「やったぞ蜂須賀四兄弟の親玉をやっつけた!!。」
蜂須賀四兄弟、悟李羅死亡!!。
龍崎「山波おれだ!!、龍崎だ!!、岩崎に助けられてなまだ目が良く見えないが・・・、これで残るは蜂須賀四兄弟の3人だけだ!!。」
ユート「総帥、ご無事でしたか!!。」
ライコネン「やったなユート。」
ユート「ようし、全機突入せよ!!、これより帝国軍基地へ着陸する、全員銃を取れ、白兵だ!!。」
航空部隊は陸戦部隊と合流、山波もライコネンも機体からおり、悟李羅が倒れたことによって烏合の衆と化したジェノサイド・トループスに総攻撃を開始した。
アジト内ではジェノサイド・トループスのほかにアーマトループスも現れ、銃撃戦が展開されている。
ラルース「山波総長!!、敵は大混乱しています、はやくタクト司令たちの援護に向かってください。」
ユート「わかった!!。」
山波達は奥へと進んでいった。そしてついにタクトたちと合流したのだ。
ユート「そこまでだ蜂須賀四兄弟の3人、おとなしく降伏しろ!!、もう悟李羅はもどらん!!。」
乱坊「そんな馬鹿な、兄者が沈むなんて。」
駒人「もはやこれまでか。」
そしてエレメンタル・フォースの隊士たちが大勢かけつけ完全に包囲されている。
虎武羅「我々の負けだ、無念だが潔く降伏しよう。」
蜂須賀四兄弟の3人は武器をすてそのままお縄についたのであった。
乱坊「無念ジャー・゜゜・(>◇<;)・゜゜・!!。」
こうして惑星アンフィニーは開放され、蜂須賀四兄弟の残った3人の身柄はオートザム本国へ引き渡され、まもなく処刑された。
こうして帝国軍でもっとも残虐な部隊ジェノサイド・トループスはここに滅亡したのであった。
基地へ帰還した山波たちは龍崎を本国の病院へ入院させた。

中央病院

山波はエリー、タクトをつれ、龍崎の病室へ向かった、そこには岩崎が付き添っていたのだ。
ユート「岩崎さん、龍崎さんの容態は?。」
岩崎「あの人はホントにすごいです医者も驚いていました。一時的に見えなくなった視力はもう回復しており、あと2、3日で退院できるようです。」
タクト「それはよかった。これであとは光が戻ればいよいよ帝国との戦いにケリを付けられる。」
ユート「しかし気になる。」
タクト「なんでだ?。」
ユート「ジェノサイド・トループスと蜂須賀四兄弟は倒したが、レイナードの姿がなかった。」
タクト「レイナード?。」
ユート「海さんと風さんをころしたセビルの妹だよ。」
タクト「皇帝の観艦式にいたやつか。」
龍崎「しかし、光の消息がわからないことにはどうしようもない、岩崎なんとか帝国本都に潜入できないだろうか?。」
岩崎「むずかしいですね、現在は完全に交通も封鎖されていますし、チェックもそうとう厳しくなりましたからねえ、やはりアンフィニー基地とジェノサイド・トループスが
滅亡したのが決定的だったようです。それに妨害電波も強化されてますから通信もできません。」
龍崎「しばらくは様子を見たほうがいいだろう。」

帝国軍本都
ロード卿と、マキシマは帝国の本都に到着し、皇帝に謁見していた。
皇帝「よくやった!!獅堂光を捕らえたそうだな、して今はどうしている?。」
ロード「はっ、今はふたたびノヴァとなって私にすっかりなついています。」
皇帝「実の娘だからすぐになじんだようだな、してマキシマよレイアースMK−3とやらも回収したそうだな。」
マキシマ「はい、彼女の持っていた収容カプセルにありました。これを元にすれば最強のギアや魔神の開発ができます。もちろんマキナトループスの量産も可能です。」
皇帝「二人ともご苦労であった。」
レイアースMK−3は帝国軍のハンガーに収容されていた。マキシマは部下のレイナードと一緒にレイアースMK−3を見ている。
レイナード「これがエレメンタル・フォースが開発した可変戦闘ギアレイアースMK−3・・・しかし色がないですね。」
マキシマ「おそらく特殊な装甲を採用しているのだろう、オートザムが良く使うものだ、エレメンタル・フォースにこんな技術があるとは思えんこれはオートザムによって
建造されたものとみていいだろう。こいつを改造して、かつてノヴァが乗ったレガリアそしてロード卿と今は亡き蜂須賀悟李羅が搭乗したゲルニカをもしのぐギアにしてやる。」
レイナード「名前はどうします?。」
マキシマ「ノヴァの機体になるなら、こいつはレガリアMK−2ってとこだな。」
レイナード「レガリアMK−2・・・・。」
マキシマ「レガリアとはかつてデボネアがつけた魔神の名前だ。」
レイナード「でも私はこのてで兄セビルの仇をとりたかった・・・・。こいつは本当に我々の味方になるのでしょうか?。」
マキシマ「それに関してはいまロード卿が動いている。」
そのころ館でノヴァはメイドによってドレスの着付けをされていた。
メイド「とってもお似合いですよ、お嬢様。」
ノヴァ「・・・・・ドレスなんて初めて着る、いままで黒い戦闘スーツしか着ていなかったから。それに私の顔別人みたい。」
メイド「無理もありませんよ、あなたは7年も眠っていたのですから。」
ノヴァ「ヒカルにも見せたかったこの姿。」
そこへアコード・マキシマが訪問してきた。
メイド「これはマキシマ閣下。」
マキシマ「ノヴァとやらを見に来た。」
ノヴァ「あなたは?。」
マキシマ「私はディアマンテ帝国軍最高司令官アコード・マキシマと申します、ノヴァお嬢様。」
ノヴァ「アコード・マキシマ・・・。」
マキシマ「左様にございます。そのドレスとてもお似合いでございます。」
ノヴァ「ありがとう、えーと。」
マキシマ「マキシマと呼んでもかまいませんノヴァお嬢様、このたびの復活はまことにおめでとうございます、さぞデボネア様もセビル大佐も地下でお喜びでございましょう。」
レイナード「これが暗黒面を受け入れたシドーか・・・・まったくの別人だ。」
「そちらは?。」
マキシマ「私の側近のドミニク・レイナード少佐です。このかたは以前デボネア様にお仕えしておりましたセビル大佐の実の妹でもあります。」
レイナード「ノヴァとやら、覚えておけ、私は”お前のなかのシドー”が兄を2度も殺したことを良く覚えておけ、もしお前が再びシドーに覚醒したその時は私がお前を
この手で殺してやる!!いいな!!。」
ノヴァ「・・・・・わかったわ。ところでマキシマ。」
マキシマ「なにか?。」
ノヴァ「なぜデボネアお母様やセビルのことを知っているの?。」
マキシマ「デボネア様とセビル大佐はもとはディアマンテ帝国のものだったのです。もっともあなたは7年前に一度父上とお会いしているはずです。(※46話参照)」
ノヴァ「おもいだした、たしかデボネアお母様にいちどここへ来たことがある、あのときの黒い鎧を着た人が。」
マキシマ「そうです、あのかたがロード卿で実の父親であります。」
ノヴァ「あの時は私がヒカルの中にはいって長い眠りについたけど、今度はヒカルが私の中にいるのね・・・。でもまた遊んで欲しかった。」
マキシマ「あなたの夢、このアコード・マキシマがかなえてみせますよ。」
ノヴァ「本当?マキシマ。」
マキシマ「もちろんですともソレまでは父上のおっしゃったとおり修行に励んでください。それでは我々はこれにて失礼いたします。」
そういってマキシマはロード卿の館を後にした。
ノヴァ「ヒカルにまたあえる・・・・・。」
そしてロードが館に戻ってきた。
ノヴァ「お父様。」
ロード「いまもどったぞ。」
ノヴァ「前から気になったのですが、なぜそのマスクを取らないの?。」
ロード「昔の戦いでわしは瀕死の重傷を負ってな体の殆どが機械化されてしまっている。それにこのマスクは生命維持装置と連動しておってとりはずせないのだ。」
ノヴァ「ヒカルがいないなんてつまらない!!。お母様もいないんでしょ?」
ロード「デボネアさまのことか・・・・数年前に・・・。だがワシはお前の実の父親だ、ワシがついておるそしてヒカルはお前の内にある。」
ノヴァはロード卿に抱きついたのだった。
それから3日後ロード卿は帝国のラボにいた。
ロード「これは?」
皇帝「マキシマの頼みでなこれはクローン技術とナノマシンによって生身の体を作っている。セビルのときもこうして蘇生させた。」
ロード「そうだったのですか。」
皇帝「そうだ、お望みならお前の体もこれで再生してやってもいいぞ。」
ロード「いいえ、ワシはこの体で十分です。」
皇帝「フン!!欲のないやつだな。ところでロード卿、おまえの実の娘はどうしておる。」
ロード「いまはワシの自宅にて修行に励んでおります。」
皇帝「そうか、完全に暗黒面を受け入れたようだな。今後の任務は追って沙汰する、それまで館にて待機していろ。」
ロード「はっ。」

ロードの館

ノヴァは帝国の魔神兵アーマトループスを相手に組み手の修行をしていた。
マキシマ「なるほどさすが獅堂の力を引き継いでいるだけのことはある。この強い力をもつノヴァと今建造中のアーマトループスを融合させれば最強の魔神兵が完成する。
そうすれば、ロードはおろか皇帝をも倒しこのアコード・マキシマが帝国を支配いや全異世界をも支配できる。ノヴァよもっと強くなれ!!。」
マキシマには恐るべき野望を持っていたのだ。

それからマキシマは帝国のラボへ移動し生身の体に戻るためにリアクターに入れられていた。そこへ皇帝(エンツォ・エ・ディノ・ディアマンテ(元セフィーロの創師だった))
が現れた。
エンツォ「どうだ、マキシマの様子は。」
科学者「いまのところ以上はありません。」
エンツォ「そうか・・・。」
そしてリアクターからマキシマがでてきた。
エンツォ「どうだ?。生身の体に戻った気分は、おまえの新しい体はクローン技術とナノマシンによって作られた最高のものだ。」
マキシマ「ありがたき幸せにございます、皇帝陛下。」
エンツォ「ところで、蜂須賀四兄弟を失ったそうだな。そのうえジェノサイド・トループスもエレメンタル・フォースの手によって滅び、
植民地だったアンフィニーも解放されてしまった。」
マキシマ「お詫びの言葉もでません・・・。」
エンツォ「まあよい、こっちにはお前とマキナトループスがまだ残っている。そしてその新しい体でさっそく搭乗してもらいたいマキナトループス
がある。」
マキシマ「まさか、あれをお使いに?。」
エンツォ「そのまさかだ、だが他のマキナトループスと違い脳を摘出する必要はない、おまえの体はナノマシンの集合体だ、自然に”あの機体”
と”シンクロ”できるようになっている。そのために機械の体よりも生身の体に戻ることを望んだのであろう。マキシマよ。」
マキシマ「おおせの通りにございます陛下。」
エンツォ「そのマキナトループスはデボネアマーク2。これでノヴァとともに、エレメンタル・フォースを血祭りにして来い。」
マキシマ「ハッ!!。」

マキシマのデボネア2とノヴァの乗るレガリア2はエレメンタル・フォースの本部があるシンキロウへと向けて飛び立っていった。

続く
管理人:桜ヶ丘うーくん

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください