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車両
    


アタック社38(t)榴弾砲装備偵察戦車
アタックの38(t)榴弾砲装備偵察戦車です。かのアタックのキット、さぞや組みにくいだろうと思いましたが、やってみると意外と組めるものです。 

車体前部左右、機動輪周辺のフェンダー内側、キットのままではどうやっても形になりません。プラ板で壁を作りました。 

戦闘室はたっぷり摺り合わせないと形になりません。おまけに組立手順を十分考えて誤差をどちら方向に逃がすか計画しておかないと苦労します。戦闘室の装甲板も厚すぎますが、これを薄く加工していると多角形の各面が干渉して大工事になります。ただでさえ大変なのに… ということで薄々攻撃は行っておりません。 

キャタピラもなんとか綺麗に巻けました。キャタピラはプラ製で片側4本をつなげて一周、つまり機動輪や誘導輪の部分も1ピースずつには別れておらず、長いキャタピラを強引に曲げるようになっています。折れてしまわないようにゆっくり慎重に曲げればうまく行きます。 

アタック社3号G型
アタックの3号戦車G型です。店頭に入荷していたので思わず買ってしまいました。
でも3号の改造キットとしては、MRモデルズやファーストエアのもの(いずれもレベル用)があり、精密度では雲泥の差。
だからこのアタックは完全にキットのまま。
キットのまま作るとこうなる、というサンプルです。
このキャタピラ、よく見ると昔のエッシーのプラ製キャタピラのコピーなんですね。形状がそっくり。 

アタック社3号突撃砲E型とF型
アタックの3号突撃砲E型とF型の途中経過です。やや組立に苦労しますが、形状はまずまずです。
苦労したのは戦闘室後部(ハッチの後縁、エンジンの前)の装甲板が全然合わないことです。
3号突撃砲の初期型の特徴はいずれもこの装甲板が斜めになっていることで、これがすり合わせ&プラ板修正をしないとうまい角度で収まってくれません。また車長と装填手用ハッチがその間の天井と一体成形になっていて、これが車体と全然合わない。強引に曲げて接着しました(パーツが白くなっているのは曲げた跡)。 

もう一つ気になったのが、左右フェンダーが横から見て角度が無く直線であること。
実車では前と後ろに横から見て若干下向きの角度がついているようです。
そこで、車体に裏からノコで溝を入れ、強引に下向きの角度をつけてみました。 

ノコの溝はご覧のとおり。

モノグラム社4号突撃砲 二個イチ
モノグラムの4号突撃砲は、足回りがダメ。
4号系列はダブル転輪なのに、このキットは堂々とシングルにし、
ご丁寧にキャタピラの爪もシャーマンみたいに両側に並んでいます。
そこで、足回りだけレベルの4号戦車から移植することにしました。
前後の装甲板を少し摺り合わせるだけで、意外と簡単にフィットしました。
その他にこのモノグラムの車体は、戦闘室の高さが若干足りないかな、という感じがします。

でも、そうこうしている内にドラゴンから新製品が出てしまいました……
まあ、良くあることです、はい。

エクストラテック社M10戦車駆逐車足回り
エクストラテックのM10戦車駆逐車の足回り途中経過です。
サスペンションひと組が8パーツでできていますので、これを六組組み立てるだけで一苦労です。
でも立体感やディテール感はさすが。
さらにこれにキャタピラを巻くわけですが、このエクストラテックのキャタピラは爪が比較的大きく立っていて形状としてはよいのですが、駆動輪や誘導輪でカーブする部分は爪の基部とキャタピラの厚みで少々巻きにくい。爪の基部を少し削り、1ピースごとの間隔を少しだけ開いて接着していくとうまくいくようです。キャタピラの上面の垂れ下がりはうまくいきました。白く見えるのは指で曲げた跡です。駆動輪の周りは少しキャタピラが浮いて見えますが、これはご愛敬、なかなか駆動輪の爪にぴったりはまるところまではいきません。実は駆動輪の接着位置も少し失敗で、転輪に近すぎました。これで要領は分かりましたので、次のアキリーズやシャーマンはもっとうまく行くと思います。 

エクストラテック シャーマン足回り
エクストラテックのシャーマンは初期型とジャンボまでで、それ以降の105ミリ榴弾砲型や76ミリ砲型は発売がエデュアルドに移りました。基本的には同一シリーズで、基本パーツは共通化されています。

サスペンションを車体に取り付ける際は、前の左右と後ろの左右、計四つを先に取り付け、平らなところに置いて4組計8個の転輪がきちんと接地するように調整し、それが固着してから真ん中の2組を取り付け、ちゃんと接地するよう調整します。こうするとうまく車体の水平を出すことができます。 

エッチングパーツ
ついでにM10とシャーマンシリーズのエッチングパーツの比較をしておきましょう。エクストラテックのM10(左上)、エクストラテックのシャーマン初期型(左下)、エデュアルドのシャーマン105ミリ砲(右上)、エクストラテックのシャーマンジャンボ(右下)です。
M10には車内の操縦席部品、砲塔の開口部にシートをかけるためのアームなども入っています。
エクストラテックのシャーマンに入っているのはライトガードと機銃部品(運搬用取っ手とトリガー部取っ手)です。
右上の銀のがエデュアルド。基本的にライトガードのみですが、よく見るとみんな二組ずつ入っているのが分かります。これは他のシャーマン系に流用できるので大変ありがたい。でも問題もありまして、このエデュアルド版エッチングパーツには機銃部品が入っていません。エクストラテックとエデュアルドはプラパーツは基本的に共通。12.7ミリ機銃パーツも共通。ということは、エクストラテックではエッチングパーツになっていた機銃の取っ手がエデュアルドには入っていない、ということなのです。
自作するか、知らんぷりするか… 

ペガサス社マウス
かのマウスも、今ではキットで入手できるようになりました。いい時代です。
さてさてペガサスのマウスの足回り。キャタピラとサイドスカートでほとんど見えなくなるのにこのディテール。組みあがると壮観ですが、いやさ面倒だった。
駆動輪と誘導輪には金属軸が入っています。べつに回転するのではなく、強度確保のためでしょう。製作は中国のトランペッターが行っているようです。 

ミリキャスト社 チャーチルパーツ
チャーチル戦車シリーズは、ミリキャストの中でも好きなキットです。これはMk.7の部品。あれだけのラインナップをそろえながら、シリーズのいずれにも手抜きの無い細かさです、。
キャタピラのパターンあざやかに再現された、なかなかのものです。創作意欲をそそられますね。 


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