このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください




米英 その2


スキャンメルタンクトランスポーター
エアフィックス社
クラシックな雰囲気ながらも力強い印象を与える、持つ縁の下の力持ちです。
幅広く活躍し、様々な写真が残っています。アメリカのドラゴンワゴンと比較しても実に不格好ですが、むしろその不格好さに好感を持ちます。
トラクター部は荷台を付けるなどして砲牽引車、レッカー車等にも使われています。是非、作ってみたいですね。
キットは実に凝った出来で、車輪は回転し、また車輪のボギーが実車と同じく可動させることが出来ました。
つまり全ての車輪を地面の凸凹に併せる事が出来るというものです。
が、作例では強度を考え、固定してしまいました。
またこうした部品分割のために、大きさの割にはパーツが多い印象がありました。
このスキャンメルにはファンも多いのか、戦前戦後民間での活躍を写真で紹介したサイトもありました。imgP182
ドラゴンワゴン
ロコ社
完成品で販売された物ですが、色を塗り直しております。
また車輪が回転するほか、トレーラー部のスロープが可動するなど、サービス精神旺盛なものです。
機能美にあふれるデザインと、何でも引っ張ると兵士からたたえられた
強力なエンジンや足回りなど、さすがアメリカならではの車体だと思います。
レッカー用治具を取り付けて、ヤークトティーゲルを引っ張っていた写真もありました。
戦後も長く使用され、日本でも見掛けることがあったのだそうです。
作例はHOスケールで、乗せている1/76スケールのLVTに対して一回り小さいスケール
ですが、余裕で載せられる大きさです。
ドラゴンワゴンは過去にミニスケールでフルレジンの模型が発売されたこともあるそうです。
ミリキャスト社だった様ですが、残念なことに現在絶版の様です。製作された方がおられましたら、お話を伺ってみたいなと思います。imgPA013
LVT32LCVP上陸用舟艇
エアフィックス社
LCVP上陸用舟艇。
海岸まで戦車1台を運ぶ、重宝した舟艇です。ライン川渡河作戦でも活躍、しかもドラゴンワゴンの牽引ではるばる陸路を移動しての参加で、街角を移動する写真も多々あります。
舟艇も、いくつかのバリエーションというか、形状の違いがあり、右側操舵室のある側に雛壇の様に段差があるタイプ、操舵室の形状も異なるものがあります。機銃を2丁搭載したタイプもありますね。
キットは古いものですが、最初に仮組みをするなどすれば、難なく組みあがります。扉は可動式となっておりますが、強度を考えて作例では固定しました。また喫水以下がやや小さいとの説もありますが、これはまあ、模型表現上、許容範囲か、とも感じております。
また、M4A1のカナダライセンスのグリズリーをベースにしたファイヤフライを搭載してみました。これは車体が旧日東社のものです。
ミニスケールではありがちですが、実は72スケールのシャーマンが、幅をオーバーして載せることが出来ませんでした。
76スケールでも幅がわずかひっかかってしまい、やや小さめの日東社を載せております。imgP178
M4ハイスピードトラクター
ロコ社  
コンパクトな車体に2列のベンチシート、後ろには砲弾も詰める荷台を持つ洗練されたデザインの牽引車です。
こちらの作例はHOスケールですが、76スケールのM3軽戦車と並べても大きさに差がありません。
まあ、この程度のスケールの整合性ズレは、会社が異なるとしょっちゅうですね。imgP1181

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