| 最初の絵葉書の左下、最後の絵葉書の左下をそれぞれクローズアップしたものです。
それぞれ不自然な部分があることにお気づきかと思います。左の塔の右に見える車は手書きに見えます。右側は左を向いている人と右側背中を見せている人とで光の当たっている方向が違います。そのほかの人物も浮いてみえます。
それぞれ合成されたものと判断いたします。
また空を飛んでいる飛行機は、いずれも後からの書き込みの様です。
結果、盛況には見えますが、合成が目に付くと、かえって閑散としている博覧会だったのか、と疑ってしまいかねません。
修正や加筆は別に珍しいことではないのでしょうが、シリーズで徹底して行われているのは珍しく思います。
また海と空の博覧会ですが、現在、詳細が確認できておりません。判明し次第、紹介いたします。
上野不忍池周辺では、大正から平和記念東京博覧会といった大掛かりな博覧会が開催されています。大掛かりな博覧会を開くには、場所の確保や交通の便から最もよい場所だったのでしょう。 |
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