| 中島飛行機はフォッカー社製スーパーユニバーサル輸送機をライセンス生産しました。昭和6年(1931年)に民間航空路に就役、日本の民間航空路の黎明期に活躍致しました。
ここでは、名島空港のコーナーで紹介致しました画像のクローズアップ、頂き物画像、雑誌からの拡大スキャンをお届けいたします。 |
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名島空港の中島フォッカー・スーパーユニバーサル旅客機 |
| 博多に到着して飛行場にクレーンで下ろされたところでしょか。特徴ある機首はちょっと隠れてしまっています。
さて画像ですが白黒写真に印刷で色を乗せている為か、機体側面の窓が無くなっており、機体番号もいかにも手書きとなっております。 |
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中島フォッカー・スーパーユニバーサル旅客機 水上機型 |
| 別府湾に着水したフォッカー・スーパーユニバーサルです。波は静かで、水上機運用には都合が良かったのでしょうか。
特徴あるエンジンと、その下に排気管が二本のびているのが写っています。
大阪と九州の名島空港の定期便に加えて、夏の間だけ大阪と大分の別府を結ぶ便が運航されました。 |
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| フォッカー旅客機の福岡空港朝鮮航空路での運用を写したものです。これを掲載した書籍には撮影した飛行場が書かれていませんでしたが、恐らく雁ノ巣飛行場での撮影でしょう。
この機体はずんぐりとした印象がありますが、人物と比較しても、ゆったりとした高さを持つ機体であることがわかります。 |
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満州航空の中島フォッカー・スーパーユニバーサル旅客機 |
| 満州国の航空会社は、昭和6年9月に設立されました。丁度、名島飛行場にリンドバーグが来日した頃です。
さて、満州国のマークをつけたスーパーユニバーサルです。がっしりと分厚い主翼がよく判ります。エンジンにはカバーが取り付けられています。車輪ですが、なにか覆いをかぶせているように見えます。胴体は青く塗られているのが、わずかに見えます。
また背景ですが、一面に緑です。
満州航空につきましては、資料をなかなか見つけられず、詳細を把握できておりません。が、滑走路を円形に設けたとする情報を得たことがあります。残念ながら、満州の何処の空港なのか、それとも考案されただけなのかは不明です(ご存知の方がおられましたら、ご教示願います)。
今日の様なまっすぐの滑走路では天候によっては、離着陸する飛行機へ横から風が当たってしまう事があります。今日のように大出力エンジンを持ち、あらゆる技術が進んでいる飛行機では、この横風を受けても安全な運航は可能です(勿論、限度はありますが)。
一方で、昔の飛行機は横風を受けると、必ずしも安全とはいえませんでした。
その為、向きを変えた滑走路を複数設け、風向きによって使い分けることが行われました(福岡にかつてあった雁ノ巣飛行場は、北西から南東への滑走路と、北東から南西への滑走路を持っていました)。
もし、円形の滑走路を設けていれば、どんな風向きでも対処できます。飛行機の離着陸は、いずれも風上へ機首を向けるのが理想だそうです。円形なら、その日次第で向きを自在に選ぶことが可能です。
さて、改めまして画像。これはもしかしたら、ひょっとして、その円形飛行場では、と勝手な想像をしてみました。もっとも、ひたすら広い満州のこと、ただの平原に、後から手彩色で緑に塗っただけかもしれません。 |
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| 主翼のマークをクローズアップしてみました。
五属協和を建国のスローガンにしていた満州国は、国旗も五色に塗られていました。
飛行機のマークも円に五色に塗り分けられています。 |
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愛国268号 日本看護婦号フォッカー・スーパーユニバーサル (頂き物) |
| 軍務に付き、病院機として使われているフォッカー・スーーパーユニバーサルです。胴体右側が大きく開けられています。どうやら旅客機で使われた機体とは、出入り口の形状が異なる様です。
これは民間の募金で購入された飛行機で、軍に献納されたものです。
これも満州国機体と同じく、エンジンにカバーが付けられています。
胴体横、赤十字の上に横にワイヤー状の物が三本見えます。水平尾翼と垂直尾翼の操作を行うワイヤーと思われます。 |
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中島フォッカー・スーパーユニバーサル旅客機(頂き物) |
| 羽田空港に羽を休めるユニバーサルです。
窓が翼の下にあり、視界も良好だったのでは、と思われます。 |
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フォッカー・スーパーユニバーサル旅客機玩具の箱絵(頂き物) |
| 戦前の玩具で、ブリキの飛行機おもちゃを入れていた箱だそうです。
英語が書いてありますが日本製です。輸出したのでしょうか。
ただ、スーパーユニバーサル旅客機は飛行機を絵に描くとこうなる、もっともポピュラーに知られた飛行機の形だったのでは、と想像しています。 |
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中島フォッカー・スーパーユニバーサル旅客機(頂き物) |
| 戦前の雑誌からの画像とのことです。
飛行場名は不明ですが、国内とのこと。
山陰が全く見えず、雁ノ巣や太刀洗ではなく、もしかしたら東京の立川では、等とあれこれ想像しています。
機首のがっしりとしたエンジン、そして分厚い主翼が判ります。 |
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| 頂き物画像につきましては凡ウィリアムス様、sexton様より提供頂きました。
この場を借りて御礼申し上げます。 |
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