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架空機その3 架空軍用機(昭和17年)

                        
TC-1型白鷲高速度爆撃機
・発動機 : 液冷1500馬力2基
・大きさ : 全幅17.8m、全長16.6m
・最大速度 :720km/h
・武装 : 20mm×1、13mm×3
・プロペラ : 4葉電気プロペラ(ペラ方向逆)
・特徴 :
推進式を用いて主翼性能を向上せしむ。
航続距離を相当程度犠牲にし、高速度に力む。
発動機の冷却器は翼内に装備す。

ソラカゼ11型高速中型爆撃機
・発動機 : 2000馬力2基装着す。
・最大速度 : 全装備にて720km/h
・巡航速度 :580km/h
・航続距離 : 2500km
・発動機 : 2000馬力2基装着す。
・特徴 :
全金属製、陸上機
本機は先頭及び爆撃地上攻撃に使用す
プロペラはコントラ式4枚を使用す
各部とも視界はきわめて良好である。

高速2型高速度中型爆撃機
・発動機 : 空冷式4重星型2000馬力×2
・乗員 : 4、上昇限度:14500メートル
・武装 : 遠隔操作式にて各20ミリ機関砲1門を付す。
・爆弾 : 両胴体内に搭載す(各600kg)
・杜区長 :
乗員は全員、重心位置付近に配置せる為、急降下などの急激な運動にもGの付加を少なくせしむ。
燃料タンクは全部胴体内にあり、主翼はきわめて薄翼なり。
膠着装置はニ車輪式なるを以って航母よりの発着も可能。

(※航母 : 航空母艦)

飛魚1型中型爆撃機
・発動機 : 空冷星型36気筒2400馬力2基
・乗員 : 4名
・最大速度 : 645km/h
・爆弾 : 1000kg
・特徴 : 
銃座は全て遠隔操作式銃座にして、照準はテレビ式照準器にして25mm機関銃4門を有す。
またナセル前部及び胴体全部に12mm機銃8丁を有す。
プロペラをコントラ式とす。

TK23型中型爆撃機
最大速度660km/h
固定武装20mmカノン1門13mm機銃2門
可動武装20mm 1門、7.7mm2門
爆弾1000kg

操縦士下面は装甲板。
火器は前方に対しては固定を、後方は可動とした、戦闘爆撃機である。
機長は中央上銃座に位置し、ここには操縦装置もある。右下の○内は、背面銃座、尾部銃座の操作状況を示す。

乗員3名

凱風ニ号中型
最大660km/h
航続距離2000km

武装13mm2挺(前方)
20mm機関砲(尾部遠隔操作)

爆弾 1000kg
プロペラ
電気式四翅可変節(フェザリング可能)
急降下に充分耐えうる。
遠隔操作により射角を広く取りえた。

乗員3名

今回は架空機の爆撃機版です。
当時の日本の爆撃機は、速力をできるだけ早くし、敵地を襲撃する設計がなされていましたが、これらもそうした設計の思想が感じられます。
また、後ろ向きに取り付けられた機銃も特徴で、これは敵機に後ろから追いかけられて銃弾を浴びせられる事を想定、敵機を追い払うためのものでもあります。特に米英の飛行機の発達に危惧を感じていた表れか、とも思います。

また当時の欧米、特に米国の機体のデザインに似たものもあります。当時、欧米の飛行機は最新鋭のものまで写真で報道されており、少なからず影響を受けたとも思われます。



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