戦前・旅客機　日本                                                     ダグラスDC-3 大日本航空株式会社（DAI　NIPPON　AIRWAYS　CO.,LTD）の広告から、ダグラスDC3です。 満州での撮影です。 二式大艇旅客型晴空内装 当ＨＰでも紹介しております二式大艇の旅客型、晴嵐の差席です。ゆったりした内装です。天井にも物置が見えます。 エアスピード　エンボイ イギリスのエアスピー社旅客機です。近代的でスマートな外形です。また三菱でライセンス生産されました。 三菱重工業ＭＣ２０型新型旅客機 三菱重工業社が開発したＭＣ２０型新型旅客機です。キャプションには初飛行とあります（マスコミ初お披露目では、と思われます）。 これは一〇〇式輸送機(キ-57)として大日本帝国陸軍にて軍務に付きました。 九七式重爆撃機(キ-27)をベースにした発展型です。 が、キャプションには何故か九七爆撃機のことには触れられておらず、ダグラスＤＣ２型級であるとして、米国を意識した記述となっていました。これは想像ですが、アメリカと肩を並べたという印象をもちつつ、一方で爆撃機の記述が無いのは軍機を意識したからではないでしょうか。 三菱重工業ＭＣ２０型新型旅客機（横から） スマートで近代的な機体です。 元になった爆撃機同様、高速で、加えて操縦性もよかったのでしょう。 フィリピン戦で落下傘兵を敵前降下させた後、米艦艇に体当たりした例があります。 三菱重工業ＭＣ２０型新型旅客機（挿絵） 機体の特徴がよく判りますので掲載いたしました。 三菱重工業ＭＣ２０型新型旅客機 コックピット内部です。 九七式重爆撃機(キ-27)ももしかすると似た配置だったのでは、と想像します。また、もしそうだとしますと当時は軍機になってもおかしくない写真ではあります。 ＭＣ２０機首部分 機首をメンテナンスのために開けているところでしょうか。 電波誘導の受信アンテナが見えます。また、そのアンテナのベースに四角く見えますのは、もしかするとアンテナを回すためのモーターではと思います。 →飛行機と飛行場　 →歴史資料館　目次へ戻る →みに・ミーの部屋に戻る