| これはなつかしい、クラウンのミニスケールです。
ミニスケールと言ってもこれはHOスケール。ボックスアートは
高荷義之氏でしょうか。4号戦車の背後のT−34/76やキューベルワーゲン、シャーマンの手前のジープなど、細かく描かれています。 |
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| よく見るとシャーマンのフェンダーにワインと思われる大瓶が置いてあります。数ガロンはありそうですし、また籠編みのものです。イタリア戦線ということでしょうか。
しかし砲塔では機銃を構え、そして通信主席では兵士が身を乗り出して自動小銃を構えている一方で、ジープの兵士はさほど緊張が見られず、なにやらちぐはぐです。 |
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| こちら4号に描かれたキューベルをクローズアップしてみます。
これは、戦時中に撮影された写真をそのまま流用していますね。ドライバーがドアを開けたまま、後ろの兵士が肘をかけている、銃が後ろの兵の足下から垂直に見える、後ろ写真の泥よけにジェリカンが見える、などが写真のまま描かれています。 |
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| では、組み立て設計図を。
箱絵では、M4は初期の小型防盾に一体型デフカバー、VVSS懸架というタイプです。ところがパーツはHVSS懸架になっているところが面白い。
ジープは箱絵ではウイリスですが、中のパーツはバンタムジープになってますね。 |
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| パーツ全体です。
上に、菱形で白い接着剤が入っています。
この形の接着剤は実に懐かしく、針で穴を開けて使用するのですが、当時は良くまあ器用に使っていたものだなと思います。
それにしても、某インスタントラーメンに添付のごまラー油の入れ物にも似ていますね。 |
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| パーツを。
車体は、コンポジットハルを再現しています。 |
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| 履帯もちゃんとダブルの幅広タイプが入っています(表に押し出しピン跡があるのが残念)。 |
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| 4号戦車のタイトルにはF2と書いてあり、箱絵もちゃんとF2タイプのマズルブレーキが描いてあります。また中のパーツもF2タイプの丸っこいマズルブレーキになっているようです(砲口は開いていませんが)。オマケのキューベルワーゲンは、フロントガラスが倒した状態で車体に一体成形されている以外は形状もなかなか。 |
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| こちらは4号です。
車体上半分を一体整形しています。
エーダイ社4号も似た部品分割であったと思います。
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| 箱側面の広告を見ると、このシリーズ結構いろいろな車輌が出ていたんですね。歩兵セットまであったとは知りませんでした。クラウンと言えば、他に1/144のジェット機をいくつか持っています。
それにしましても、時代とスケールを考えれば、非常に凝ったキットだと言えるでしょう。たぶんROCOかどこかのコピーでしょうから、コピー元が良かったということもあるでしょうが。 |
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| 先ほどの小さかったので、クローズアップ。それぞれトリミングし、ちょっと縦に繋いでみました。 |
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