このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください




五木東小学校旧校舎

五木東小学校校舎(1938年建築)


戦前に建築された、熊本県下で最も古い木造校舎です。
先日、小学校の移転に伴い、惜しまれつつも取り壊されましたが、最後まで現役だった校舎でもあります。
教室のある校舎は一棟だけでしたが、遊具と木と祠のある中庭と、そしてグランドがある広いい敷地がありました。

五木東小学校校舎
児童や先生方には、古い校舎ということで、何かと不便はあったかもしれません。
現在は、移転先に素敵な校舎が建っていますので、他校との校舎の格差はなくなっているものと期待します。

五木東小学校校舎、校門側から
板が一つ一つ打ち付けられて壁を構成しています。
本校舎は、ダム代替地に校舎を立てる為にこの場所での校舎建て替えは行われず、またダム建設がのびのびになった事から、戦前そのままの校舎が生き残ったという経緯を新聞で見たことがあります。

五木東小学校校舎を中庭から
撮影は木々も沢山植えられた中庭から。
撮影ポイントの右側に体育用のグランドがあります。
本校舎は戦前の建築という古さだけでなく、戦前から今日と同じく広く全国に教育を普及させて来たなかでの建築でもありますから、貴重な近代歴史遺産だと考えます。ですので、取り壊しは残念ではあります。しかしながらダム湖の予定地になっております事、また白蟻による被害が確認されたとのことで、取り壊しもやむを得なかったのか、と考えます。

五木東小学校校舎と校門を中庭から
中庭にある遊具の上から撮影しました。
校門はこれ以外にグランド側にも在りました。
昔に作られたダムは、ダム湖にあたる場所に立つ家屋などはそのままにして水に沈めてしまうなどしていた様です。九州では鹿児島に石造りの発電所跡が
夏の推移が下がるとあらわれたり、あるいは香川県にもお役所後の鉄筋の建物が湖底に沈んでいるとか、その他にも家の基礎部分だけ水が澄んでいるときに見えるといった話もあります。が、最近では取り壊す様ですね。
この校舎の下には下手遺跡と呼ばれる遺跡があります。同校舎取り壊しに伴い、発掘作業がなされた様です。

五木東小学校下駄箱
この下駄箱も戦前の、という事は無いとは思いますが、木で出来ていますね。
さて、この校舎からあるいてすぐのところに川辺川があります。
川辺川は豊かな水量のある河です。これは恐らく大昔もそうだったのだろうな、と思います。太古の昔から人が住んでいたのだな、と考えました。

五木東小学校校舎内部
使い込まれてぴかぴかの廊下です。
窓越しに撮影しているため、写真はややくすんでしまいました。

五木東小学校校舎内教室
外へ面している窓はアルミサッシとなりましたが、内部の窓は木枠です。扉も木枠です。

五木東小学校校舎内部階段
階段です。
使い込まれた手すりがぴかぴかです。

五木東小学校校舎裏側
今日の五木東小学校は別の場所へ移転し、綺麗な校舎となっております。



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