このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください




駆逐戦車

M36 ジャクソン駆逐戦車
フジミ社(旧ニットー社)
画面が切れる場合は、横にスクロールしながらご覧ください。
右上から、プロトタイプ(もどき)です。試作型のイラストにコマンダー用の指令塔がついていたので、ちょっと作ってみたくなりました。大砲は先端になにもついていない、すっとまっすぐのものです。また車体前にジオラマセットから持ってきた土嚢を積んでみました。
右下は、量産型。車体前についている機銃を省略したタイプです。
左上は屋根のついたタイプ。ロコ社の7.7mm機銃を増設。またM36パーシング戦車から移植した大砲の後退器をつけています。
左下は、キットをそのままですが、砲塔右上にロコ社の7.7mm水冷機銃を増設してみました。
M10
アルビー社
レジンメーカーのアルビー社で、イタレリM4A1の足回りに合わせた製品です。
ところが、M4シャーマンのコーナーでも触れましたがイタレリ社はキャタピラがよくなく、またライトガードもありませんし、機銃もダメ。結果、さらにフジミ社M4A1からそれぞれ補充する羽目になり、手間がかかりました。
現在はインジェクションキットで入手できますが、それまでは唯一のものでした。アルビー社キットは良いものなのですが、仕上がりまでの手間を考えますと、正直インジェクションが出るまで待てばよかった。
M36B2
ミリキャスト社車体に、M36砲塔を載せたもの。アメリカはM4シリーズを中心に砲塔のリング径を揃え、こうしたバリエーションを揃えて前線の要求にこたえていました。
特にM36の主砲はパンサーをはじめドイツ戦車にも有効で、ヤクトパンサーの正面装甲を打ち抜いている写真もあります。前線からの要求も高かったようです。
それにしても、もともと75mm砲で設計したものに90mm砲(しかも強力で高初速の砲)が載るんですから、最初の設計が如何に堅牢であったか、またそれを大量に生産する工業力もたいしたものです。車体が同じで強力な大砲に載せ代えたといえば、ソ連の戦車T−34で当初の76mm砲搭載砲塔の後に85mmを搭載した例がありますね。
牽引車
M36の車体を流用した牽引車両。
155mm加農砲(キャノン砲)を牽引している写真がありますし、35スケールでも製品化されましたね。
車体は、機銃、車体前の土嚢、車体全部に大砲を押す際に用いる突起、アンテナやジェリ缶を追加しただけです。あと旧ニットーは車体内部のパーツも入れてくれていますので、砲塔を外しても室内の床板のパーツがあります。このお陰で、砲塔を外した内部丸見えにしても、違和感がありません。
簡単な改造・制作でバリエーションを楽しめるのもミニスケールの良いところです。
M18 ヘルキャット
ミリキャスト社
小さな車体に強力な対戦車砲を載せた駆逐戦車です。
装甲は薄く、防御力を重視しない設計だそうです。その為、車体は軽く、米英ソ日伊の戦車の中で最速だとか(80km/hr)
アルディンヌの戦闘では林の影に潜んでドイツ4号戦車を迎え撃ち、進軍するドイツ軍を撃退した戦績もあります。
キットは、足回りが別パーツ化されていて非情に組み立てにくく、さらにキャタピラの成形がぼろんぼろんでした(大抵、ミリキャスト社は一体成形なんですが)。やむなく、ニットー社の余剰品を持ってきています。別の会社からも模型化されており、こちらでも作ってみたいと思います。またその際には武装強化として機銃を追加、砲塔右前に7.7mm、車体の右前に12.7mm機銃を追加を考えています(車体に機銃架をつけて搭載。車体右前に座る通信手が、ハッチから身を乗り出して撃つ)。折角作るのであれば、こうした機銃を多数搭載した重武装で作りたい、と思います。

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