| 川棚魚雷発射試験場があります片島の小高い山の上には、さらに魚雷試験関連の建物があります。
これは発射された魚雷を高い位置から追跡するものとのことです。
写真は東側から。建物の向こう側に発射場が、そして向かって左側に試験海域が広がっています。ちなみに名称は、当HP管理人にて任意に名づけました(正式名がわかり次第、変更致します)。
また、別途記載しておりますが、魚雷監視望楼のある丘の部分は、現在、別荘地として売りに出されております管理地ですので、もし見学をされます際は管理者と調整を願います。 |
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| 二階建ての小さな鉄筋です。
海側の木々の背が高く、現在はここから試験を行ったであろう海域を見渡すことは出来ません。
またこの建物以外に遺構などは見当たりませんでした。 |
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| 北側の壁です。向かって右下に入り口があります。
また中央上にでっぱりがあり、曲がった鉄筋が見えます。これは想像ですが、ここから通信ケーブルなどが伸びていたのではないかと思います。 |
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| 内部から北側の壁を見て見ます。2階へ上る階段の跡、2階の床の跡が残っています。また、セメントの隙間からレンガが見えます。レンガを積み上げて、その上からセメントをはって作った建物と思われます。 |
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| 南側。窓がとても広くとってあり、しかも出窓となっています。
これは別に日当たりのよい物件というわけではなく、魚雷が南に向けて発射される為と考えます。監視を目的に立てられた建物である事を伺わせるものです。
また特に他の船が行き来して、試験魚雷とぶつかるなどしては大変ですから、厳重に周囲を見渡したものと考えます。 |
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| 南側から。
随分と張り出した形になっています。
外壁ですが、この出っ張り部分に破損が見られる以外で、壁などにはセメントに剥離などが生じておらず、上等なセメントが用いられていると思われます。
また天井が見えますが白く塗られ、明るい雰囲気の建物であったと思われます。
ちなみに撮影ポイントの直ぐ右側はがけになっております。 |
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| 出窓のクローズアップ。
木枠でレールが見えます。窓も木枠だったかもしれません。またがらがらと開けたのか、などと想像しました。 |
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| 建物が有る場所から大村湾を。
試験を行った海域は写真の右側で、木が邪魔で見えませんでした。
この建物ですが、周辺にはまったく遺構など見当たりませんでした。例えば、川棚魚雷艇特攻隊の訓練所では丘の上に機銃座があるそうです。が、こちらはそうした機銃座といったものも無かったのかもしれません。
また屋外灯の類の痕跡も無く、建物外側にも灯りが取り付けられていた形跡が見当たりませんでした。
もしかすると、夜間では魚雷の軌跡を追えないことから、昼間のみ使う施設なのかもしれません。
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