| PSTの72スケール。タミヤからも発売されていた増加装甲型。
ごついボルト締めが特徴。なにやらスフィンクスを連想させる。 |
| |
|
|
|
|
| タミヤの1/35でも出ていたタイプ。随分、精悍に見える。 |
| |
|
|
| KV-1Sは、あまりの重量に運動性と信頼性が低かった従来のタイプから、車体及び砲塔の装甲厚を減らして全面的に再設計したもの。なるほど、ダイエットして見えますね。
さて、ダイエットしたお陰か、機動性はよくなったそうです。が、当然ながら防御力が減ってしまったわけです。おそらく軍指導者は「いたしかたない。」とかなんとか言ったに違いありませんが、戦車兵には優しくないともいえます。
さて、キットですが、砲塔が違うのはごらんの通り。加えて車体もエンジンルームに傾斜がつけられていて結構違うのですが、さすがはPSTで、その違いもちゃんと別部品で表現しています。
ところで、そんなこんなで模型はいろんなタイプのランナーを寄せ集めているので部品の色がまちまちとなっています。マッチボックス社だと、パーツを故意にいろいろな色でつくっているようですが、PSTの場合は、そうした意図なんてないわけですね。
さて砲塔の車長用キューポラに注目。これは単なる視察用キューポラで、上にハッチはついていない。もちろん頭も出せない。キューポラ周囲の窓で回りを見るだけ。
じゃあ、車長はというと、砲手と共用の別のハッチから出入りしています。相変わらずの戦車兵に優しくない設計だったりします。 |
| |
|
|
| 長砲身の、いかにも強そうなデザインですが、同時に操縦性もあまり良さそうにはみえませんね。市街地を通過する際は、砲身が建物に引っかかってしまいそうです。 |
| |
|
|
| 鹵獲したKV-1Cをドイツ側が改造したもの。実車の写真も残されています(といっても1枚しか見た事はありませんが)。
改造は徹底していて、主砲を4号戦車の75ミリ砲へ載せ代えをし、車長用キューポラを追加、雑具箱とジェリカンをフェンダーに載せている。牽引用のフック止め具もドイツ式の輪っかの形状へ交換してある。
型番ですが、「753」は75ミリ砲を意味するのでしょう。(r)は鹵獲戦車のロシア。
そういえば(t)はチェコを表すとか。ということは、チェコ製戦車は車両名称上は鹵獲品扱いだったってことでしょうか?
それにしても、ソ連では各工場で形状が異なる部分がありますが、いちいち仕様を区別せず、全部KV-1ですませてしまいますが、ドイツは丁寧に分類して名称をつけているんですね。凝り性な国民性なんでしょう。 |
| |
|