| 下関は彦島にあった検疫施設です。
白い灯台のした、平らな部分にその施設がありました。現在は撤去され、ただの空き地です。
関門海峡を挟んで反対側の北九州から撮影しています。 |
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| クローズアップです。
左側に赤いレンガの門柱が見えます。ここには桟橋がありましたが、現在は撤去されています。
そして右側にセメント製の門中が見えます。
ここには海に下りる階段があり,小型の船が横付けしたと思われます。 |
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| 国土地理院が公開しております航空写真で,昭和49年に撮影された写真から、該当の場所をクローズアップしてみました。
海へ伸びている桟橋が見えます。
また広々とした敷地であること、また背後が山で、南側、北側ともに工場施設があり、周囲からは見えにくい位置となっています。
港として栄えた門司や下関ですが、これに対応して1885年(明治18年)にコレラ消毒を行う「内務省下ノ関消毒所」が開設、1915年にご覧の位置に施設が開設されました。
検疫所そのものは門司にあった様ですが、こちらはその反対岸の下関です。何故か、ばらばらに作られています。
ここの施設には保菌者を隔離収容する施設も持っていた様です。当時も、伝染の可能性がある病気はまず隔離する処置がとられた様です。
またこちらも、戦後は引き上げ援護局として用いられました。
その後も施設は使用されましたが、1999年3月に閉鎖され、2001年末に取り壊されました。 |
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