|  陸地から。 
全体はL字型に。そして塔が立っているのが判ります。 
手前からまっすぐ伸びる部分には、くっきりとレールの画とが残っています。 
並みの静かな大村湾の入り江で、とても波は穏やかです。 
周辺は大きな落差があり、またこの試験場は周囲から見下ろせる位置でもあります。 
JR大村線からも見えますので、正直、軍事基地とはいえ、丸見えといってもいいかもしれません。最先端の技術をつぎ込んで作る魚雷を試験するという性質からするとやや意外な印象があります。 
本施設は秘匿の必要を感じなかったのでしょうか。 
また海は海岸から急速に深くなっているのだそうです(その為、良い釣り場になっています)。 |  
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 |  上から見たおおよその形を紹介致します(管理人作図/簡単すぎてすみません)。また、作図に当たりましては、デフォルメしております点をご承知おきください。 
また図は上が北側です。 
先の写真は、図の右側から左へ向けて撮影したものです。 |  
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 |  魚雷を運んだと思われる軌道の後がくっきりと刻まれています。 
手前には小さな木が生えています。 
渡りますと右手に海へ降りる階段があります。 
そして左に塔があります。 |  
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 |  渡りきったところで振り返ってみます。 
魚雷調整工場からまっすぐ伸びていることが判ります。 |  
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 |  渡りきったところで南を見ます。まず三階建ての塔、その右に大きな切れ込み、その右には崩れた塔の残骸が見えます。 
手前は波の浸食か、崩れて底が抜けた状態になっています。写真では判りませんが、凹んでいる部分は砂利が積み上げてあり、これが波で現れて陥没に至ったと思われます。が、その向うの部分はセメントの固まりで構成されている様で、浸食の影響は見えない様です。 |  
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 |  さらに進んで、先ほど撮影した箇所を振り返ります。右側に切れ込みが、また先ほどのトロッコ軌道は、切れ込みへ向かって伸びていることが判ります。 
また、曲がり角に四角いテーブル場の物が見えます。 |  
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 |  テーブルに見えます部分をクローズアップします。 
四角い台座に丸い輪が開いています。 
当HP管理人は、これをクレーンの跡と推定します。 
また階段が隣接(写真の左側、また向う側)しておりますのは、ここに、船が接岸したためとも考えられます。 
片島の魚雷試験場反対側には魚雷の生産を行いました下津がありますが、重くて細長い魚雷は起伏の激しい周囲の陸路より船で運べば早いかとも考えました(機銃座では、とのご意見もありましたが、ここに据えますと、二つありました塔やその沖にある監視場、そして片島の丘がじゃまとなり、空の射撃には適しません)。 |  
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 |  北西部から望遠で観察します。 
わかりにくいかもしれませんが、先ほどのテーブル場のものが、左側に見えます。かなり大きなものであることが分かります。 
沖に魚雷監視場が重なって見えます。 |  
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 |  | 魚雷試験場北側にあります階段を下りて、陸地を振り返ってみます。アーチ場で構成されています。波に晒されても全く痛んでいないことが判ります。重量物を運ぶ部分だけに頑丈に作られているのではと考えます。 |  
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 |  特徴ある塔を見上げます。 
ブロックで構成し、セメントで覆っていることが判ります。 |  
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 |  通りすがりの方に、入り口に立って頂きました。小さな塔であることがお分かり頂けると思います。 
また入り口上に右上へ向かってまっすぐ煉瓦が向き出しているのが見えます。もしかすると、ここにはかつて斜め方向に屋根があったのではと思われます。くっきりと煉瓦にも跡が刻まれて見えます。 
入り口には入って正面に円い窓があります。 |  
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 |  塔内部を見上げます。 
三階建てですが、床は抜けています。 
また、内部は白く塗られたいたことが判ります。壁を観察しましても階段の跡は見あたらず、梯子段だったのではと考えました。 |  
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 |  | 現在は損なわれている床ですが、鉄筋が通っていたことが判ります。 |  
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 |  風化により白い漆喰と煉瓦の表面が薄利を生じています。 
枠は木の様に見えます。 |  
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 |  片島の丘の上から見下ろしてみます。 
屋根の上には特に何もなく平らです。屋根の4カ所には錆びの色が見えます。丁度、柱の上でもありますし、ここに鉄筋が通っているのでは、と考えました。 
また三階の窓の南側は大きめに作られていることが判ります。 |  
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 |  先ほど辿りましたセメントのレール跡は二つに分かれ、一つは塔の向かって左側、そしてもう一つはこの切り込みの部分につながります(撮影者の足下)。 
この切れ込みの周囲には、クレーン場の物があったのではないかと思われる凹みが見られました。 
魚雷の試験にあたり、撮影位置まで運んだ魚雷をクレーンでつり上げ、水平に溝部分へ降ろし、魚雷のエンジンを作動させて発射したものでは、と考えます。 |  
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 |  棟の足下から先ほどの撮影箇所を見ます。 
撮影で立っていた場所の下(溝の奥まったところ)はへこみが設けられています。これは魚雷を発射した際の水撥ねをを押さえるものかと想像します。 |  
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 |  外に面している入り口部分です。残っている塔から撮影(先ほどの写真はここから右をみたもの)。 
まず縦方向の黒い部分に三つほど溝が見えます。 
また、外洋に面する向かって左の溝は、水面からやや上で溝が止まっています。 |  
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 |  縦方向の溝が3列見えます。やはり外洋に面するものは水面より上でしか溝がありません。 
よって2枚ほど縦にスライドする扉がついていたのではないかと考えます。そして外の扉は閉めたままでも、その下から魚雷は発射できる様、工夫されていたものと思われます。 
塔の足下後すぐ左には二つほど凹みがもうけてあり、これは撮影者の足下にもありました。つまり溝を挟んで対象にあります。これはクレーンの基部ではなかったかと想像します。 |  
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