このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

Guideーー 拉薩

 

2007年夏訪問

 成都から飛行機で1時間40分、ラサ・ゴンカル空港に到着。天気の余り良くなった成都と違って強い日射しが眩しいくらいだ。空港出口前にラサ市街地へ行くリムジンバスが停まっているのでそれに乗り込む。ほぼ満席の状態になってバスは発車、道脇に石垣で作られた家々がポツポツ、中国平原地区とは違った景色が拡がってここがチベットかぁという実感が湧いてくる。ヤルツァンポ川に掛かる長い橋を渡って新しくできたトンネルを抜けると今度はラサ川に沿ってひたすら片側1車線の道を行く。荷車に人を10人くらい乗せたトラクターがときどき走っていたりしてなんとなく賑やか。飛行機の中で次の日からはショトン祭が始まるということを聞かされてはいたので、そのせいで人出があるのか、とにかく異境の地という感じが伝わってくる。バスは1時間ほどでポタラ宮を回るようにして航空酒店の前に到着。とりえずジョカン付近のホテルを予約してあったのでそこまで歩く。受付を済ませて部屋には行ったがその当たりから高山病の症状がでてきて頭が痛くなってきた。少し休んでからとりあえず少し軽い運動をということでジョカンのまわりを1周。しかしすごい人出だ。チベット人はもちろん漢族の観光客、西洋人も結構いる。道の両側には露店がずらり。ジョカン入り口周辺には五体投地をしている人も。話には聞いてはいたけど日本に居ては考えられないような光景だ。そのままホテルに戻って休むことにした。次の日も頭が痛いのは収まらず10時くらいに遅い朝食をとってホテルを移動。予約はしてなかったが航空酒店にチェックインできた。600元と高めの料金だったが部屋の窓から真近にポタラ宮が見えるとてもいい部屋だった。この日もゆっくりポタラ宮まわりの公園(ゾンギョ・ルカン)を散歩する程度の行動にしておいた。日が暮れてきてポタラ宮がライトアップされるとこれがまた綺麗。高山病で頭が痛くなければ天国だなぁとか考えながら横になっていると9時半くらいからドカンドカンと外で凄い音、何ごとかと窓から外を観れば打ち上げ花火、ショトン祭ならではのイベントということか。部屋からだと花火が真正面には見えないので、フロアー前玄関で観ることにした。まさか海外旅行で花火が観れるとは思い掛けない収穫?だった。30分以上にわたり花火は続けられて終了。ちょっと得した気分でその夜はベットに入った。その次の日にセラ寺、そのまた次の日にデプン寺を観て大体見るべきところ観た。しかし、飛行機は予約が一杯で結局7日間ラサに留まることになった。3日目くらいからは高山病もだいぶ収まってはきたがどうも寝て起きると頭が痛くなる。おそらく寝てる間の呼吸方法を直せばいいのだろうけど寝ている間のことゆえこれはなかなかできない。最終日まで結局これは直せなかった。

 

<入境許可証の取得について> 

 2007年と古い情報なので参考になるかどうか、とりあえず事実を書きます。ちなみに全て単独行動で、中国語はほとんどわから

ない状態、相手とのやりとりは英語のみです。

成都では西蔵飯店に宿泊しました。ここはホテル内に旅行会社があり、チベットへの旅行手配がやりやすいと聞いていたからです。

着いた当日は飛行機が遅れ、ホテルに着いたのは夜9時過ぎでしたので何もせず2日目の朝に。朝食を終えてからカウンターに行き

ラサ行きの飛行機(往復)を予約したいと伝えたところ、旅行手配係りの人を呼んでくれてホテルの別の場所で商談しました。

次の日の朝、成都からラサへ飛行機希望と帰りの日程を告げると予約を取ってみるとの返答。午後4時にまたここへ来てとの話。

昼間は成都市内を散策して時間に戻ると予約と入境許可証が取れたとのこと。ただ値段を聞いてちょっとびっくり、1800元ではなかった

かと思いますが高い値段でした。少し怪訝な顔で「ちょっと高いね」といったようなことを言いましたが、ラサに行くにはこれ位はかかる

とのことで、今回逃したら次はいつになるかわからないし、行く決断をしました。その場で費用を払って次の朝へ。

 次の朝は飛行機出発が6時半と早い時間なので4時半にホテル出発でタクシーで空港へ。空港ではラサ行き外人の列に並ばされ

しばらく待機。外人グループが入境許可証らしきものを見せて次々と乗り場へと入っていきますが、私の番になったらちょっと待てとのこと。

私の入境許可証を見ながら2、3人でもめてる様子。5分位して奥の方から係りの偉そうな人が出てきて入境許可証をみるなり、

問題ない通せといった仕草をしていました。これで無事機内へ。ラサに着いてからは入境許可証は必要ないかなと思っていましたが、

あるホテルでは許可証を見せろと言われたこともありました。

 今と比べるとだいぶ緩かったとは思いますが、費用の面を除けばまあ良かったのではといった感じですかね。

 

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