このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 
         鳥海山
 

難易度B

 この山はゴールデンウイーク期にスキーをもって登る人が多い。もちろん1日晴天が約束されてる日でないとこの時期ではかなり寒い思いをするだろうし、また下山時にガスに巻かれると道がわからず遭難の危険が増すので、とにかく天候にだけは念を入れておこう。私は象潟口や湯の台口にはいったことがないので確かなことは言えないがまずこの時期であれば、頂上から登山口まではスキーで降りてこられるだろう。
私が選んだルートは祓川からの道であった。登山者のほとんどはテレマークスキーを担ぐか履いて登る。履く場合はスキーの裏側に滑り止めをつけるわけだが、テレマークスキーを持っていないのでアルペンスキーをザックに括りつけて登ることにした。しかし、荷が重い。日帰り装備でこれだけ重いのは後にも先にもこのときだけだろう。祓川ヒュッテを後にタッチラ坂を登って本当ならまっすぐ行く道が正解のようだが左へトラバースしていく道にたくさんの足跡がついているのでそちらへ行ってしまった。しかしこのルートをとっている人が前に数人見えるのでそのときは通常の登山道だとばかり思っていた。しかし登りは何も問題ない。しばらくゆるい傾斜を少しずつ登って2時間半ぐらいするとだんだんと傾斜がきつくなってくる。この辺りから頂上が見えるのだが傾斜がきついのでなかなか近付かない。おおよそ祓川から4時間くらいで七高山の頂上につく。50mくらいの谷を隔てた向こうがわに新山頂上があるので荷物を置いてそこを往復、七高山の上で昼食をとる。下りはスキーだ。何の問題もなくどんどん降りていけるが、いつのまにか来た道とは違うルートにはいってしまった。それでもスキーの跡がついているので先に進むが、滝の上に出てしまった。ここから先には到底進めないので、一旦5分くらい戻り右の木の茂みを突き抜けて先ほどの滝の下を横切る道に出た。後は少し下って祓川ヒュッテである。下りは途中で戻ったりしたにもかかわらず、なんと30分足らず、いかにスキーが便利で楽かを示している。
 注意すべき点はスキーで下りるときは来たルートと同じルートをとるのがベスト。さもないと下りていく途中に何があるかわからない。 
 
 

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