このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

   常念岳

難易度A
 

三股からのコースはかなりハードなコースなので、あまりお勧めできるコースではない。常念岳を1泊2日で往復するのだったら、一の沢から入った方がよいだろう。一応、登山時の記録を記しておく。

1日目:三股の駐車場から5分くらい進んだところが蝶が岳の分かれ道になってて登山届けを入れるとこがある。ここから森の中へ入って少しのあいだは緩い登りであるが、急にジグザグを切るようになると永遠と登りが続く。高度にして約700m、時間で2時間半くらいだったと思うが、とにかくジグザグで急な登りだ。ジグザグ登りが終わるとしばらくは平坦なところを行くと梯子があるところに着く。ここがだいたいの中間地点だが、ここからがまた急な登りとなる。花崗岩質の大きな岩が立っているところをゆっくり登る。ここは日が直接当たるところなので、夏はさぞばてるところだろう。前常念岳まで三股から5時間、人によっては6時間くらいかかるかもしれない。前常念岳には三角点があり古い石室がある。ここから常念小屋とそこへの道が少し下っていくように見えるが、常念岳へは少しいったところでさらに登っていく道である。さらに高度を稼いで、常念小屋からの道に合流すると、50mくらい直登して常念岳頂上に着く。ここまで来ると体力を使い果たしたようになるが、頂上の眺めは絶景だ。槍穂高の稜線がすぐ目の前にあり、大キレットが物凄く落ち込んでいるのがわかる。百名山の中で槍穂高が手にとるようにわかるのはやはり常念岳だと思う。景色を心ゆくまで眺めたら常念小屋への道を下りていく。常念小屋前のテントサイトにテントを張る。

2日目:車を三股に停めてあるのであの長い道を今度は下りていかなければならない。前常念岳へは緩い登りになる。常念岳の斜面を斜めに切っていく道である。前常念岳からは急な下りである。登りほど時間はかからないがとにかく足がガクガクになる。梯子を下りて少し平坦なところをいって森の中へ入ると急なジグザグを下りていく。下りでも嫌になるほどの下りだ。下りが緩くなって林道に出れば駐車場はすぐである。
 


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