このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

JR東海のDC(普通一般用)

 

本年(2015年)3月に武豊線が電化され、これを契機にJR東海ではDC新製・転配および廃車が計画されて現在進行中である。

JR東海には一般用DCはキハ11と40系が美濃太田と伊勢に配置されているが、キハ25およびキハ75に置換え、国鉄から継承

したキハ40系と分割民営化後の初期段階で製造されたキハ11(300番台を除く)を全廃する予定である。キハ11は製造から

20年ちょっとであるが新規車へ替わることになった。ただどうも全両に近い数がミャンマーへ譲渡されるような状況になって

いるようである(3両はひたちなか臨海鉄道へ譲渡済み)。それでは地区別にこの転配計画を簡単にまとめる。

 まず、武豊線電化完了後、使われていたキハ25およびキハ75が美濃太田区に転配された。転配されたがすぐには使えない事情

がありこれと平行してキハ25の新製車が美濃太田区に配置されている。転配してもすぐに使えないのはワンマン化改造する必要が

あるからである。しかしながら5月の段階では美濃太田区の運用範囲である太多線はすでにキハ25およびキハ75に全列車置換えが

済んでおり、残っているのは高山線美濃太田以北の普通列車の一部である。キハ25転配車の改造が完了すれば所定の両数は揃う予定

なので、近いうちにキハ25およびキハ75への置換えが完了しそうである。

 一方、残りの伊勢区では6月末時点ではキハ25およびキハ75は普通列車の運用には就いていないが、こちらも安泰ではなくキ

ハ11 300番台6両以外は廃車対象となっているので、キハ25の新製およびキハ75の改造が進めば置換えが進むものと考えて良い

だろう。なお、2016年春で伊勢区は名古屋運転区へ統合の予定となっており、ここでまた参宮線の伝統が一つ消えることになる。

朝夕通勤時間帯には4連や5連の運用も組まれている。

先頭はキハ11 0番台、普通鋼の18m車、100番台、200番台も同様の車体。

キハ11 300番台は車体がステンレス製、天井が高く行き先方向幕が助手席側上部に移り、貫通扉上にヘッドライトが増設されている。

 

※なお、紀勢線多気以南の長距離各停でキハ11で運用される列車は、便所の有無の関係で300番台が必ず連結される編成(亀山方に

連結が多い)となるので、300番台を撮る必要のない方は注意が必要。

 

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