このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2010.08.14
No.AO-047

北川代沢線■むつ市 ■全線ダート ■分岐→西冷水線
■県7号線「冷水峠」付近から山中に延びる

 周回ルートの一部を形成するが、その末端は憂鬱かつ猛烈な藪状態に… 

 ↓県7号線〜西冷水線との分岐地点までなら普通に走行できますが、その先は
 藪深い放棄状態に。景観的なものも皆無なので立ち入るのならそのつもりで。


……こんな感じ……
■県7号線冷水峠付近から分岐しているピストンダート。 隣接する東通村との境界付近に広がる国有林の中に延びており、当林道そのものはピストン状態だが、途中で分岐する西冷水線に乗り継げば再び県7号線へと周回する事も可能。 ほぼ平坦路続きのダート沿いには深く草深い森が展開、景観的なものは皆無だが、路面的には放置系の荒廃が僅かに感じられたが、さほど憂慮すべき点はないと思われる。ただし、それは途中の西冷水線との分岐地点までの話であって、そこを境としてダートは一挙に藪むしてしまい、ほとんど放棄寸前という状態になる。周回ルートの一部を形成していることが唯一の救いであって、それ以外には特筆すべきものもない1本である。

■むつ市と東通村とを結んで下北半島を横断する県7号線からは数本の林道がダイレクトに分岐しており、県道を陸奥湾側から進むと「冷水峠」の手前にて右手に現れるのがこの北川代沢線。入口脇には林道標が設置されているので、注意していれば見落とすこともないですが、県道を飛ばしているとあっという間に通り過ぎてしまいがちです。
■やや陰気な雰囲気の漂う入口から北川代沢線のダートに突入しますが、路面は若干フワフワした感触ながらも思っていた以上にまともでした。おそらく周囲に広がる国有林内部へと極々希に林業車両が立ち入るためか、最低限の整備はなされている模様なり。
■僅かに下り坂になっているダートを進むとさっそく右手ダート分岐が現れました。北川代沢線を本道としてさらに深部へと延びる支線作業道といったところでしょうか。その行く先が気にはなりましたが、北川代沢線本道の探索が優先なのでパスしておくことに。
→右折ダートを眺める!
■クネクネとカーブした見通しの悪い区間が続きます。上空だけは開けていましたが、両脇は樹木にびっちりと囲まれて全く視界というものがききません。そういう場所でカーブに差しかかると、これはもう前後左右どこを向いても目に入るのは緑のみに。ただし、この付近までは県道を爆走する乗用車の音響がたまに聞こえてきていたっけ。
■ワダチダートには手入れの一環として砂利が敷かれた痕跡も見られましたが、車両の通行が極めて希であるためか、砂利は踏み固められていることもなくフワフワ賭した状態の区間もありました。走りにくいとまではいきませんが、そういう地点ではアクセルを開きすぎると若干尻がズリ気味に。
■そしてまた現れた分岐箇所。本道は…、言わなくても分かることと思いますが、道なりの右手側です。これも国有林の中に網の目に張り巡らされた作業道だと思われますが、いかにもといった感じで藪むしていましたよ。
→左折ダートを眺める!
■作業道と思われる藪むした左折分岐をあっさりパスして北川代沢線本道の探索を続行します。走りやすくはありますが、ここ最近車両が乗り入れたタイヤの跡などは見られず、かといって放棄されているわけでもないダートをさらにたどって前進すると…。
■左手に分かれて登坂していく西冷水線との分岐箇所に差しかかります。付近にはカーブミラーと西冷水線の林道標がポツンと立っているだけであり、その他には何もありません。北川代沢線のダートは直進してさらに続きますが、ここを境に路面状況はいきなり悪化。まともな林道ライダーであれば迷わず西冷水線へと左折するところですが、その先を見極めるためここはあえて直進することに!
→西冷水線に突入!
■西冷水線との分岐地点を過ぎるとダートはこんな感じに。草ボーボーな路面にはワダチこそ見えているものの、ここ最近というか、もうすっかり通行が途絶えてしまっている雰囲気した。地面状態的には踏み固められた「道」というより、「雨が降った後に単に乾いて固まっただけ」と言った表現の方が適切かもしれません。
■そして状況は前進するにつれてさらに悪化。路面に繁るものあり、両脇から圧迫してくるものありで、なんとも素敵に藪むしていたっけ。こんなんで北川代沢線、大丈夫なんでしょうか?
■ワダチ跡が残っているのでここが道であることは分かりますが、状況的には「自然回帰」現象が進行してしまい、路面が半ば山土化している箇所も。なのでここ最近オフバイクやその他の車両が立ち入ったならばタイヤ跡が刻まれているはずですが、もちろんそのようなものは一切無し!
■車両の通行はすっかり途絶えてしまっているようですが、それでいて微妙に走りやすかったりもする雑草まみれのダートをさらにたどって前進すると…。
■カーブミラーがポツンと設置されたY字分岐にたどり着きましたよ。で、はたしてどちらに進んだものかと左右を見比べてみますが、右折側は過激な藪にダートが埋没していたのでボツ。どうやらここは道なりの左手に進むしかなさそうです。
→右折ダートを眺める!
■右手がダメなら左手に進めば良かろうと意気込みますが、どうやらそれも甘かったようです。左手の藪の影を回り込むとそこに待ちかまえていたのは、右折側にも劣らぬ猛烈な藪の侵食! 一見すると、これはもう完全に道が自然消滅していると言ってもよい状態でした。さすがに猪突猛進でそのまま突っ込むのは躊躇われたので、セオリー通りひとまず徒歩にて少し偵察してみることに。
■で、その左折側ですが、猛烈な藪の茂りをよく眺めてみると、人幅程度に残った踏み跡化したダートがその奥へと続いていました。もちろん、リスクを考慮せずに行き倒れ廃車をもいとわないのであれば、さらなる前進も可能でしょう。どうしたものかと去就にしばし迷いましたが、その一方で頭の中では「もうそこまで頑張らなくてもいいんだよ」という天の声が。というわけで残念ですが、これ以上の前進は諦めて北川代沢線の探索は終了としておきます。
→振り返る!
→探索終了!

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