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 荒川越林道/ Arakawagoshi林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2014.08.13 / No.AO-092 
 [ 所在地 ]むつ市 [ 状態 ]ピストンダート [ 接続林道 ] 蠣崎林道  [ 分岐林道 ]-
 林道で「北限のサル」をみかけることもなく、盛夏の頃はただ薮の繁茂が酷いだけ・・・

寄りの集落から実に10キロ近くも山中へと分け入った山深い地点に位置し、蠣崎林道をたどっていくと最後に分岐する支線がこの荒川越林道。本線である蠣崎林道(右折方向)そのものがすでに草深く、ピストンとしての末端状態を呈している状況下では、さらに低規格な支線となる荒川越林道の有様は察して知るべしです。そこに林道標によって左折側がそうであると分かりましたが、ぱっと見した感じでは左右のどちらも夏草の繁茂で草ボーボー。はっきり言って本線と支線との区別がつきません。
点から眺めてみた荒川越林道の様子です。真新しい林道標が設置されていることから、死んで(廃道化)してはいないものの、車両の通行は限りなく少ないと思われます。一目でそれと分かるほどイイ感じに夏草がはびこっていたんですね。
れを目にした林道ライダーを怯ませるに十分な草深い状況ではありましたが、さっそくそのダートへと飛び込んでみます。一面に夏草に覆い尽くされた路面にはワダチ部分が辛うじて残存していましたが、なぜかそこはジュクジュクな水溜まり状態に・・・。数日前に降った雨水がいまだ乾ききらずにワダチ部分に集まっていたようです。
いにしてグジュグジュな区間は入線直後の区間のみでした。その後、路面は乾燥した状態となって、そのぶんだけ走りやすくなりますが、ぬか喜びはできません。次第に両脇から灌木の枝がせり出て走行スペースを圧迫してきます。
は死んで(廃道化)はいないものの、ほとんど放置状態です。ときにせり出た薮塊が行く手に立ち塞がるので、前のめりに身体で押し分けなければならないシーンもあって、あらためて盛夏の頃の下北林道の草深さを思い知らされました。しかしオフバイクであればそれもまた一興。エンジンにものを言わせて進むのみ!
地的に薮の壁状態が現れますが、それでも全面的に薮に埋没してしまう事態はなかった荒川越林道。たまに状況が好転してホッと一息つけるような区間が現れます。完全に死んで(廃道化)もいないが、まともでもない林道というのは、実はそのような区間の繰り返しとなっている場合が多いです。なのでズルズルと誘い込まれるように進んでしまうわけ。
かしこの荒川越林道ですが、ただただ草深いのみですなぁ。地図上では左手のすぐ脇に林道名の由来でもある「荒川越沢」が流れているはずですが、まったく確認できません。もしもイワナやヤマメ目当てで林道に立ち入ったならば、それこそ覚悟を決めて、どこかの路肩から濃密な薮塊へと分け入っていく必要があるかも・・・。
なり草深くはあっても、物理的には前進の余地が十分に認められた荒川越林道のダート。しかし忘れていけないのは、「所詮ここはピストンである」ということ。どこかへと通り抜けられることはあり得ず、必ず今来た道を引き返さなけらばいけません。そういう意味では、お気軽に立ち入れるような雰囲気ではないかもしれません。
かし、それでも未だ見ぬ荒川越林道の末端地点を目指して進みます。「真夏のクソ暑い中ようやるわ・・・」との声が聞こえてきそうですが、これはもう不快指数の問題ではないんですね。各種林道系サイトでもまず紹介されることのないピストン林道のそのまたピストン支線林道の探索、「未知なるその末端をおのれの目で確かめたい!」との飽くなき探究心がそれを躊躇させません。理解してくれとは思いませんが、こればかりは当分止められそうにないです。わっはっは・・・。
お、なんとも草深いぜぇ! これぞ真夏の下北ピストン林道の真骨頂ともいうべき素敵な状況ですが、こんな状況でも比較的簡単に進めてしまうのがオフバイクの素晴らしいところ。四輪では路面状況が把握しきれず路肩落ちが怖くて入れません。また、徒歩や人力で立ち入ろうものならば、立ち込める夏草の草いきれと熱気であっという間に口から泡を吹いてぶっ倒れてしまうことでしょう。すなわち、他の探索手段では決してうかがい知ることのできない、林道ライダーにのみ開かれた林道探索のステージがあるということですね。もちろん、だからといってこのような林道を無理強いはしませんけど・・・。
いうわけでたどり着いた荒川越林道の終点。車両が反転できる程度に幅員が広がって道が途切れている状況でした。ぐるりと薮に取り囲まれたなにもない地点ですが、なぜか薮刈りがされています。そのことからも荒川越林道が死んで(廃道化)いないことが分かりますが、状況的には焼け石に水。夏草の成長速度の方が完全に勝っていましたよ。そんな感じの荒川越林道の終点ですが、ここでボーっとしていても汗が噴き出すだけなので、今来た道をそそくさと引き返して探索は終了としておきました。
→探索終了!
→引き返して蠣崎林道に向かう!
→振り返る!
→その先の様子を眺める!
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