このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2007.11.23
No.C-055

平群支線南房総市(旧富山町) ■ピストン半ダート ■接続→平群線 ■分岐→石塚線
■平群線から接続して山中へ延びる

 尾根地帯に残るダートは路面崩落の影響で途中から無惨な鬼藪化! 

 ↓「おーい、誰かいますかぁ」って、誰もいるわけないですよね。平群支線は
 その後半に走りやすいダートが残りますが、残念ながら鬼藪化して通行不可。


……こんな感じ……
■平群線から1本道で接続、そのまま引き継ぐ形で延びる半ダートピストン。林道標のある起点から石塚線を分岐した少し先までが舗装されており、その先は砂地っぽいダートになる。コース的には、起点から始まる舗装区間で一気に山の尾根へと登り詰め、続くダート区間は軽いアップダウン程度の平坦路で、いたって走りやすい。両区間共に細かくカーブを繰り返しつつ杉林の中を行くため、残念ながら眺望は望めないが、全体的には明るい雰囲気になっている。ただし、ダート区間ではその途中で、崩落があった(現在は復旧済み)ため、その先が廃道化してしまい、もはや鬼藪状態。地図で眺める限りでは、まだまだ先へとダートは続いているのだが…。

■平群線から1本道でそのまま接続している平群支線の起点です。急激な切り返し登坂カーブ地点に林道標が設置されていました。ちなみに平群支線は途中で石塚線を分岐しており、その分岐地点に立つ案内板に「林道平群支線」の文字が記されていますが、正規の林道標が設置されているのはここのみです。
→起点の様子を眺める
→周囲を調べる!
■林道標の立つ起点から進むと、やや急な勾配になっている狭い舗装路がクネクネと山肌に沿って延びています。途中、杉の植林地帯を抜けますが、あまり手入れのされない延び放題の杉林とは異なって、きれいに枝打ちされた杉林は明るい雰囲気です。
■お、杉林の中を進むと左手にダート分岐がありました。でもここに林道標はありません。何となく造林系作業道のような気もしますが、その実態は不明です。ふと突入してみたい気もしましたが、今回はそのまま寄り道せずに本道を前進します。
→分岐先を眺める
■さらに前進すると、再び起点にあったのと同じような切り返し登坂カーブが現れました。平群支線の道筋を写したこの画像では分かり難いですが、ここはY字路になっており、XRの進行方向左折方面が平群支線、右折側が石塚線になっています。ちなみに、ここで分岐している石塚線は完抜けなので、石塚線経由でも平群支線にアプローチできますが、初めてやって来ると、左右(画像手前から見て)のどちらが平群支線の終点もしくは起点なのかが、やや分かりにくいです。
→分岐地点を眺める
■石塚線との分岐地点を過ぎると登り勾配角度が増大し、やや激坂っぽくなってきます。そのまま連続する登坂路をたどってし進むと、左手にこの廃屋があって、すぐそばの道端には石碑が建てられていました。「お、こんな所に林道開設記念碑?」と近づいてみると、なんとそれは記念碑どころか慰霊碑! 実はここ平群地区は山間地区でありながら、打ち上げ花火が行われることで有名ですが、それに関連した悲しい事故が過去においてこの付近で発生していたようです…。ちなみに、先述した石塚線から分岐する超激坂をたどると、眺望ポイントにもなっている花火の打ち上げ場所に行くことができます。
■廃屋を横目に急激な坂道を上り詰めると、いきなり舗装が途切れてダートが始まりました。位置的にはちょうど山の尾根のような感じの地点で、軽いアップダウンを繰り返しながら杉林の中にダートが延びています。路面はよく踏み固められたやや砂地っぽい土質で、幅員もあって荒れもなく走りやすいです。
■陽射しの差し込む明るい感じの杉林の中をウネウネと進みます。残念ながら道すがら野眺望などは全く望めませんが、シンと静まりかえった静寂な雰囲気はイイ感じです。ダートは幅員も広く、意外と手入れが行き届いていたので「ひょっとしたら対向車とすれ違うかも…」などと思いましたが、肌寒い冬の日にこんなピストンに入り込む酔狂はあまりいないらしく、誰ともすれ違うことはありませんでした。
■区間的に杉林が途切れ、所によっては藪っぽい雑木の中も進みます。とはいっても、路肩の藪が路面を侵食しているようなことはなく、しっかりとしたダートが続いていました。ここまでやって来ると路面はほぼ平坦となり、ここは適度な緩いカーブがアクセントになって気持ち良く走行することができました。
■「!?」
とあるカーブを曲がると、いきなり土むき出しのこんな場所が現れました。一瞬、林道延長現場かとも思いましたが、でもよく眺めてみると、その先にもまだダートは続います。どうやらここで大崩落が発生、路面が寸断されていた模様です。おそらくその痕跡でしょうが、幸い、寸断された路面は既に復旧相成ったようで、斜面に盛り土された路面に若干の脆弱さが感じられたものの、ここは問題なく通ることができました。
→現場を調べる!
■で、その崩落跡を抜けた先です。まだまだダートは続いているようですが、ご覧の通り激しく藪道化していました…。おそらく、路面決壊による通行止め期間が長く、その影響で荒れてしまったのでしょう。「路面を復旧させるのなら、この藪も何とかしていただきたい!」と言いたいところです。ダートはまだまだ先に続いていそうな雰囲気で、頑張ればさらに進めそうな雰囲気ではありますが、大事を取ってここは遠慮。残念ですが、平群支線の探索はこれにて終了です。
→遠慮する…
→引き返して平群線に向かう!
→偵察を実行!
→眺望を眺める!

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