このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2006.07.02
No.C-056

竹岡線■富津市 ■全線ダート ■接続→金谷元名線
■竹岡地区から金谷元名線に接続する

 区間的にクレバスやヌタ場が発生、ちょっとした荒れが楽しめるかも 

 ↓景観的な楽しみ無いですが、要所要所にちょっとした荒れがあり、変化があ
  ってそれなりに面白いかも。ただし、道幅狭の区間でのすれ違いには注意。


……こんな感じ……
■鋸山を半周するように稜線に沿って延びる金谷元名線から分岐、山肌の坂を下って麓の竹岡地区とを結ぶダート林道。若干視界の開けた箇所もあるが、眺望などはあまり望めない。金谷元名線側から入線すると、前半はフラットな砂利ダートの下り坂が続く。基本的には走りやすいが、場所によっては深いクレバスが発生しており、それなりに注意を要する路面状態になっている。続く後半ではカーブを繰り返して坂道を下りきると、幅員がぐっと狭くなり、同時にダートは土質へと変わってしまう。梅雨時には厄介なことになっていそうな土質ダートは通行困難というほどではないが、幅員の狭さにだけは十分注意したい。その後、素堀隧道を抜けた先で終点になる。

■金谷元名線から分岐して富津館山道路富津竹岡I.C方面へと下って延びる竹岡線の入口です。 林道標はこちらの入口のみに立っており、初めてやって来る場合は金谷元名線から乗り継ぐ方が分かりやすいかも知れません。切り立った崖の麓に位置する分岐地点は、ちょっと開けた広場のようになっているため、ここで一服を兼ねて地図を眺めているオフライダーもよく見かけます。
■林道標の立つ金谷元名線との分岐側から入線すると、フラットな砂利ダートの下り坂がしばらく続きます。路肩の山の斜面に生える木々に邪魔されてしまい、沿道からの眺望はあまり望めませんが、道すがらの雰囲気は開けた感じで明るめです。下草が刈り取られているので道幅はやや広めになっていました。なお、ここでは写真を撮りつつトロトロ走っていたので、後方よりやって来たモタードに追いつかれてしまったので、道を譲って先に行かせます。
■断続的な下りダートをゆっくり進みますが、所によってはややガレている場所もあるようです。探索時には、路肩が崩落したかのようにえぐられており、同時に深いクレバスが道筋に沿って延びていました。直線区間のクレバスだけならば、ライン取りにだけ気を付ければ比較的楽ですが、下りカーブでのクレバスというのは、慎重になり過ぎて普段ならどうってことないハンドル操作がぎこちなくなってしまい、ズズズ…、とハマってしまうこともあるので注意です。また、ここは路肩の山肌も脆い感じで崖崩れのよく発生しそうな雰囲気になっています。
■山の稜線付近に位置する起点から一気に下ると、山裾の谷間の荒れ地のような場所に差しかかります。ここまで来るとおおよそ下りきった感じで、この後は僅かに緩やかな下りとなったダートが続きます。路面は一応砂利質ですが、ここも場所によっては砂利が洗い流されてしまっているようで、ややボコボコがかった区間になっていました。さほど走りにくい、といった感じではないですが、ここまで下ってくると周囲を山裾の森に囲まれてしまい、やや暗い雰囲気になってきます。
■荒れ地の脇を通ってさらに進むと、それまでの砂利ダートが土質に変わります。山裾の森の中を延びる土質ダートは、ご多分に漏れず湿っているようで、前日に雨が降ったわけではないのですが、意外とヌタっているようでした。ここにはバイクや車のわだち跡が無数に付けられているので、その中からベストだと思われる1本を選んでなぞって進みます。 なお、ここには路肩崩れや脱輪への注意を促す丸太が置かれていました。
■ややヌタがかったダートをたどって前進すると、行く手に田圃と民家が見えてきます。ここは初めてやって来ると、民家の立つ地点までこのまま山肌に沿って進めばが終点だと思われがちですが、そうではなく、ダートは前方の小山を左手へと素堀隧道で抜けています。なお、この地点では先ほどのモタードとすれ違いましたが、終点で引き返して再び金谷元名線に戻っていくのでしょう。この近辺は浜金谷の東京湾フェリー乗り場からも近く、よくオフバイクが走っているようです。
■先述した素堀隧道です。やや小さめですが、車なんかも一応通れるみたいです。でも、この素堀付近は幅員が狭いので車同士のすれ違いは不可、車とバイクでもそれなりに気を遣わないと擦ってしまう恐れが大でしょう。ちなみに、初めてここを探索した時のことですが、この素堀隧道の出口付近で何やら妙な匂いが漂っており、クンクンしてみると、どうもそれは線香の匂いのようでした。でも道端には線香など見当たりません。なぜ素堀隧道でこんなにも線香くささが…? ひょっとしてこの素堀には事故って亡くなった方の自縛霊がいるのでは?! と、一人ぶるぶるすくみあがったものでしたが、その訳は素堀を抜けてほんの少し進むと分かります。
■で、素堀隧道を抜けて砂利道を下っていくと、坂道の右手にお墓がありました。お盆も近く、よく見ると墓前には線香が沢山たかれています。どうやら、この線香の匂いが素堀の出口まで漂っていたようです。「なあんだ…」まったく林道では何が起こるか分かりませんね。で、安心したところで坂を下りきれば、そこが竹岡線の終点になっています。ちなみに、竹岡線はこのお墓のすぐ先でダートが途切れ、富津館山道路のガード手前で終点になっていますが、こちら側には林道標がないので注意してください。
→探索終了!
→引き返して金谷元名線に向かう!

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