このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2006.09.02
No.C-097

怒田福野線■君津市 ■全線舗装
■怒田地区付近から北向地蔵尊を経由して山中の水田脇へと向かう

 鬱蒼とした森の中を行く幅狭路面に期待は高まるが、水田脇にて唐突にエンド 

 ↓森の中を淡々と舗装路が延びており、周囲の鬱蒼とした雰囲気とは裏腹に険し
  さは皆無です。ただし、終点から先へも道は続き、そちらの方が楽しいかも。


……こんな感じ……
■大福山周辺に林道以外にも生活道路として細かな道が入り組んでいるが、怒田福野線の起点はそんな入り組んだ道のとある分岐にある。迷ったら「北向地蔵尊」を目標とすればいいだろう。起点から入線すると、途中の北向地蔵尊までは緩い登り、以降は一転して下り坂が続く。全線舗装されているため、走行には何ら問題はないが、気本的に幅員は狭いため、対向車もほとんど無いと思われるが、一応、注意しておきたい。始終森の中を行く舗装路のため、変化に乏しいが、強いて見所を言えば道端には地蔵堂や湧き水などがある。山間の谷間の水田脇で舗装が途切れ、林道としてはここが終点だと思われるが、この先にも畦道ダートが山中へ向かって延びている。

■国道410号線久留里付近から細い舗装路をたどってたどり着いた怒田福野線の起点です。しばらく迷ってやって来たのはいいのですが、起点分岐に立つ林道標は、林道名のみ剥がれやすいペンキで記されているのか、深刻な白化現象によって既に判読不可能でした。従って、予備知識が無いと何線であるのか全く見当が付きません。
■Y字の起点分岐から伸びる細い舗装路を進みます。周囲は山に囲まれていますが、それほどや山深い感じではないですが、生い茂る木々が鬱蒼とした雰囲気です。前日に降った雨で路面がまだ濡れており、日陰部分では涼しいですが、探索時には早朝だったにもかかわらず、残暑の厳しい夏季の陽射しによって、日なたで立ち止まるとムンムンとした暑さで汗がじんわりと噴き出します。
■周囲が木々に覆われているため、山中のどこを通っているのか全く見当が付きませんが、ウネウネと蛇行する路肩の狭い舗装路をたどって進みます。コースとしては起点から緩やかな勾配が断続的に続いていますが、そんな坂の途中にダート分岐がありました。これを分岐というのかどうかは分かりませんが、ジメジメとしたなかなか重厚な雰囲気です。
→分岐ダートの様子を調べる!
■その後、しばらく進むとY字分岐に突き当たりました。ここには寺があって、道端にはなかなか立派なお地蔵様の祠があります。「北向地蔵尊」というのだそうで、肝心の寺の名前は忘れてしまいましたが、左手の分岐はどうやら寺への道になっているようです。確か、怒田福野線の起点へ向かう途中にも「北向地蔵尊」の看板があったような気がしますので、迷った場合にはここを目標とすれば良いと思います。沿道で見かける建物といえば、これくらいです。
■起点から北向地蔵尊までは緩い登りでしたが、ここを過ぎると下り坂となりました。特別急激な坂でもないので、淡々と下り進む途中の左手の崖に湧き水がありました。すぐ脇に立てられた案内杭には「北向地蔵尊の霊水」と記されています。残暑の厳しいこの季節、林道探索者のカラカラに乾いた咽には、まさに甘露の味わいとなりそうです!
→一杯の霊水をいただく!
■北向地蔵尊の霊水を過ぎて下り坂をさらに進みます。前日の雨の影響、もしくはこの付近の地層は脆いのか、路肩の崖がご覧の通りに崩落している箇所がありました。こんな小さな規模でも走行時に直撃されたらひとたまりもありませんね。路面に散らばった岩石片を避けてやり過ごします。
■北向地蔵尊から下り続けることしばし、四方を山に囲まれた出口のない谷間のような水田脇にたどり着きました。その手前の小川にかかるコンクリ橋を渡った地点でアスファルトは途切れてしまいました。終点を示す林道標はありませんが、どうやら、林道としての怒田福野線はここが終点になっているようです。方向的には真っ直ぐ前進すれば大福山方面に抜けられそうでしたが、そこにはただ田圃の畦道ダートがあるだけでした。
→探索終了!
→あッ、あれは?!
→畦道ダートへ突入する!

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