このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
探索日 2006.09.02
No.C-103
月崎1号線 | ■市原市 ■ピストン舗装 ■「いちはら市民の森」付近から山中へと向かう |
見所は素堀隧道くらい、鬱蒼とした谷間に延びる舗装林道 |
……こんな感じ…… ■険しさはないが、鬱蒼とした雰囲気漂う森の中を行く舗装林道。起点付近は林道標が無ければただの農道としか見えず、林道に付き物の勾配もなく終点まで平坦な道が続いている。路面の幅員は狭いが、舗装されているので走行自体にはなんら問題はないだろう。入線すると左右にカーブを繰り返しつつ、山中の谷間に沿って森の奥へと進むが、周囲は濃い緑に覆われているのみで、当然ながらこれといった見所はない。強いて挙げるとすれば、それは後半区間で現れる素堀隧道群か。ちょっと面白い形になっているので、隧道ファンなら一度訪れてみるのもいいだろう。 |
■月崎1号線の起点です。月崎駅前から「いちはら市民の森」へ向かう1本道の途中左手にありますので、注意していれば見落とすことはないでしょう。当日は早朝に訪れたため、朝霧が濃く、ガスったような雰囲気になっていました。入口には林道標が立てられています。 | |
■入線後は細かくカーブを繰り返して進みます。路面状況は幅員の狭いアスファルト舗装で、走行には全く問題ありません。対向車はまずないと思いますが、朝方には近所の方が散歩がてらに歩いていることもあるようなので、スピードにだけは要注意です。周囲は草木が密生する鬱蒼たる山の中、といった感じになっています。 | |
■山間の谷間に沿って走ります。細かいカーブはありますが、勾配はほとんどありません。行く手の前方にポツンと農作業小屋が建っていますが、沿道に水田や畑があるわけでもなく、草むした荒れ地が続きます。朝霧がイイ感じで雰囲気を出しています。残暑のキツいこの時期の日中の暑さが嘘のように冷んやりとた空気が気持ちいいです。 | |
■巨大な断崖地帯に出ました。落石を警戒してか、路肩には木柵が設置され、崖下直下には近づけないようになっています。まあ、頼まれてもわざわざ近づいたりしませんけどね。杉の木と比較すると断崖の規模がが分かります。 | |
■断崖区間を過ぎると月崎1号線名物の素堀隧道が現れました。房総の林道には素堀隧道が数多く存在しますが、これはちょっと珍しいかも。連続する2本の隧道の間の天井がポッカりと抜けて開いています。切り通しにすれば良さそうな感じですが、わざわざ隧道にしているのも面白いですね。 →素堀隧道内部の様子を眺める | |
■で、その中間地点です。見上げれば天井だけがぽっかりと開けており、何だか不思議な感じです。元々1本の素堀隧道だったのが、何かで天井が崩れてこのような形になったのでしょうか? そんなことを考えつつ、ゆっくりと隧道を抜けていきます。 | |
■変形隧道を抜けてさらに進む(手前が進行方向です)と、また素堀隧道です。と言ってもその長さはとても短く、この場合はくぐる、と言った方がいいかもしれません。わずか2秒で隧道を抜けた先はちょっとした広場になっています。 | |
■で、隧道を抜けたすぐ先のこの広場が月崎1号線の終点です。周囲をぐるりと見渡すと、ひょろりとした背の高い林道標の横に散策路のような登山道と、今来た隧道の入口があるだけでその他には何もありません。それ以外は全て森に囲まれています。ハイカーのための駐車場とでもいったところでしょうか。ここからハイキングするわけでもないので、早々に立ち去ります。 →探索終了! →さらに周囲を調べる |