このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2006.08.19
No.C-124

中津田線■山武市 ■全線舗装
■県116号線「中津田」地先から県22号線「麻生新田」地先とを結ぶ

 林道標がなければ一般道と区別の付かない田園地帯を突っ切る平地林道 

 ↓わずかに林道っぽい光景も見られますが、ただの田舎道と何ら変わりはあり
 ません。虚しく林道を主張する文字のかすれた「ひし形」が泣けてきます。


……こんな感じ……
■九十九里浜背後の丘陵地帯に延びる平地林道で、資料によれば昭和48年(1973)に開設されたとある。周囲に畑地が広がるその立地から察するに、本来は農道としての役割を持っていたと思われるが、現在はその役目も薄く、一般生活道路と何ら変わりはない。県116号線沿いの民家脇にひっそりと位置する起点から入線すると、雑木林や畑地を突っ切るようにほぼ一直線に延びており、のどかな田園風景が広がるが、そこにはいわゆる林道らしさは全くない。路面は言うまでもなく全線舗装。延長距離も短く、一気に走ればあっという間に何の変哲のない十字路にて終点となる。ちなみに、林道標は無数に設置されているが、どれも文字がかすれて判読は難しい。

■一般的には千葉県の林道エリアといえば房総地域ですが、外れた九十九里浜背後の丘陵地帯である成東周辺にも人知れぬマニア林道が散在しており、 この中津田線もその1本。 県116号線と県22号線をショートカットする形のコースとなる当林道は、起点、終点がそれぞれ県道から引っ込んだ地点にあるため、なかなか気が付きにくく、起点には文字がかすれ消えたものがポツンと民家のブロック塀の脇に忘れ去られたように立っています。
→起点を振り返る!
→起点の様子をさらに眺める!
民家の脇に隠れるように位置していた起点を後にして前進します。といっても、そこは一般道と何ら変わりのない舗装路。「二度と訪れることもないだろうから…」と自己納得させつつ、雑木林の僅かな上り坂をたどります。
■平地林になっている雑木の林を抜けて、その間に広がる荒れ地(最上段の画像参照)や畑を横目に眺めつつ、舗装路は直線的に延びています。ここが未舗装であったのはいつ頃のことであったのか、などとかつての在りし日の状態を虚しく想像してしまいます。
■ただし、中津田線はショートであるので、あっという間に終点にたどり着いてしまいます。路肩にたたずむ林道標があったのでそれと分かりましたが、畑地の脇を通って再び雑木林を抜けた直後に現れるこの十字路地点が終点になっているようでした。起点、終点の双方への林道標の存在といった贅沢は許されないことが多いマニア林道においては、破格の好待遇といったところでしょうか。
■「麻生新田」地区に位置する終点の十字路を振り返るとこんな感じです。雑木林の中を一直線に舗装路が延びてきていることが分かりますが、よもや、こんな場所が終点だったとは。文字がかすれて朽ちかけているとはいえ、林道標がなければ絶対にどこまでが林道であるのか分かりません。
→十字路を眺める!
■ちなみに、終点の十字路を直進するとこんな感じで県22号線にぶつかります。画像では向かって右手が八街方面、左手が松尾方面ですが、ここには標識類が無いのでここが林道への入口だとはまず気が付きません。舗装路でもあることだし…。
→探索終了!

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