このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2006.08.19
No.C-125

岩ノ谷支線■山武市 ■全線舗装
■「木原」地区(北総長寿苑そば)から「木原」地区(日向ニュータウン)とを結ぶ

 ここは林道開設という名目で整備された畑地をゆくかつての農道か? 

 ↓いわゆる林道的楽しさは察して知るべしですが、林道標が存在するのは奇跡
 的。走りに行くというよりも、その「ひし形」を見に行く意義の方が大きい?


……こんな感じ……
■日向ニュータウンの住宅街のすぐそばに位置し、今となってはそこに林道である意義が見いだせない完抜け林道。言うまでもなく全線舗装である。かつては一面に畑地のみが広がっていたと思われる何の変哲のない地点にヤレた林道標がポツンと存在。一般道化した本道を進むと、沿道にはのどかな畑地が、そして道筋には点在するように民家が立ち並び、そうであると言われなければここが林道とはまず思えないような雰囲気に…。終盤の杉木立区間にて僅かに林道らしさを感じることができるが、すぐに住宅街に突き当たって虚しく林道区間はエンドになってしまう。延長距離もごく短く、名実共に近在の方の何気ない「近所の道」と化しているのが現実か。

■近年、宅地化が著しいJR総武本線日向駅からほど近い「日向ニュータウン」のすぐそばにひっそりと存在する岩ノ谷支線の起点です。およそ一般的な林道風景からはかけ離れた、宅地化されつつある郊外のとある道端にサビまみれの林道標が存在しており、辛うじてここが林道であることが分かるといった具合です。かろうじて「岩ノ谷支線」の文字が読みとれるサビた林道標のヤレた感じが、何ともいえないイイ感じに…。
■サビた林道標の立つ起点から入線すると、民家の点在する畑の脇を抜けて平坦な舗装路が延びています。宅地化が著しい、とはいってもこのように畑地が広がっており、まあ林道的にはどうかとは思いますが、のどかと言えばのどかな風景が広がっていました。でも、路面は言うまでもなく舗装路であり、もはやただの一般道と何ら変わりはありません。
■土の香り漂う畑の脇を通って進みます。確かにここは林道ではありますが、この岩ノ谷支線の成り立ちは、伐採植林などのいわゆる林業系としてではなく、農道としての役割を持って開設された林道であると推測されました。沿道には山なんて無いし…。
■民家も点在して「森」というほど大げさなものではないですが、舗装路はちょっとした雑木林の中へとに差しかかります。林道といえば、世間一般的には山中の山深い場所に延びる道のことを指しますが、山地に限らずこのような平地にも林道はあるわけで、そうしてみると林道とは「林の中に延びる道」すなわち「林道」というのが本来の意味かもしれません。
■もはやそこいら辺の一般道と変わりない岩ノ谷支線ですが、唯一、林道らしい光景が見られるのが終点直前のこの区間です。舗装路は鎮守の森(画像の前方左手の路肩には鳥居が見えています)のような杉木立の中を横切るように抜けており、ちょっとした美林地帯になっていました。でも、ただそれだけのことですが…。
■で、その杉木立が途切れるといきなり日向ニュータウンの住宅街に抜け出て岩ノ谷支線は終点(たぶん)を迎えます。ここから先はどこにでもあるようなただの住宅街。どう見ても林道の入口が存在するような雰囲気ではありません。「千葉に来たならば、是非とも一度は岩ノ谷支線探索を!」とは間違っても言えない1本でしょう。
→探索終了!
→終点を振り返る!

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