このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2006.08.19
No.C-127

姫島根蔵線■山武市 ■全線舗装
■山武市「成東」地区内を結ぶ

 沿道の杉木立に唯一「林道らしさ」を僅かに感じる完抜け平地林道 

 ↓杉林の中を抜けているので僅かに林道らしい雰囲気もありますが、林道標が
 なければそれと分からないような感じです。全線舗装で延長距離も短いし…。


……こんな感じ……
■山武市「成東」地区に存在する完抜け舗装林道。起点から入線すると杉の平地林の中を抜けているが延長距離は短い。途中で利根川から延びてきている「両総用水」を跨いでおり、沿道での見所を強いて挙げるとすればこれくらいだろう。平地に立地する林道であるため、全線平坦路で付近の一般道と何ら変わるところがないが、杉林の中を抜ける区間で僅かに林道らしさを感じることが出来るかも。沿道に田や畑はなく農道系林道とも異なることから察するに、元は杉林の造林のために開設されたのかもしれないが、その役割も現在ではほとんど見受けられず、もはや実態を伴わずに林道の名前だけが残ったような雰囲気は否めない。

■JR東金線「求名」駅からほど近い、 R126号線から少し内陸に引っ込んだ山武市郊外に起点のある姫島根蔵線の入口です。なんの変哲のない住宅地そばの雑木林脇に林道標がポツンと存在。祠の立つこの分かれ道の左手が起点になっています。
→起点を振り返る!
■姫島根蔵線はコース的には全線平坦路となっている平地林道であり、ちょうど九十九里平野とその背後にある丘陵地帯との境目付近に位置しています。なのでまったくの平坦コースでありながらも、ちょっとした森の中を抜けて延びているようです。ただし、森といっても山間部を思わせるようなものではなく、雑木林のような感じですけどね。
■きれいに枝打ちされて手入れの行き届いた杉の美林の中を進みます。道端には伐採された丸太が数本転がっていましたが、これは林業作業というよりも、美観を維持するための「手入れ」といったところでしょうか。いわゆる林業との密接な関係はなさそうです。
■さらに進むと、杉林の森が切り開かれた場所にて円筒状のタンクのような建造物が現れました。姫島根蔵線の位置する山武市は天然ガスの産地でもあるのでガスタンクかとも思われましたが、それにしては保安警備上からも無防備過ぎるような気も…。結局なにやらよく分かりませんが、とにかくこのようなタンク(?)が一基だけ森に隠れるようにして立っています。
■タンク脇を過ぎるとその先にてこのようなコンクリ橋が現れます。これは両総用水という農業用水路を跨ぐ橋で、両総用水とは一言でいえば利根川から茂原へと延びる灌漑用水で、「下総」「上総」を結んでいることからその名が付いている模様。ま、林道探索とは直接関係もなく見所と言うほどでもないですけど、沿道にはこれくらいしかないので…。
→両総用水(右手側)を眺める!
→両総用水(左手側)を眺める!
■他に特に見るべき物がないので両総用水をしばし眺めてから先へと進みますが、舗装路はここで市道に接続して林道区間はエンドになってしまいました。といってもここには林道標が設置されていなかったので、「絶対にここが終点だな」と言われると困りますが、おそらくここが姫島根蔵線の終点に間違いなさそうです。ま、それを気にする者などいないでしょうけどね。
→探索終了!

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