このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2007.03.03
No.C-132

鹿原線■富津市 ■全線舗装
■県182号線「中郷」地先から「鹿原」地区とを結ぶ

 尾根筋に沿って登坂する単調気味なオール舗装の「救い」は展望の良さ 

 ↓幅員も広く、いたって普通の舗装された山道といった感じです。終点まで進
 んでみても何もありませんが、途中で望める展望だけはなかなか良い感じかと。


……こんな感じ……
■県182号線沿いの「中郷」地区から登坂して尾根筋に沿って「鹿原」地区方面へと延びる完抜け林道。入線すると全線舗装の路面が淡々とした感じで続いており、その単調さは否めない。特色がかった事といえば、途中になぜか路面中央にガードレールが設置されて不自然な車両通行制限がなされている箇所があるくらい。当林道は県道から奥まった地区への生活道路も兼ねているようで幅員も広めであり、そのためあまり林道臭が感じられないのが正直なところかと。鹿原林道という名称はそこそこ知られてはいるが、その実はオール舗装の魅力に欠ける林道である。ただし、途中で頻繁に現れる展望ポイントから見晴らす光景だけはなかなか良い。

■県182号線から分岐している鹿原線の入口です。田取線への入口である志駒地区の「志駒不動様の霊水」と、日帰り温泉「陽気の湯」との間の県道沿いに林道標が立っており、アプローチがし易い林道ですが、残念ながら当林道は全線舗装済み。でもそこに林道標があるので突入することに…。
■県道から入線すると連続したややきつめの勾配で山肌の斜面を一気に登坂してゆきます。ここも森の中を抜ける薄暗い林道かと思いきや、道筋には畑地が点在しているため明るく大きく開けて開放的な雰囲気に。路面的には舗装されているので何も述べることはありませんが、道すがらの展望だけは期待できそう。そして入線直後にスタートしている坂道の途中に現れるのが鹿原線名物(?)のこのガードレール。路面中央に設置することでダンプなどの大型車両の通行を規制しているのかもしれませんが、とにかく目立つ存在です。
■山の尾根筋付近をアップダウンを交えつつさらに登って行きます。先述のガードレールがあるためか、車の往来はほとんど無く周囲はのんびりと静まりかえった雰囲気でした。山の中を進んでいくので「林道」らしくもありますが、林道標がなければ山里を行く一般道と変わりない感じです。
■連続する坂道をしばらく進むと、やがて右手に大きく開けた展望の良さそうな区間が現れます。ここでは山間の志駒川の流れる谷筋に沿って延びる県182号線沿いの里山の景色を眺めることができました。いわゆる林道的な魅力は乏しい鹿原線ですが、そこからの景観だけは悪くありません。
→展望を眺める!
■尾根筋に沿って登坂するの展望区間が続きます。房総の山々は標高が低いため深山幽谷的な趣は望めませんが、少し登っただけで遙か彼方まで抜けるような見晴らしがきくことがよくあるのは、房総ならではの魅力でしょう。ただし、舗装が多いですけど…。
→展望を眺める!
■所々で展望ポイントを迎えつつしばらく進むと、名無しダートが左手に分岐しているこの場所にて終点を示す林道標が現れました。でも、林道名にもなっている「鹿原」の集落はまだ先です。林道においては区間延長などの経緯から重複するように数カ所に渡って林道標が存在することはたまにあること。ひょっとしたらこの先にも林道標があるかもと思いましたが、路面は舗装なのでこれ以上先に進んでみても仕方ないなとその気になれず、ここは今来た道へと速攻でとって返して鹿原線の探索は終了としておきます。
→名無しダートを眺める!
→探索終了!

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