このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2010.05.29
No.C-142

大井戸線■君津市 ■半ダート
■君津市「大井戸」地区から山中に延びる

 最奥の民家脇にていきなり山道状態と化す忘れ去られたピストン林道 

 ↓すでに山道状態と化している大井戸線のダート区間。雰囲気的にも暗く圧迫
 感を覚えますが、路面的にはまだまともな部類かと…。興味のある方はぜひ!


……こんな感じ……
■君津市「大井戸」地区から忘れ去られてひっそりと山中に延びる半ダートのピストン林道。 起点と思われる場所は県92号線から少し入り込んだ地点にあるが、 林道標が存在していないため、そう言われなければまず気が付かないマニア林道でもある。林道区間の途中には民家があるため、入線後しばらくは幅狭な生活道路を兼ねた舗装区間が続くが、最奥の民家脇にて唐突に草ボーボー状態でダート区間は開始する。その後すぐに鬱蒼とした山林内へと入っていくが、そこはもう山道状態。落ち葉まみれでフカフカな腐葉土ダートが心細くさらに森の奥へと続いているが、やがて倒木にて前方を遮られてしまう。ただし、極端な荒れやガレはない模様。

■県92号線沿いの 「大井戸地」区に存在する名の知られた林道として思い浮かぶのは諏訪線、 糸川間野線くらいのものですが、両林道の間に挟まれるようにしてほとんど忘却状態にて隠れるように存在しているのがこの大井戸線です。知名度は低いものの、それでも諏訪線、糸川間野線には林道標が存在していますが、大井戸線にはそれさえ無し。付近に掲げられている「土砂流出防備保安林」の標識に記載された地図でのみ唯一その名称が確認可能となっています。なお、その入口は諏訪神社そばの何気ないこの曲がり角(大井戸線はXRのリア方向)から始まっており、ここから最奥の民家前までは生活道路でもあるため舗装路状態となっていました。
■クネクネとした細い舗装路をたどってしばらく進み、右手に最奥野民家が現れると、その脇からこのよう草むした大井戸線のダート区間が始まります。ただし、そこに近所の方の軽トラが道を塞いで止まっていたこともあって、一見するとその先へと続いている「道」にはとても見えない雰囲気であり、人様の庭にでも侵入しているような後ろめたい気におそわれて「ひょっとしたら間違えた?」と思い、一度は引き返してみたものの、どう考えてもここしかないということで、軽トラの脇すれすれを強引に失礼させていただくことにしました。
■ちなみに、最奥の民家脇のダート開始地点で振り返るとこんな感じになっています。路面は草ボーボーのこんな状態なので、ここは民家の駐車スペースぐらいにしか見えませんよ。どうしたものかとその去就に悩んでしまいましたが、すぐ脇の民家から「不審なバイク」と怪しまれて住民の方が出てきやしないかヒヤヒヤものであったことも付け加えておきます。
■草ボーボーのダートはすぐ先の森の中へと延びていますが、一歩森の中に入り込むと路面はあからさまな山道状態に…。一応、「林道」とはなっているようですが、それは最初から車両の通行を念頭に入れていない最低規格の徒歩専用レベルを思わせる雰囲気でした。ま、それはそれで面白そうですけどね。
■で、そのフカフカで腐葉土状態なダートに突入して少し進むと、突然「お〜い!」という呼び声が左手の藪から聞こえてきました。「なんだ、なんだ?!」と立ち止まると、藪の中で何やら作業をしているおっさんがおられて、再び叫び声が!

おっさん「お〜い、この先は行けないよ!
    「え? ここって行き止まりなんですか?(知れたことを…)」
おっさん「この先に倒木があるから通れないし、その先は行き止まりだよ!
    「そうなんですか。じゃあもう少しだけ進んで引き返します(くぅ…)」

と、こちらを怪しいバイクと思ってか、それとも迷い込んできたバイクだと思ったのかは分かりませんが、警戒と牽制の意味を込めて盛んに行き止まりであることを叫んで告げるおっさん。言われなくてもそんなことは分かっているのですが、まるっきし無視するわけにもいきません。こいつはやっかいなお方だなと思いつつ、適当に返事をしておいてダメもとでさらに前進することに。
■「これのことか…」おっさんに呼び止められた地点から少し進むと、前方には予告通り数本の倒木が現れました。車でならいざ知らず、オフバイクでなら軽くクリア可能な状況でしたが、その先は雑草が繁茂していてどのみちあまり奥には進めそうにもない様子。おっさんとの遭遇の件もあり、ここはその雰囲気と現状が分かっただけで良しとしておいた方が良さそうです。というわけでXRを反転させて大井戸線の探索はひとまず終了としておくことに。
→今来た道を振り返る!
→探索終了!

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