このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2011.04.24
No.C-159

日在高谷線■いすみ市 ■半ダート
■「高谷」地区から「佐室」地区とを結ぶ

 進むにつれて変わりゆく雰囲気と多彩な路面で気軽に軽微な荒廃が楽しめる! 

 ↓藪荒れ系から山道じみた山土系まで変化に富んだ路面が展開しますが、延長
 距離的には短いので、そういうのが苦手な方には経験値稼ぎにぴったりかも。


……こんな感じ……
■いすみ市のR465号線沿いの丘陵部に存在する半ダートの完抜林道。 路面はコンクリ舗装とダートが半々くらいで、高谷側から入線すると、先へと進むにつれて放置系による荒れが徐々に現れてくる。荒れについては前半は雑草による藪系で、後半では山道じみた山土路面につきややスリッピーに。いずれにしても林道自体の延長距離そのものが短いため、軽い気持で荒れを楽しみたい方にはちょうど良いかもしれない。沿道の雰囲気も前半は明るめだが、後半はジャングルじみた鬱蒼としたものとなり、その変化も楽しめる。ただし、林道標は国道そばの佐室側入口には存在せず高谷地区側の入口にのみ設置されているため、そのアプローチはなかなか難しい。

■他県からアプローチすると林道ツーリングには組み込みにくい位置にあるいすみ市ですが、「房総林道はそのほとんどが舗装林道である」とのイメージを払拭するかのように、同市においてはダート残存率だけは高く、そういう意味では楽しめる地域にて忘却の彼方に存在していたのがこの日在高谷線。ただし、そのひし形は最寄りの国道であるR465号線からかなり引っ込んだ地点にあるため、偶然に発見できるという可能性は限りなく低いと言えるでしょう。というわけで、はからずもそこにたどり着いてしまったという幸運を喜びつつ、テンションマックス状態でいざ突入ですよ!
→起点を振り返る!
■入線直後は簡易コンクリ舗装の日在高谷線ですが、数十メートル進むと右手に「連加谷堰」という溜池が現れます。そしてそれと同時に舗装も途切れてダートが出現しました。「いくらレア林道でもオール舗装じゃあねぇ…」と思っていただけに、こいつは何とも嬉しい誤算ですね。
→連加谷堰を眺める!
■さっそく連加谷堰の横からダート区間に突入します。やや草むしたワダチダートは通行量の極端な少なさを物語っており、「林道探索という目的でオフバイクが立ち入ったことが過去にあったのだろうか」と、ちょっと思ってしまうような感じです。
■少々閉鎖的で草深いですが、平坦で走りやすい路面が続きます。雰囲気的には全くの許容範囲内なので、「た〜のし〜い〜な〜かま〜が〜、ぽぽぽぽんっ! おはよううなぎ〜!」と、ここ最近やけに連発していた頭に残るあのフレーズの鼻歌交じりで気分良く進むことができました。
■「舗装だ!」ただし、そんな心地よいワダチダートも長くは続かない模様。しばらく進むと無情にもコンクリ舗装が現れてしまいます。こんな場所で虫食いに舗装する意味なんて…と思ってしまいますが、こればかりは仕方ありませんね。
■ダート区間はそれなりに開けて明るい小春日和的な明るさに満ちていましたが、路面が簡易舗装化すると進むにつれて、僅かづつ閉塞感が増してきます。どうやら両脇から迫る藪が圧迫感を与えてきているようでした。
■最初はまともであったコンクリ舗装路も、前進するにつれて大量の落ち葉と小枝で路面は埋没気味な区間もちらほらと。そういう所では舗装の表面がすっかり隠されてフカフカとした腐葉土ダートそのものであり、雨天後などはヌルっといきそうなので、そのつもりで。
■鬱蒼とした藪山の真っ直中を緩やかな登りで延びる簡易舗装をたどってさらに前進すると、このような無名の峠地点が現れました。ここを境としてこの先、さらに鬱蒼とした藪山の中へと下り進むことになります。
■そして無名峠を越えて降路に差しかかると再びダートが復活。やや急な傾斜角度と蛇行で薄暗い森の中へと続いていました。「ここを下りきった山中の窪地か谷間で終点か?」と、何となく先が見えてしまったような雰囲気ですが、もちろん、それは進んでみなければ分かりません。
■ワダチ部分に頭大の岩石あり。それにしてもこの岩石はどこから転がり落ちてきたのでしょうか? 左右は藪のみで、それらしい険しい崖は見当たりません。林道では時として、このように全くそれらしくもない地点に落石が転がっているのをたまに目にしますね。ま、ここは林道なので落石の一つくらいもあるでしょうけど。
■さらに下って進むと、その先にはこのようにガードレールの設置された区間もありました。車両の通行はもうほとんど無きに等しい状態ですが、それを前提とした最低限の道としての整備だけは行われていた模様です。
■路肩にガードレールが設置されていたことで、ここは車の通る道であることを再認識しましたが、その先には放置臭の漂う藪の光景(最上段画像を参照)が…。まさか自然消滅状態になっているのではと危惧されましたが、道筋はさらに続いているようでした。
■「あ、また舗装路が!」ちょっとした藪の茂りを掻き分けて進むとそこにまたしてもコンクリ簡易路が…。ということで、日在高谷線は消滅することなくさらに続いていることを確信、あわよくばどこかに抜けられるという期待を込めてなおも前進します。
■「それにしてもこんな道を通る車って一体…?」前後左右藪まみれな山の鞍部のような地点を下って簡易舗装路が続きます。ほのかに漂う荒廃臭は自然災害系ではなく、やはり車両の通行がないため必然的に放置が続いたことによるのでしょう。
■「はて…?」コンクリ舗装の下り坂を降りてゆくと舗装が途切れて突然T字路に突き当たりましたよ。左手は山道チックなフカフカダートが登り坂で森の奥へと続いており、一方の右手側は作業道レベルのホカホカな土質ダートでさらに下っています。左手は行き止まりくさいですが、右手はどこか下界にでも抜けていそうな雰囲気です。というわけでここは右折して進んでみることに。
→さらに日在高谷線を進む!
→もう引き返す…
→左折側の様子をうかがう!
→右折側の様子をうかがう!

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