このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2010.05.29
No.C-160

大楠台深堀線■勝浦市 ■全線舗装
■勝浦市「小羽戸」地区から「大楠」地区とを結ぶ

 鬱蒼とした雰囲気漂う忘却の彼方に忘れ去られたショートなオール舗装林道 

 ↓隧道を抜けたら後は下るだけのショートなオール舗装林道。雰囲気は暗めで
 わざわざ訪れるほどでもないですが、一応、存在しているということで…。


……こんな感じ……
■勝浦市の県82号線沿いの 「小羽戸」地区から隧道にて山越えをして隣接する 「大楠」地区へと抜けている全線舗装林道。付近には、現在ではほぼ通行不可となった杉戸林道が付近に存在していることもあって、房総ではそれなりに訪れる機会もあるエリアに存在するが、まずといってよいほど知られていない1本でもある。ただし、冒頭にて述べたように当林道はオール舗装状態であり、沿道には昼なお薄暗いジメジメとした森が展開して雰囲気的にもやや暗め。おまけに延長距離も短いとあっては、忘却の彼方に忘れ去られた状態にあるのも頷けるかと。なお、途中には未舗装分岐が存在しているので、山道系の道に興味がある方は訪れてみるのも一興…かも。

■大楠台深堀線は勝浦市を走る県82号線 「小羽戸」地区に入口がありますが、 林道標は県道からは見えない少し引っ込んだ地点に存在しています。県道からは目と鼻の先に位置しているのですが、分かり難いので「北中学校」入口を目印とするのがベスト。そして中学校入口脇から続く細道を少し進むと、そこにはヤレてイイ感じにくたびれた大楠台深堀線のひし形が!
■で、これが農道のような細道から直角に分岐している大楠台深堀線の入口です。ちょうど左手には北中学校のグランドのネットが見えており、その脇を抜けるような形で前方の鬱蒼とした森に向かって舗装路が延びていました。
■左手に北中学校のグランドを眺めつつ進むと、そのすぐ先にコンクリ隧道が見えてきます。ちなみにこの隧道は「深堀トンネル」といい、入口左手にも青い鉄板タイプの林道標がなぜか存在。
■隧道内部を通過中。ここはご覧の通りコンクリ隧道であり、内部はもちろん舗装状態にあって長さも短いので、ここでは特に述べることも無し…。林道は県道沿いの小羽戸地区から、山一つ越えた隣接する「大楠」地区とを結んでおり、その間を隧道にて抜けているというわけです。
■隧道を抜けると路面は舗装されてこそいますが、梅雨時にはヤマビルでも出現しそうな鬱蒼とした森の中を下って延びています。この大楠台深堀線は隣接する地区同士を結ぶ林道なので延長距離は短く、大楠地区から林道入口にある北中学校までの通学路や、近在の方の散歩道となっているのかもしれません。探索時にはトレパン姿のオッサンがジョギングしていましたよ。
■薄暗い陰鬱な森の中を下って進むと右手に分岐する名無し系ダートの入口がありました。そこには地面の土も見えないほどに大量の落ち葉が堆積、見るからにフカフカな路面状態に。これがどこかへと抜けているのか否かは未突入につき不明ですが、別にどうでもいいか!
→分岐ダートの様子をうかがう!
■分岐ダート入口を過ぎてさらに進むと、藪が開けていきなり建物が! ここは何かの会社の倉庫のような建物であったような気がしますが、それとも自動車修理工場のガレージだったかな? 正確なところは失念してしまいましたが、降ろされたシャッターの前にはなぜか乗用車が数台止まっていたっけ。う〜ん、こんな淋しい人気のない場所に立地している会社って…。
■舗装はされていても地元車でさえ滅多に立ち入ることはないのか、所々でコケむした舗装路が続きます。それにしても、正統派のまっとうな林道ライダーであれば、絶対に受け入れられないこのような舗装林道にて自分は一体何をしているのでしょうか。我ながら全く困ったもんですが、ま、このような林道もあるということで。あはは…。
■その後さらに下っていくと、坂道を降りきった地点に終点を示すひし形が現れました。路面にまで侵出した雑草まみれな路肩に中が埋もれるようにそれは存在、どうやら藪以外には何もないこの地点が大楠台深堀線の終点になっている模様です。というわけで、普通に走れば所要時間はものの10分もかからない大楠台深堀線の探索はこれにて終了。
→探索終了!
→振り返る!

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