このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 広場林道/ Hiroba林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2012.10.27 / No.C-170 
 [ 所在地 ]鴨川市 [ 状態 ]ピストン半ダート [ 接続林道 ]郷台林道 [ 分岐林道 ]-
 清澄山系の秘境に隠された比類なき雰囲気の良さを誇る尾根筋ピストン!

前は県別地図でもきちんと「車道」として記載されていましたが、現在では破線の山道扱いとなってしまっている万年封鎖の郷台林道。目指す広場林道は県81号線「清澄寺」側の入口からしばらく進んだ先の左手に存在していました。そしてこのように「林道広場線」と記されたひし形もちゃんと設置されています。ちなみに厳重なゲートによって封印されている郷台林道ですが、清澄寺側入口から元清澄山(344.2m)への山道入口までは「関東ふれあいの道」にも指定されているため、徒歩でならばその区間に限っては立ち入り自由とのこと。残念ながらオフバイクでのアプローチは不可能ですが、全国あまねく全ての林道を探索するという使命を担っている(?)からには見逃すことはできません。ここは一念発起、徒歩による広場林道探索を敢行してみたいと思います。
→広場林道入口の状況!
→広場林道入口の状況!
れでは、いざ広場林道へと突入してみたいと思います。「お知らせ この林道はこの先1.8kmで行き止まりです 通りぬけできません」と記された立て看板の置かれた入口から広場林道へと立ち入ってみると、まずはコンクリ簡易鋪装の急な下り坂でスタートしていましたよ。
歩探索者にとっては嬉しくない心臓破りの降路を下って進むと、すぐにダートが現れました。ここはかなり急な坂道なので、関係者両通過のための坂道対策となっていたみたいです。思わずほっとしますが、わざわざ徒歩で来ているのに全線鋪装では悲し過ぎますからね。
場林道のダートはS字カーブの連続で一気にかけ降りていきます。その急傾斜なるゆえか、路面の砂利がすっかり洗い流されているようで、ここではツルツルな岩盤がむき出しとなっていました。雨天時には摩擦係数ゼロのナメ滝となっていそうな予感です。
→路面状況を眺める!
坂の岩盤区間を過ぎてさらに下って行くと、再び極短のコンクリ簡易鋪装が現れました。そして鋪装区間の脇の林の中にとある仕掛けを発見したのですが、それはなんだか分かります? この画像ではかなり見にくいですが、カンの良い方なら分かると思います。
→林道脇を調べる!
ワナ設置地点を過ぎると入口から連続していた降路区間はひとまず終了。なだらかな平坦コースが始まりました。ここは勾配区間ではないのですが、砂利が部分的に洗い流されてその下の岩盤が頭を覗かせている箇所もあったりします。
うやらこの広場林道は山の稜線伝いに延びているようです。しばらく進むと両脇に純白の真新しいガードレールの設置された尾根筋らしい雰囲気の地点が現れました。路面は柔らかい芝生のような雑草が茂ったワダチダートで、小石をじゃりじゃりと踏み付ける感触が心地良かったなぁ。
索時の季節は10月末の秋。 澄んだ山の空気に冷たさを感じるものの、林道には陽がポカポカと照りつけ、さらに徒歩なので歩いていると身体が暖まってちょうど良い感じです。うむ、不本意ながらも、歩きによる林道探索はやはり秋に限るな。もしもこれが真夏であったら、おそらく滝のような汗による塩分消失および暑さでぶっ倒れてしまうことでしょう。
して3度目のコンクリ簡易鋪装区間の出現。まあ、極短だったので勘弁しておきますか。
るい雰囲気で実に気持の良い尾根筋の森の中を進んで行きます。木々の向こうには澄みきった蒼空が広がり、人の気配というものが全く感じられない静寂そのものの林道。今この瞬間、そう簡単には訪れられない広場林道をまさに一人占めしているかと思うとニヤリとしてしまいます。へへ、わざわざ歩いて来た甲斐があったというものだな!
根筋の平坦コースにて。関係車両もこの林道へは滅多に入って来ないのか、雑草が適度に茂ったワダチのヤレ具合がイイ感じ! ここをオフバイクで走行できないのがとても惜しまれますが、それを言ってみても仕方のないこと。ならば徒歩にて存分にその雰囲気を味わい尽くすのみ!
→ワダチを眺める!
総にありがちな昼なお暗く陰気な森とはかけ離れ、実に明るい雰囲気に恵まれていた尾根筋を気持良く進むことしばし、やがて行く手にこのような右折を発見! ほう、未知なる広場林道の未知なる支線か。う〜ん、これは実に気になりますよ。
→右折してみる!
の辺りは房総でも特に山深い場所であることは先述しましたが、それでも尾根筋の高所ゆえにこの開放的な雰囲気です! 数ある千葉県の林道の中でもその趣の素晴らしさはトップクラスかと。ここはとても千葉県の林道とは思えませんよ。まあ、止むにやまれず林道を歩くとなれば植林とかではなくて、できればこのような雰囲気の中を歩きたいものです。もしも広場林道がオフバイク走行可能であれば、間違いなくAランク決定ですが、おっと、またそれを言ってしまいましたね。あはは!
だし、ひたすら歩き続ける徒歩での林道探索はそれなりに体力を消耗します。どこか景色の良いメシ場がないものかと物色したところ、ちょうどうまい具合に路肩に岩盤があったので、そこで休憩を兼ねて菓子パンと珈琲ドリンクのささやかなランチとしておきました。
→し、しまった・・・!
→景色を眺める!
さやかなランチを摂取してさらに広場林道を進みますが、ここに来て4箇所目のショートなコンクリ簡易鋪装。まあ、全線鋪装よりは格段にマシですが、できうることならば無機質で味気ないその姿はもう見たくない・・・。
→もう飽きた・・・
→さらに広場林道を進む!
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