このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 小土呂3号林道/ Odoro3gou林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2013.12.14 / No.C-184 
  溜め池脇から廃田沿いに廃れた土質ダートで延びるショートな放置系ピストン


↑農道であるといっても通用するような状況、雰囲気ですが、はっきり言って廃れています。林道標も存在しないので場所も分かりにくいし…。
多喜町「小土呂」地区にあるショートなピストン林道。入口地点に民家があるため、起点から数十メートルのみは鋪装されているが、以降は全てダート状態となる。終盤区間で僅かな勾配が見られるが、基本的には水平コースでコースそのものに険しさはない。ただし、道すがらには荒れ地と化した廃田が続き、雰囲気は陰気な雰囲気は否めず、路面もそのような状況を反映してか土質系。雨天後には注意したい。なお、林道名が「3号」となっていることから推測できるように、付近には「小土呂林道」も存在するが、「小土呂2号林道」については存在自体が所在と共に今のところ不明である。

 [所在地]大多喜町
 [路面状況]半ダート / ピストン
 [コース]大多喜町「小土呂」地区内に延びる

い季節は重箱の隅を突くような近場の林道探索がちょうど良い。そんな気分でやって来たのが、県27号線にほど近い「小土呂」地区に存在する小土呂3号線林道です。そこはとても林道の入口だとは思えないようなのどかな田圃の一角であり、はたして予測していた通り林道標の姿はどこにもありません。ただし、それでもここに小土呂3号線という林道が存在していることは確認済み。
なみに千葉県の総林道数は2012(平成24)年時点で333本とのこと。これだけの林道が存在しているのであれば、林道標が存在しない林道がくさるほどあってもおかしくはないでしょう。などと考えながら民家脇の舗装路をほんの僅か進むと、そのような林道標未設置な林道の1本である小土呂3号線の路面は、突然現れた溜め池の脇でダート化していましたよ。
め池の脇を抜けてその先へと続くダートを進みます。陽射しが眩し過ぎて画像では上手くとらえきれていませんが、路肩の右手はじゅくじゅくな沼地のような荒れ地となっていました。ダートの路面もやや土質っぽい状態です。
そらく、ダート右手の荒れ地は以前は田圃であったと思われます。減反だとか、なんやかんやで廃田されてしまったのでしょう。とすると、この小土呂3号線は元々は林業用ではなくて、農道系林道として開設されたのでしょうか? 明らかに木材の切り出しなどが行われた形跡もないし…。
かに「小土呂3号林道」は存在していますが、実際に車道として機能しているかどうかは別の話みたい。さらに進むと、右手の斜面から延び放題な潅木の茂みが路面に覆い被さっている地点もありました。限り無く希薄な車両の通行状況がうかがい知れるというものです。
だし、まったく通行が途絶えているかといえば、そうではないみたい。僅かに軽トラのものとおぼしき四輪のタイヤ跡が認められましたが、それは山林へと立ち入るハンターのものだと思われます。やはりこのようなヘロヘロな林道へと立ち入るのはハンターぐらいなものですね。
土質の路面には枯葉が腐葉土と化して厚く堆積。潅木の茂みは覆い被さるわ、路面はホカホカ状態だわで、ほとんど放棄状態です。ちなみに2007(平成19)年時点での千葉県の総林道数は373。それが2012(平成24)年時点で333本にまで減少したのは、林道そのものが林道以外の公道や私道へと用途変更されて消滅、またはなにかの用途に転用されて林道施設そのものが消滅、さらにはこのように廃れて消滅した結果だと思われますが、この小土呂3号線もたぶん危ういな…。
うげぇ…」徐々に山道化して先細りする小土呂3号線のダートをたどって進むと、その先でまさかの倒木が…。 まあ、突破できないこともないですが、無理して進んでみてもここは所詮ピストンです。たまには状況をありのままに受け入れて、ここは潔く撤退としておくことに。というわけで、もはや廃れに廃れきった小土呂3号の探索はこれで終了です。
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